よく耳にするし何となく意味は知っているれど、正しい意味や使い方が分からない・・・。そんな言葉って意外に多いですよね。
「目をつぶる」もそんな言葉のひとつではないでしょうか?
社会人になると語彙力がある方が仕事がスムーズにいくことが多いです。
正しい意味や使い方を知らなくて使えない言葉が多いのは本当に勿体ないですよ。よく聞く言葉ならなおさらですね!
そこで今回は「目をつぶる」の意味や語源・使い方をわかりやすく紹介します!
特に、使い方では例文をあげて分かりやすく説明していますので、ビジネスシーンなどに役立つこと間違いなしです!
それでは早速、意味と読み方から一緒に見ていきましょう!
目をつぶるの意味・読み方!
「目をつむる」や「目を塞ぐ」とも言いますよ。漢字だと「目を瞑る」と書きますね。
①の意味は、見たままの意味ですから納得できます。
しかし、その他の意味はどうやって生まれてきたのでしょうか?
次の章で確認することにしましょう。
目をつぶるの語源・由来とは?
結論から言ってしまいますが、「目をつぶる」には、残念ながら語源らしい語源がありません。
単語ごとの意味が連なってできている言葉なんです。
という訳で、今回は「目をつぶる」の言葉の成り立ちを掘り下げて説明していきますね!
「目」の意味は、もちろん「物を見る働きをする器官。「eye」」ですが、他にも「 見ること。見えること。」と、いう意味もあります。
次に「つぶる」は、「まぶたを閉じる。」「見て見ぬふりをする。」と、いう意味になります。
ふたつの単語の意味を合わせると…
①の意味の元となる「目のまぶたを閉じる。」
②の意味の元となる「本当は見えていることを見て見ぬふりをする。」と、なりますね。
「目」を「閉じて」しまえば、「見えなくなる」ので、②の意味は比喩も使われていますね( ..)φメモメモ
ここまでで「目をつぶる」がどんな意味の言葉なのかが分かったと思います。
次の章では、実際に使うことを仮定して例文を使いながら使い方を紹介していきますね!
目をつぶるの使い方・例文!
では、例文を見ていきましょう。
今回はビジネスシーンに重点をおいた例文にしてみました(*^-^*)
「部長」が「部下」の失敗を知ったけれど、「自分から」知らなかったことにしてあげようと言ってくれています。
厳しい中にも、部長さんの思いやりが感じられる使い方です。
だからって、失敗を繰り返すのはいけませんよ!
「Mさん」の会社の人達が諦めて無視することにしてしまっています。
注意してくれているうちに改めないから、こんなことになってしまうんです。
しかし会社のことを考えるなら、何とかしなくてはいけませんね。
「自分」の見られたくないことを「課長」に見られ、「自分」から見なかったことにしてほしいと頼んでいますね。
「ウソ」や「ズル」に対して目をつぶってほしい…よく使われる使い方ですね。
ちなみに、この使い方は「言い訳」や「責任逃れ」、「開き直り」の意味に取られてしまう場合があります。
特にビジネスシーンでは注意しないといけませんね!無責任な人と思われてしまう原因のひとつになってしまいますよ。
しっかりと意味や言葉の成り立ちを理解したあなたなら大丈夫です。
自信をもって使っていきましょう(*^^)v
まとめ
いかがでしたか?
「目をつぶる」の意味や語源・使い方を見てきました。
せっかくなので、「目をつぶる」の類語も紹介しておきますね。
- 大目に見る:人の失態を責めず寛大に受け止めること。
- 目を背ける:見ていられなくて、視線をそらす。関わり合いになることを避ける。
- 目こぼしする:とがめるはずのことを、わざと見逃すこと。
- 看過(かんか)する:あることを目にしていながら、そのままほうっておくこと。見逃すこと。
などがあります。
それぞれ少しずつニュアンスが違っていますから、状況に応じてうまく使い分けて「慣用句を上手に使える人」になりましょう。
英語表現だと「目をつぶる」と「大目に見る」は同じ表現になるんですよ。
overlook
「違反や失敗を、それほど重要視しないで特に何をするわけでもなく放置する」「その問題に気付かず、うっかり見逃してしまう」という意味です。
Please overlook my faults.
私の失敗に目をつぶってください。というふうに使います。
この英語表現からも分かる通り、「目をつぶる」と「大目に見る」は全く同じ意味の言葉と言っても過言でないくらい意味も用途も似ている言葉です。
日本語での表現は違うのに、英語では同じなんて不思議ですね。
こういう外国語での表現を勉強するのも、慣用句やことわざの勉強の楽しいところですね。
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