「新しいシステムは、今までと勝手が違って使いづらいな…」
PC世代ではない、役員のおじ様たちは苦労しているようです(;´Д`)
そういえば、「勝手が違う」なんて言っているけれど、何で「勝手」っていうんだろう?
あまりにも自然に使ってしまう言葉なので、気にも留めていなかったけど、ふとした拍子に気になってしまう。
そんな経験、あなたにもありませんか?
あらためて考えると、本当に意味や使い方はあっているのでしょうか?
そこで今回は、勝手が違うの意味や使い方について紹介します!
それでは、まずは意味と読み方から、一緒に見ていきましょう!
勝手が違うの意味・読み方!
ちなみに、よく似た言葉で、「勝手違い」と言う言葉がありますが、建築用語で、建具などの動くものが、動く方向を示す言葉で全く意味が違います。
間違えやすいので注意してくださいね。
それにしても、どうやらこの言葉の意味のポイントは「勝手」にあるようですね。
「違う」はきっと、そのままの意味でしょう…
さて、予想通りの答えとなるのか?
次の章で確かめてみましょう!
勝手が違うの語源・由来とは?
こちらの章では、「勝手が違う」の語源や由来のお話しをします!と、言いたかったのですが「勝手が違う」に語源らしい語源はありません。
「単語の意味が合わさってできている言葉」ということになりますね。
このように、語源や由来がなく単語の意味から成り立っている慣用句やことわざって思いのほかたくさんあるんですよ。
例えば…
などがそれにあたります。こちらで詳しく紹介してますので、是非見てくださいね^^
語源が無いので、単語の意味を掘り下げて説明していきます!
まずは「勝手」の意味から。
一番メジャーな意味が「他人のことは構わないで、自分だけに都合がよいように振る舞うこと」です。「勝手なことをする。」などと使う場合の意味ですね。
しかし、残念ながら「勝手が違う」の意味には該当しません。
実は「勝手」には他にも「台所」など色々な意味があります。
その中の「自分がかかわる物事のようす・事情。」が、「勝手が違う」の「勝手」の意味ですね!
そして、「違う」の意味が、「比べてみて同じでない状態。異なる。」です。
では、ふたつの意味をあわせてみると、「自分がかかわる物事のようすが異なる。」になります。
よく耳にする身近言葉なのに、思いのほか意味は深かったですね。
さて、せっかく言葉の意味を深く学んだので、次は実践です。
正しい使い方を例文を使って紹介しますね^^
勝手が違うの使い方・例文!
では早速ですが、「勝手が違う」の例文を紹介していきますね。
同じシーンをお互いのサイドから見た例文にしてみました。
お互い「勝手が違う」と感じているところは違うようですね。
ひとつ目は「経験したことと違うかもしれない。」と、「勝手が違う」を疑問形で使い、ふたつ目は「慣れたやり方と違う。」という意味で「勝手が違う」をうまく使えていますね。
こんなふうにも使えますよ。
スポーツでは阿吽の呼吸が必要となる場合が多くあますよね。
それができるのは、やはり日ごろの練習の積み重ね。
つまり「経験」からです。ですから、呼吸が合わずうまくいかない場合などに「勝手が悪い」を使うことは正解なんですよ。
「勝手が違う」はいろいろな場面に幅広く利用でき、「使い勝手」の良さそうな言葉ですね。
ちなみに、この場合の勝手の意味は、「利用のしやすさ。使いやすさ。」となります。
途中いろいろと交えながらご紹介してきた通り「勝手」には、たくさんの意味があるので、意味を取り違えないように注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
「勝手が違う」の意味や語源・使い方を見てきました。
あなたの生活シーンに生かせそうな言葉だったでしょうか?
生活の中では、微妙にニュアンスが違うシーンに遭遇することもあるかと思います。
そんな時のために、「勝手が違う」の類語をご紹介しておきますね。
- 勘所(かんどころ)がつかめない:自分のやりやすいように振る舞えずに難儀するさま。
- やりづらい:行動を起こすことに困難や抵抗を感じるさま。
- 合わせにくい:調和させすことが困難なさま。
- 違和感がある:しっくりしないと感じる。
などがあります。
先ほど、「勝手」にはたくさんの意味があるというお話をしましたが「勝手」を使った慣用句やことわざもたくさんありますので、紹介しますね。
- 勝手気まま:他人のことは気にせず、自分のしたいように行動すること。また、そのさま。
- 勝手連(かってれん):日本において、あるテーマに賛同する者が自発的に集まって支援する市民活動の様式。
- 勝手な熱を吹く:自分に都合のいいことなど、言いたい放題のことを言う。
- 得手(えて)勝手は向こうには効かない:自分の都合のいいように振る舞っても、なかなか相手が応じてはくれないということ。
- 左は勝手、右手は得手:何でも巧みにやれることのたとえ。
などがあります。
こんな風に、関連した言葉を調べてみると新しい発見があったり、あらためて「なるほど…」と思うものです。
これも慣用用句やことわざの楽しみ方のひとつですね。
あなたもちょっと、気になったな。と、思った際にはぜひ調べてみてくださいね(#^.^#)
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