「疑心暗鬼」って言葉、なんだか怖いイメージありませんか?

私も子どもの頃、こわい文字が並んでいるという理由からか意味もわからず恐怖を感じた経験があります(;´Д`)


疑心暗鬼


何となく人を疑うという意味の言葉の気がする…と知ってからでも、なぜか恐怖心は消えません。

言葉が生まれた背景にはやはり「鬼」が関係しているのでしょうか?それとも、全く別のものなのでしょうか?

正しい意味や由来を知れば、恐怖心が消えるかも知れませんね。

そこで今回は「疑心暗鬼」の意味や語源について紹介します!

まずは、読み方と意味から、一緒に見ていきましょう。



疑心暗鬼の意味・読み方!


「疑心暗鬼」「ぎしんあんき」と読みます。

意味は、

  • 疑いの心があるために取るに足りないことまで恐ろしく感じたり疑ったりすること。
  • 疑いの心が妄想を掻き立てさまざまな不安を呼び起こすこと。

です。



「疑心」とは、読んで字のごとく「疑う心」

「暗鬼」とは、「暗闇の中の亡霊や鬼」です。

疑う心があると何でも鬼や亡霊に見えるように、見るものすべてを恐ろしく思ったり、疑ってかかったりしてしまう。ということですね。

ちなみに、もともとの言葉は「疑心暗鬼を生ず」です。現在でも、使いますよ。  


ここで、パソコンやスマホ・タブレットを使う方に注意点をひとつ。

「疑心」と「暗鬼」を分けて変換すると…「疑心暗記」となってしまう可能性が大きいです。

気を付けてくださいね。


誤表記や誤用を無くすためのには「語源を学ぶ」ということもひとつの方法です。
と、いうわけで次の章では「疑心暗鬼」の語源を紹介しますね。


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疑心暗鬼の語源・由来とは?

「疑心暗鬼」の語源をたどっていくと、古代の中国にたどり着きます。

慣用句やことわざの語源が中国にあるというのは珍しいことではないんですよ。むしろ、多いくらいです。


中国の「烈士・節符」という文献に語源があります。
語源となったの、はこんなお話です。

ある男が斧(おの)をなくしました。

男は隣の家の息子が斧を盗んだんのではないか?と疑い様子を見てました。

すると、隣の息子の歩き方・顔色・話しぶりどれをとっても怪しく見えてしまいます。

ところがしばらくして、男が山の中を歩いている時になくした斧を谷で見つけたのです。

斧が見つかった後に、同じように隣の家の息子を見ていると…

どこも怪しいようには感じなくなっていました。



隣の家の息子は何もしていなかったのに、男は疑いのまな差しで見ていた。それが、隣の息子を怪しく見せた原因。ということですね。

鬼は関係ありませんでしたね(;´∀`)


「疑心暗鬼」の語源を学んだことで意味をより深く理解できました。

次に例文を使って実際の使い方を見ていきましょう!


疑心暗鬼

疑心暗鬼の使い方・例文!

今回は、意味別にわけて例文をご介することにします。

それそれの特徴に気を付けて見ていってくださいね。

気を付けることは、ひとつ!
「疑いの心を持っている。」と、いう前提があることです。

まずは、「疑いの心があるために取るに足りないことまで恐ろしく感じたり疑ったりすること。」の意味を使った例文からです。

学園祭の目玉のひとつのお化け屋敷。

ただの教室のはずなのに暗幕で窓を覆い、真っ暗にしてあるからついつい疑心暗鬼になってしまう。

ついさっきも、ヒヤッと冷たいものが顔に当たっただけなのに、もうドキドキだよ。



「疑心暗鬼」にも「暗」という文字が入っているくらいですから、「暗闇」は良くない想像をかきたてるのには、うってつけのシュチュエーションなのでしょう。

お化け屋敷は「疑心暗鬼」をうまく逆手にとったアトラクションですね。

続いて、「疑いの心が妄想を掻き立てさまざまな不安を呼び起こすこと。」の意味を使いますよ!

最近、部室で物がなくなることが多発している。

その度にAくんが、「タオルを部室に忘れたから取ってくる。」「ちょっと、トイレへ。」なんて言って練習からよく姿を消している。

疑うのはよくないかもしれないけれどこんなことが続けば、Aくんが怪しいと疑心暗鬼になるのも仕方がないことだと思う。



Aくんは、たまたまタイミングが悪かっただけ…なのかもしれない。でも、疑う心があるから犯人じゃないの?と思ってしまう。

あまり遭遇したくないシーンですね。


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まとめ

いかがでしたか?
「疑心暗鬼」の意味や語源・使いかをご紹介してきました。

人を疑う心を持つことが前提で、使う「疑心暗鬼」でしたが、もちろん類語はあります。

  • 疑えば間に鬼を見る:心に疑いを持ってびくびくしていると、暗がりの中に鬼の形を見るような恐ろしい妄想を生ずる事を言う。
  • 幽霊の正体見たり枯れ尾花:幽霊かと思ってよく見ると枯れたススキの穂であった。実体を確かめてみると案外、平凡なものであるということ。
  • 茄子を踏んで蛙と思う:心が平静でないと、ありえないような思い過ごをするというたとえ。
  • 落ち武者は薄の穂にも恐ず:怖いと思えば、何でもないものまですべて恐ろしく感じることのたとえ。
  • 杯中の蛇影: 疑う気持ちが強くなると、つまらないことでも過剰に気になり病んでしまうことのたとえ。

などがあります。


英語はどうでしょうか?

  • Suspicion will raise bogies.疑いは悪霊を引き起こす
  • Doubts beget doubts.疑念が疑念を生む
  • Jumping at shadows.過度に恐怖や疑い不安を持つ様を表す言葉。
  • a doubt gnaw at~ 疑いが~をむしばむ

これらみんな、「疑心暗鬼」と意訳される英語表現なんですよ。

残念なことですが、日本でも外国でも人を疑ってしまう心があるのは同じなんですね。

せめて、家族間だけでも「疑心暗鬼」にならなくて済むように日々、過ごしたいものです。


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