「今年の忘年会の幹事役は僕が一役買って、段取りしますよ。期待してて下さい!」

少し前に転職してきたTさん。

すっかり会社になじんだようで、自ら段取りを買って出てくれました。

でも、Tさんの言葉になんだか違和感が…∠( ˙-˙ )/


一役買う


「一役買う」という言葉は、よく耳にする言葉です。

日常会話だけでなく、ニュースやドラマの台詞などにも出てきますよね。


何だか違和感があるということは、もしかしたら間違えた使い方をしているかも…。

よく使う言葉だからこそ正しい意味や使い方を分かっていないと、知らず知らず、恥をかいてしまいます(;´Д`)

そんなことは出来れば避けたいものですよね!

そこで、今回は「一役買う」の意味や語源・使い方を紹介いたします。

まずは、意味と読み方から見ていきましょう!



一役買うの意味・読み方!


「一役買う」「ひとやくかう」と読みます。

意味は、「自分から一つの役割を引き受ける。手助けする。」です。



つい「いちやくかう」と読んでしまいそうになりますが、もちろん誤りです。
読み間違えないように注意してくださいね。

ちなみに、「いちやくかう」と読んでしまったことで「一翼を担う(いちよくをになう)」と混同し、「一役を担う」なんてごっちゃにしていまう間違いが多いようですよ(;゚Д゚)!


「一役買う」の漢字を見る感じでは、「一つの役割を購入する」という雰囲気ですが、意味と合致しませんね。

なぜ、「自分から一つの役割を引き受ける。」の意味の言葉が「一役買う」になったのでしょうか?

次の章で説明しますね。


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一役買うの語源・由来とは?

今回ご紹介中の「一役買う」は、単語の持っている本来の意味も語源に関係してきます。
と、いうことで「一役買う」の単語ごとの意味を掘り下げて説明していきますね^^


まずは「一役」の「役」です。

「役」の意味はたくさんありますが、その一つに、「受け持ちの任務。役目。」があります。

簡単に言うなら相談役や脇役などの「〇〇役」のこと。

この意味が「一役買う」の「役」の意味にふさわしいですね。


次に「買う」の意味です。

こちらも意味は沢山ありますが、その一つに「進んで引き受ける。」というものがあり、こちらが「一役買う」での「買う」の意味です。


ここまでくれば「一役買う」の意味にたどり着くのはもう簡単ですよね。

単語の意味を組み合わせれば、「一つの係を進んで引き受ける。」となります。

「一役買う」の意味である、「自分から一つの役割を引き受ける。」に無事たどり着くことができましたね^^

さらに、もうひとつの意味の「手助けする。」は、「役割をひきうけてくれる。」ということは「手助けしてくれること。」と意味が転じたものですね。


さて、「一役買う」の意味と語源が無事わかりました。
と、なると次は実際に会話の中で使えるようになりたいですよね!

次に例文と使い方をいっしょに見ていきましょう。


一役買う

一役買うの使い方・例文!

早速 例文をみていくことにしましょう。

女優のAさんは、保護犬・保護猫問題を広く知ってもらうために譲渡会でバザーを開こうと一役買って出ることにしたらしい

彼女なら、老若男女問わずに人気があるから注目度が上がることは間違いなしだよ。



こちらの例文では、「注目度」を上げるために一役買ってでていますね。

有名人や人気者ならではのことです。

今回のH社との取引にあたっての情報収集に一役買って出ることにした

もちろん会社のためにではあるが、ゆくゆくは自分のためになるはずだから!



自分から一つの役割を引き受けることにした使い方ですね。

今度の慰安旅行の宴会が楽しいものになるように、僕が盛り上げ役に一役買って出ることにした

何をしたらみんなで楽しめるのか、今からしっかりと計画を練ろうと思う。



さて、こちらはどうでしょうか?

一見きちんと使えているようにも見えますが、実はこれ間違った使い方なのです

あなたは、どこが間違えているか気がつきましたか?

そうです、「盛り上げ役に一役買って出る」と、「役」が二重になっているんですね。

実はこの間違い方をする人はとても多いんですよ!

今回の例文だと正しい使い方の一例は、「僕が盛り上げるのに一役買って出ることにした。」です。


ここで、冒頭部分をちょっと思い出してみてください。

なんだか違和感があると、言っていましたよね。

そう、こちらも二重に「役」をつかっていることが、違和感の原因なんです。

「幹事役は僕が一役買って、段取りしますよ。」と二重に「役」を使ってましたね。

「僕が一役買って、幹事をやりますから段取りも任せてください。」とするのが正しい使い方です。

違和感の原因がわかって、スッキリとしました(´∀`)


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まとめ

いかがでしたか?「一役買うの意味や語源・使い方を見てきました。


「一役買う」には、類語はたくさんありますよ。
一例になりますが、紹介しますね。

  • 加担する:仲間に加わって助力すること。
  • 一助となる(いちじょとなる):何かの助けになること。
  • 後ろ盾となる:陰にいてあと押しをし,援助すること。また,その人。

などがあります。


「一役買う」は物事に関わったことで良い結果をもたらした場合に使われることが多い言葉です。

しかし、物事に関わるのは良いことばかりとは限りません。

悪い意味やどちらともとられる意味の言葉もありますので、ご紹介しておきましょう。

  • 首を突っ込む:関心や興味をもって、その事に関係をもつ。また、ある事に深入りする。
  • 手を出す:新たに関与する。
  • 一枚噛む:一員として加わっている。ある事柄に関係がある。
  • 片棒を担ぐ: 計画に加わって協力する。

などがあります。

良い意味で「一役買っても」、悪い意味で「片棒を担い」でも自分が力を貸すという意味ではは同じことです。

同じ力を貸すなら、良いことに力を貸して社会貢献していきたいものですね。


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