「夫婦喧嘩は犬も食わない」を聞いたことがある人も多いと思います。
しかし、正しい意味は意外に知らないもの…
もし意味のわからないまま会話に「犬も食わない」が登場したら…どうしたら良いのでしょう?
今回は、犬も食わないの意味や語源、使い方をわかりやすく解説していきますよ!
早速「犬も食わない」の意味から説明していきます!
犬も食わないの意味・読み方は?
これだけ見るとちょっとネガティブなイメージがありますね。
そして、気になるのが、なぜ「犬も食わない」でこの意味になるのか…。
「猫」でも良さそう気もするし、理由なんてなるのでしょうか?
実はちゃんとした理由があるんです!
その理由を知るために「犬も食わない」の語源を見ていきましょう^^
犬も食わないの語源とは?
「犬も食わない」の語源を解説していきます!
まず、「犬」ですが、昔から日本中で愛されてきた動物ですね!ペットとして人気で、飼い主に従順な性格のことが多いです!
犬といえば、ドッグフードを与えるのが当たり前ですが、昔はドッグフードなんてありませんでした。
では昔の犬は何を食べていたのかというと、人間の残飯を与えられていたんです。
昔は人間の残飯を与えられていたわけですから、エサには色んなものが混ざっていて、なんでも食べていたのが想像出来ますよね!
昔の人はそれを見て「犬」=「なんでも食べる動物」と認識していました。
そのことから「なんでも食べる犬でさえ食べないなんて、よっぽどひどいものだ!」という考えが転じて、「ひどく嫌われること、ばかばかしくて相手にする気になれないこと」という意味で使われるようになったと考えられています!
意味と語源がわかった所で、次は「犬も食わない」の使い方について勉強していきましょう!
犬も食わないの使い方・例文!
「犬も食わない」の使い方を解説します!
一般的に「犬も食わない」の代名詞のように使われる言葉が「夫婦喧嘩は犬も食わない」ですね!
冒頭でも少し触れましたが、「夫婦喧嘩はすぐに仲直りするんだから、仲裁に入るまでもない、仲裁に入るなんて馬鹿げている!」という意味なんです。
「犬も食わない」は「ばかばかしくて相手にする気にならない」という意味があるのでこのような意味になります。
「犬も食わない喧嘩」のように、主に「喧嘩」に対して使われる言葉!
また、「嫌われる物」という意味で「夏の蕎麦は犬も食わない」という言葉があります。
昔は、梅雨を越えると玄蕎麦が痛んで、見た目も赤くなり、食べても香りがなかったことからそのように言われていたそうです。
やはり「旬」の新蕎麦が一番おいしい、といった言葉なのでしょう!
さいごに
ここで、「犬」が使われている言葉をいつくか紹介していきます。
昔から身近な存在の犬は、どんな言葉に使われてきたのでしょうか?
- 「犬の遠吠え」
- 「飼い犬に手を噛まれる」
- 「犬も歩けば棒に当たる」
- 「でしゃばると思わぬ災難にあうという戒め」
- 「じっとしていないで、何でもいいからやってみれば思わぬ幸運にあうこと」
「いぬのとおぼえ」と読みます。
「臆病者が影で威張ったり、陰口を言ったりすること」という意味があります!
「かいいぬにてをかまれる」と読みます。
意味は「日頃から可愛がり、面倒をみてきた者からひどく裏切られたり、害を受けたりすること」です!
「いぬもあるけばぼうにあたる」と読みます。
よく耳にする諺ですが、正しい意味って意外と知らない人が多いんですよ!意味は大きく分けて2つあります。
元々は1つ目の意味で使われていたそうなのですが、「当たる」という意味から転じて2つ目の意味も生まれたそうです!
1つの言葉で、2つの両極端な意味を持つ面白い日本語ですね!
今回は「犬も食わない」の意味や語源、使い方について解説をしてきました。
これで会話に「犬も食わない」という言葉が出てきてもドンとこいです!
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