「一喜一憂」は、よく耳にする四字熟語のひとつですよね。
なんとなく意味は分かるのだけど、正しい意味や使い方を人に教えるのはちょっと難しい・・・そんな言葉ではないでしょうか。
今、この記事を読んでくれているという事は、一喜一憂について、何かを知りたいと思ってますね^^
そこで今回は、一喜一憂の意味や語源、使い方など、分かりやすく紹介します!
まずはじめは、意味と読み方からです。
一緒に見ていきましょう。
一喜一憂の意味・読み方!
何かが起これば、そのたびに感情が揺れ動く様子を表した言葉ですね。
実は、私はこの言葉に、あまりよくないイメージを持っていました( ̄▽ ̄;)
「いちいち一喜一憂しない!」なんて言葉を耳すると良い気持ちしませんよね…。
しかし、「一喜一憂」は本当に良くないことなのでしょうか?
次の章で真相を確認しましょう!
一喜一憂の語源・由来とは?
いきなり結論から言うと、「一喜一憂」には、残念ながら語源がありません(-_-;)
単語ごとの意味が連なって出来ている言葉なんです。
という訳で、今回は「一喜一憂」を細か区切って意味を掘り下げて説明していきますね!
「喜」は読んで字のごとく、喜ぶことです。
「憂」は、「喜」に比べると見かけることが少ない漢字ですよね。
訓読みでは「うれい」と読み、「思いなやむ。心配する。つらい。」といった意味を持つ漢字なんですよ。
「杞憂 きゆう」(起こる事のないこと、必要のないことを心配すること。)などに使われる漢字ですね。
ここまでは、良くないことだという意味なんて含まれていないように見えますよね。
では、「喜」と「憂」に「一」を付けてみると・・・。
「何かひとつの事が起こるたびに喜び、何かひとつの事が起こるたびに悩んだり心配したりする。」と、なります。
実は、「何かひとつの事が起こるたびに」という前置きがつく事が、あまり良くない意味に使われる理由なんです。
そう、「起こる事」が「大きな事」であろうが「小さな事」であろうが関係なく、「何かあるたびに」「いちいち」「喜」んだり、「憂」う、ということが問題なんです。
例えば、命にかかわる事や今後の人生に影響するような大きな事なら、喜びや憂いが大きいのは納得できます。
しかし、小さな事までいちいち反応していたら…ハァ━(-д-;)━ァ…
あまり感情に左右されるのもよくないことですよね。
ちなみに、良い意味で使われる場合もあります。
スポーツ観戦などは、「一喜一憂」しても良いです!
映画や演劇なんかもそうですね。
次の章では、実際に使えるようになるために、例をあげながら使い方をご紹介していきます。
一喜一憂の使い方・例文!
そうですね。シュートが決まったときに、盛大に喜びましょう。
そのほうがきっと、ゲームが盛り上がりますよ。
そうそう。くよくよしていても始まらない。
しっかりと現実を見つめていきましょう!
最後に良い意味での例文をご紹介しますね。
と、こんな感じで「一喜一憂」を使っていってくださいね。
自信をもって使っていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
「一喜一憂」の意味や語源・使い方を見てきました。
「一喜一憂」は「周りの環境に変化があるたびに感情が左右されてしまう。」そんな様子を表す言葉でしたね。
では、どんな類語があるのでしょうか?
- 一顰一笑(いっぴんいっしょう):顔をしかめたり、笑ったりすること。ちょっとした表情の変化。また、人の顔色。
- 悲喜交交(ひきこもごも)悲しみと喜びを、代わる代わる味わうこと。また、悲しみと喜びが入り交じっていること。
が類語にあたります。
もちろん、英語でも表現できますよ。
- an emotional roller coaster (ジェットコースターのように感情が激しく上がったり下がったりする)
- once glad, now sad(一度は喜んだけど、今はガッカリ悲しい)
です。
「ジェットコースター」なんて、感情の浮き沈みをすごく上手な表現ですよね。
「一喜一憂」の他にも感情を表現する四字熟語がありますので、一例をご紹介しますね。
- 意気揚々:得意で元気のあふれているさま。
- 疑心暗鬼:疑いの心があるために取るに足りないことまで恐ろしく感じたり疑ったりすること。
- 興味津々:興味が尽きないさま。
- 誠心誠意:そいつわりなく、真心をもって事に当たること。
- 無我夢中:ある事にすっかり心を奪われて、我を忘れてしまうさま。
などがあります。
この他にも、本当に沢山の言葉がありますから、順次紹介していきますね!
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