「赤の他人は口を出さないで!」そんな言葉を言われた経験、あなたもありますよね。


赤の他人


喧嘩をしてしまったときや、何かもめ事になってしまったときに使われる言葉ですね。

でも、正しい意味や語源を聞かれると答えられない(-_-;)

「何となく、こんな雰囲気の意味だったはず」と使っている言葉って、思いのほか多いんですよね。

せっかくなので正しい意味や使い方を知って、自信をもってに使っていきませんか!


そこで今回は「赤の他人」の意味や語源・使い方を紹介していきます。

特に使い方では、身近な状況を想定しての使い方を紹介しますので、最後までご覧くださいね。

それでは、まずは意味と読み方から一緒に見ていきましょうね。



赤の他人の意味・読み方!


「赤の他人」「あかのたにん」と読みます。

意味は、「全く縁もゆかりもない他人のこと」です。



意味はわかりましたが、なぜ他人が「赤」なんだろう?

もしかして、色の「赤」じゃなく別の意味なのかもしれません。

「赤」は一体なにをさしているのか、語源や言葉の成り立ちを見ていきましょう。 


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赤の他人の語源・由来とは?

「赤の他人」の語源をたどっていくと3つの説へとたどり着きます。

どれが正しい説なのか、いまだわかっていないそうです(・・?

ということで、今回は3つの説すべてを紹介しますね!


まずは1つ目。

古代の日本に語源があるとする説です。

古代の日本には色を示す固有名詞はなく光の明暗・濃淡を赤黒白青で表していました。

  • 赤・・・明るい
  • 黒・・・暗い
  • 白・・・はっきりしている
  • 青・・・薄いまたは淡い

と、こんなふうに表していたのです。


「明るい」には、光を浴びて明るい状態の他にも「明らかな」という意味があります

「明らかな他人」を古代の光の明暗・濃淡で「明るい」を表していた「赤」に置き換えて「赤の他人」と言うようになったのです。



2つ目は「赤」の漢字の意味からきているという説です。

「赤」には「全くの」「明らかな」という意味があります

ここから、「全くの他人」「明らかな他人」という意味で、「赤の他人」という言葉のが生まれました。という説です。



1つ目と2つ目の説は、ちょっと似ていますね。

最後にご紹介するのは、仏教用語からきているという説です。

仏様にお供えする水「閼伽(あか)」が関係してきます。

水(閼伽)は冷たいもの → 他人の対応は水のように冷たい → 水のような他人 → 閼伽の様な他人 → 赤の他人と転じていったという説です。

「赤」は当て字で、「赤」自体に意味はないということになりますね。



個人的には3つ目はちょっと強引だなぁなんて感じてしまいますが、あなたはどの語源がピッタリきましたか?

いずれにしても、色の「赤」が語源ではなかったという点は共通していますね。


さて、語源のご紹介が終わったところで次は「赤の他人」の使い方!

例文を使いながら、実生活でもありそうなシチュエーションを使って紹介しますね。


赤の他人

赤の他人の使い方・例文!

早速、例文を見ていくことにしましょう。

あなたも言われたこと・言ったことがあるような例文が出てくるかもしれませんよ。

親友だと思っていたAから、「赤の他人のお前にとやかく言われたくない!」と言われてしまった。

確かに血はつながっていないから他人には違いないけれど、親友だと思っていたのに「赤の他人」と言われることになるとは…

僕は余計なおせっかいをしてしまったんだろうか(T_T)


子どもが小さいころから家族ぐるみの付き合いのY家。

旅行も一緒・学校行事も一緒。

こんなにも一緒に時を過ごしていると、赤の他人とは到底思えないね



この2つの例文では、家族や親せき・血縁関係ではないという意味で「赤の他人」を使っていますね。

1つ目の例文では、「家族でも親戚でもないだろ!」というような冷たい使い方をしています。

つい勢いで言ってしまった…と後で後悔するということが多い使い方ですね。


2つ目の例文では、「家族でも親戚でもないのに」と親しくしているという温かさを込めた使いかたです。

この2つの例文はとても、両極端な使い方をしています。

「赤の他人」は前後の会話や文章でこんなにも印象の変わる言葉だとということに驚かされますね。

では、最後の例文です。

街で数年ぶりの友人と遭遇!…と思って声を掛けたら赤の他人だった

実は、こないだもやっちゃったんだよな(+_+)



「全くの別人」「全く知らないない人」という意味で使っています。

この場合の「赤の他人」の使い方は明白でわかりやすいですね。


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まとめ

いかがでしたか?「赤の他人」の意味や語源使い方を見てきました。

日本語での「赤の他人」や「他人」はすごく、曖昧な表現です。

しかし、英語になるととてもはっきりしているんですよ。

  • 自分以外の人:another person・others
  • 家族や親戚・血縁関係のない人:unrelated person・unrelated people
  • 見たことがない人・ほとんど知らない人:stranger
  • 当事者ではない人・その件に 関係がない人:outsider

日本語もこれだけはっきりと分けることができたなら、人を傷つけてしまったり有らぬ誤解を招くことにならないのでしょうね。


せっかくなので、「赤の他人」の類語も紹介しておきますね。

  • よそ者:他の地域あるいは社会から来た人のこと。
  • 部外者:関係無い者。 その物事の外部におり、それとは本来、関係無い者の事。
  • 第三者:当事者以外の人。その事柄に直接関係のない者。



何だか排他的なことばが並んでしまいました(-_-;)

「赤の他人」を少しうやうやしく表す方法として「よそ様」や「ひと様」と言う方法もあります。

若干ですが柔らかい感じがしますね。

ちょっとしたニュアンスで印象が変わる言葉はたくさんあります。

状況に応じて、言葉をチョイスするためにも慣用句やことわざが大いに役に立ってくれそうですね。


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