「とうとう、首を切られたんだって・・・。」
とても残酷な言葉で、絶対に言われたくないですよね(;´Д`)
しかし、どうして「首を切る」という表現をするようになったのでしょう?
耳にする機会は多いけれども、どうしてそういうの?と聞かれてもはっきりと答えることができない。
そんな言葉は意外と多いものです。
間違えて使って恥をかかないためにも、今回は「首を切る」の正しい意味や使い方・言葉の生まれた背景を紹介しますね!
まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう。
首を切るの意味・読み方!
言葉自体もそうですが、意味もやっぱり怖いですよね((( ;゚Д゚)))
次の章では、そんな怖い「首を切る」が生まれた背景を見ていきましょう。
首を切るの語源・由来とは?
「首を切る」の語源をたどると、古典芸能のひとつ「人形浄瑠璃」にたどり着きます。
とはいっても「人形浄瑠璃」自体になじみがないのでピンときませんね(^-^;
まずは「人形浄瑠璃」とはどんなものなのかを、紹介しましょう。
テレビや映画のない時代の娯楽として、すごく流行ったんですよ!
「人形劇」を想像していただくと、分かりやすいと思います(*^-^*)
また、大阪の人には「文楽」といった方が、分かりやすいかもしれませんね。
(間違えがちですが、「文楽」=「浄瑠璃」ではありませんので気を付けましょう。「文楽」は「文楽座」という「浄瑠璃」を演じる劇団のひとつの名前です。)
さて、ここからが語源のお話になります。
人間に見立てているのに、「頭をはずす」や「首を抜く」ではおかしいですからね。
これが「首を切る」の語源です。
次の章は、使い方を見ていきましょう!
首を切るの使い方・例文!
こちらの章では、例文を用いながら「首を切る」の使い方を紹介しますね^^
と、このように「首を切る」を使います。
どの例文も「免職・解雇する。」という意味で、「首を切る」を使っていますね。
現代ではなかなか「打ち首にする」という意味で「首を切る」を使う機会はないでしょう。
しかし、仕事などで首を切られた場合はある意味「打ち首」状態なのかもしれません。
自業自得な人も、中にはいるでしょうが…
まとめ
いかがでしたか?
「首を切る」の意味や語源・使い方を見てきました。
免職や解雇することは、他にも言い表し方はあります。
「首を切る」の類語をご紹介させていただきますね。
- 任を解く:自らに課せられた義務や責務を解くこと。
- 馘首(かくしゅ)する:雇い主が使用人を辞めさせること。解雇。免職。
- レイオフ( layoff):不況による操業短縮などに際し、余剰となった従業員を景気回復後に再雇用する条件で一時解雇する制度。
- リストラ: Restructuring ( リストラクチャリング ) 」の略語。退職させること。人員整理。首切り。
英語だと、you are fired.で、表すことができます。
直訳は「あなたは弾丸のように銃で発射されている。」ですが、「首を切る」と意訳されるんですよ。
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