「膝を打つ」ってよく耳にしますよね。むしろ使っていることも多くあるのではと思います。
この間、会議が終わった後に、上司が「Aさんが出した案には、思わず膝を打って納得しちゃったよ」と言っていました。
「Aさんが出した案、すごく画期的だったんだな」と思いました。
なんとなくですが、「膝を打つ」って、自分の中で「おっ、これはすごい考えだ」と思った時に使う言葉だと思っていたので。
しかし、実際のところ、「膝を打つ」はどんな意味をもっているのでしょうか。
動作は思い浮かびますが。もしかしたら、自分が考えていた意味と全然違っていたりして…
そんな心配を払拭するために、今回は「膝を打つ」の意味や語源、使い方を確認していきましょう。
膝を打つの意味・読み方!
なので、「膝を打つ」が使われていたら、「感心した、思いついた」などの意味が含まれています。
先ほどの上司の言葉の意味は、「Aさんが出した案は、感心して膝を叩いてしまうほど納得できる案だった」ってことだったんですね。
詳しい使い方については、あとで例文を使って説明しますね。
膝を打つの語源・由来とは?
人の話を聞いていて「おっ、それすごいな」と思ったときや、「この考え、すごく良いんじゃ?」と思い浮かんだときって、思わず膝をぽんっとたたく動作をしちゃいますよね。
「膝を打つ」は、この動作が言葉の由来になっています。
膝を打つの使い方・例文!
「膝を打つ」は感心したときや、思いついたときにする動作のことでしたね!
では例文を見ながら使い方を確認していきましょう。
分量の把握ってわりと大事だったりしますよね。
この例文の場合は、先輩からもらったアドバイスに感心して、膝を打つ動作が出ています。
「なるほどなぁ」と感じたり、自分の悩んでいた答えにすっぽりとハマるような回答が得られた時など、膝を打つ動作がでる場面で使えます。
続いて、二つ目の例文も確認していきましょう。
今回の例文では、自分で考えているときにふっと良い考えが浮かんできて、膝を打っています。なにかひらめいた時にも、「膝を打つ」が使えます。
類語の確認もしていきましょう。
「膝を打つ」の類語
- 膝を叩く(ひざをたたく)
- 合点がいく(がてんがいく)
- ひらめく
- 感心する
- 納得する
「膝を打つ」の同義語。物事に納得や関心をして膝を叩く動作のこと。
理解できる。納得する。
考えや思いが瞬間的に思い浮かぶ。
すぐれたものとして深く感じて、心を動かされること。
他人の行動・考えに対して十分理解して、もっともだと認めること。
上記の言葉でも、「膝を打つ」の言い換えができます。
使用した例文を言いかえてみましょう。
「一覧表にすれば仕事の把握も簡単だし、先輩の話を聞いて納得した。」
「更に30分が経過した後、ふと、的を得た考えをひらめいた。」
「膝を打つ」という言葉をつかうと、ぽんっとひらめいた感じや、少し驚きが含まれた納得感が出る感じがしますね。
手で自分の膝叩いちゃうくらいですから、「そんな考え方があったとは…」という驚きの雰囲気が出てきます。
まとめ
今回は、「膝を打つ(ひざをうつ)」について、意味や使い方を確認してきました。
思わず動作にでてしまうほど、納得したとき、ひらめいた・思いついたときに使う言葉でしたね。
思わず膝を打ってしまう機会って、ありますよね。
普段自分だけだと気づかないことに気づかされたり、ずーっと悩んでいたことの答えが急に見つかったり。
膝を打つような気付きがあった後は、きっとモヤモヤがはれてすっきりした気持ちになることが多いと思います。
そう考えると、「膝を打つ」って結構ステキな言葉ではないでしょうか。
今回「膝を打つ」の意味などを確認してきて、毎日とは言いませんが、「膝を打つ」ような機会があるといいなと思いました。
ぜひ、「おっ、すごいな」、「ひらめいた!」という瞬間には、「膝を打つ」の意味をちょっとだけ考えながら、自分の膝を軽く叩いてみてください。
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