サスペンスドラマや、警察を取り上げたドキュメンタリーなどで良く聞く言葉「迷宮入り」
テレビを見ていると、子供に「どういう意味なの?」って聞かれそうな言葉ですね(;´Д`)
今回のテーマは、「迷宮入り」の意味、語源、使い方について詳しく紹介しますね!
この記事を読めば、いつ聞かれても答えられるようになりますよ^^
迷宮入りの意味と読み方は?
言葉を知る上で一番大事な、言葉の意味についてまずは書いていこうと思います。
お宮入りともいいます。
俳優の渡瀬恒彦さんが主演をつとめていた「おみやさん」というドラマも、迷宮入りした事件をテーマにしていました。
その他にも色々な推理ドラマなんかで、迷宮入りした事件を解決していくストーリー展開が多いですよね。
では、次になぜ「迷宮入り」という言葉が生まれたのか、語源を見て行きましょう!
迷宮入りの語源とは?
私はちゃんと調べるまで、なんとなく「迷宮」って迷路のような入り組んだようなものをイメージ。
ですが、具体的に「迷宮」ってこんなものと説明できませんでした(;´Д`)
「迷宮」とは、一般的に部屋や通路が入り組んだ迷路のような建物のことを指します。
しかし、英語で「迷宮」を指す「Labyrinth(ラビリンス)」という単語を厳密に和訳すると、分岐がなく秩序だった一本道であり、迷路とは対照的な特徴を持ったもの。
代表的なものとして、「クレタ型迷宮」が挙げられます。
「クレタ型迷宮」とは、ギリシャ神話で、ミノタロウスが閉じ込められたとされるクレタ島のクノッソスの迷宮が世界最古であると言われています。
なぜ、ミノタロウスが閉じ込められたかですが、ミノタロウスはクレタ島の王ミノスの子供ですが、牛の頭をした人間でした。
ミノタロウスは、成長するに従い乱暴になり、手に負えなくなります。
困ったミノス王は名工ダイダロスに頼み「迷宮」を建造し閉じ込めてしまいます。
これが経緯です。
では、「迷宮」と「迷路」どのように違うのか、違いをいくつか挙げていきます。
- 通路は交差しない
- 道は一本道で、選択肢はない
- 中心のそばを繰り返し通らなければならない
- 中心から脱出する際には、来た道を再び通らなければならない
などなど。
ただ、ローマ帝国時代より、「迷宮」と「迷路」を混同する文献が見られるようになりました。
そして、紀元前1世紀から1世紀ごろには、「迷宮」が「迷路」としてのイメージが定着したと考えられます。
お子さんに説明するときは、迷路のようなものと説明しても差し支えはありませんが、厳密には別物。
ここまで「迷宮入り」という言葉の語源について見て来ましが、少しは理解できたでしょうか?
ギリシャ神話の知識が少し必要となり、ちょっと難しいかもしれませんね。
では、次に日頃どのように使っていけばいいか、使い方について見ていきます。
迷宮入りの使い方・例文!
使い方について、例文を用いて説明していこうと思います。
- 「部屋が散らかっているが、誰がやったのか誰も知らない。」
- 「これは迷宮入りだ。」
よくある光景ですね。だいたい子供かペットが犯人でことが多い気がします(^-^;
さいごに
「迷宮入り」について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
語源のところでは、なかなか日常では触れなギリシャ神話が出てきました。
かなり昔からある言葉のようですね。
ちょっと乱暴な感じもしましたが、それだけ手に負えなかったのでしょう。
子育てにも通づる所があるかもしれませんね。
以上、「迷宮入り」についてでした。
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