「昔取った杵柄だから任せておいて!」なんて言葉を、あなたも聞いたことがありますよね。
運動会でのパパママだったり、地域のお餅つき大会だったり…
聞いたことはあるし、何となく意味も知っている。
でも、誰かに「教えて!」と言われると、ちょっと躊躇してしまう…そんな言葉って、思いのほか多いものです。
お子さんが幼稚園や小学校に通いだすと、保護者同士のお付き合いや地域の方々とのお付き合いも自然と増えていく。
そんな中で、あなたの語彙力が試されることがあるかも(;´∀`)
せっかく、知っているのに「何となく」では勿体ない!正しい意味や使い方を学んで、上手に使っていきましょう!
もしかしたら、ママ友の間で「〇〇ちゃんママって知的!」と褒めてもらえるかも!!
そこで今回は「昔取った杵柄」の意味や語源・使い方を紹介していきます。
特に使い方では、例文を使って「あるある!」と言いたくなるような状況での使い方を紹介をしていきますので、最後までご覧くださいね。
それでは、まずは意味と読み方から、一緒に見ていきましょう!
昔取った杵柄の意味・読み方!
何となく「腕前」のことを、「杵柄」と例えて言っているのかな?という気はしますが、なぜ「杵柄」になったんでしょうか?
そんな疑問は、語源を見ていくことできっと解決できますよ!
と、いうわけで次の章では語源を紹介していきます。
昔取った杵柄の語源・由来とは?
「昔取った杵柄」の語源をたどると日本のある年中行事にたどり着きます。
「もしかして、お餅つきが語源じゃない?」と予想したあなた!
さすがですね、大正解です(*^-^*)
餅つきと言うと「ペッタンペッタン」とつく合間に、タイミングよく「合いの手」が入る。そんな光景を思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
「臼に入れた餅米を杵で叩く、合いの手で餅米をひっくり返すだけ」
それを繰り返すだけの簡単で誰でもできそうな感じがします。
しかし、実際に美味しいお餅をつくのはとても難しいです。
杵だけで餅米を綺麗につぶして粘り気がでるようつく。
水分調整しながら米粒が残らないように餅をたたむ合いの手。
それらをちょうどいい出来具合を見極める勘とコツが必要!
ちなみに、昔は毎年餅つきをしていました。
「勘」と「コツ」は、毎年行われる餅つきで経験を重ねて身に付けてたものですね。
この勘とコツのおかげで、美味しいお餅をつくことができるのです。
こうして、長い間の経験を経て身に着けた「コツ」や「勘」は、少々時間が開いても衰えるものではありません。
熟練の技、いわゆる「身体が覚えている」というやつです。
「昔、杵柄を手に取って餅つきをしていたから身体が技を覚えている」それと同じように「昔、身に付けた技能や腕前は体が覚えているんだ。」というふうに比喩表現したというわけですね。
これが「昔取った杵柄」の語源ですね。
語源が分かったところで、少し単語の意味の説明をしますね。
「杵柄」とは、餅をつくときに使う杵の握る部分の事です。
「取る」の意味はたくさんありますが、今回の意味は「手に取って操作する」が該当します。
単語の意味を知る事でより理解が深まったと思います。
次の章では、いよいよ例文をつかって使い方を紹介しますね!
昔取った杵柄の使い方・例文!
では早速、例文を見ていきましょう。
ママ生活のなかで「あるある!」な例文にしてみましたよ(*^-^*)
こちらの例文は、人に対して「昔取った杵柄」を使っています。
この場合は、褒め言葉や称賛の意味で使うことが多いですね。
次の例文はどうでしょうか。
こちらでは、自分自身に対して「昔取った杵柄」を使ってみました。
「以前に経験がある」ことを伝えている文章でしたね。
ここまでで意味・語源に加えて使い方もしっかりと学びました。
これからは自信をもって「昔取った杵柄」を使っていきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「昔取った杵柄」の意味や語源・使い方をご紹介してきました。
実は、英語のことわざに「昔取った杵柄」に該当するものがあるんです!
You never forget your own trade.(自分自身の生業は決して忘れない。)
どんな生業にも「勘」や「コツ」は必要なものですもんね!
国が違っても熟練の技というものは、やはり存在するんですね。
「コツ」や「勘」といったものは、体力にあまり関係がありませんから、熟練の技を大いに使ってもらいましょう。
しかし、杵柄がスポーツであった場合は注意が必要ですよ。
自分が思っている以上に、歳とともに体力は落ちてしまっているものです。
はりきって、子どもと一緒にサッカーをしてアキレス腱を切ってしまったパパ。
これ、リアルに存在しているんです( ̄▽ ̄;)
あまり無理をしないでくださいね。
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