「実は、T社の課長のご機嫌を損ねてしまったみたいなんです…。
何に怒っているかもわからないんで旧知の仲である部長から口をきいてもらえないですか…」

と、こんな会話が聞こえてきました。
お調子者とみんなから言われているYさん、やってしまったみたいですね。


口をきく


ところで、Yさんはちゃんと「口を利く」の意味をわかって使っているのかな?

なんだか、「僕のかわりに謝ってください…」っていう雰囲気に聞こえちゃうんだけど。

確か「間に入ってください…」そんなニュアンスだったので?と気になったので、早速調べてみることにしました。


知ってるようで間違えて覚えてる言葉は意外に多いもの。

もしも、仕事などで間違えて使うと大変なことに・・・。

そうならない為にも、正しい意味や使い方を知るのは凄く大切ですね。

そこで今回は「口をきく」の意味や語源・使い方を紹介します!

では、まずは意味と読み方から。

一緒に見ていきましょう!



口を利くの意味・読み方!


「口を利く」「くちをきく」と読みます。

意味は、

  • 話をする
  • ものごとがうまくいくように、間に入り話をとりもつ
  • 仲介や斡旋をする

です。



ちなみに、

  • 大きな口をきく:えらそうなことを言う
  • 口がきく:口が達者である

など、「口を利く」には間違えやすい言葉がありますので、ご注意ください。

同じ言葉がはいっていたり、一文字違いだったりととてもまぎらわしいですね。


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口を利くの語源・由来とは?

さて、こちらの章では「口を利く」の語源の紹介です。
…と、言いたいところなのですが「口を利く」には語源らしい語源はありません

単語、ひとつひとつの意味から成り立っている言葉なのです。

ということで、単語ごとに分けて意味を掘り下げて説明していきますね!


まずは「口」の意味からです。

  • 動物の消化器系の開口部で、食物を取り入れる器官。発声にも関係する
  • 人や物の出入りするところ
  • 容器の中身を出し入れするところ
  • 就職や縁組みなどの落ち着く先
  • 物事を分類したときの、同じ種類に入るものの一つ
  • 食べ物の好み。味覚
  • 生活のために食料を必要とする人数
  • ものの言い方
  • うわさ

などなど。

そして、「口を利く」での「口」の意味は、「動物の消化器系の開口部で、食物を取り入れる器官。発声にも関係する」です。

しかし、これだけだと意味がわかりにくいですね。


そこで、慣用句やことわざお得意の比喩表現が出てきます。

「話す」ために必要なものである、「声」。

「声」は「口」から出ますよね。「発声にも関係する。」と意味にも明記されています。

ということで、「話す」ことを「口」と比喩表現しているのです。


では、続いて「利く」の意味です。

  • 本来の機能を十分に発揮する
  • それをすることが可能
  • 間に入って、うまくいくように世話をしてあげる
  • 腕が立つ



もう、あなたもおわかりですよね。

「口を利く」での「利く」の意味は、「間に入って、うまくいくように世話をしてあげる」です。

さぁ、意味が出そろったところで合わせると、
「間に入って、うまくいくように世話をしてあげるために話す。」
となります。

しかし、このままでは日本語として不自然ですから整理して言い回しを変えてみると…

  • ものごとがうまくいくように、間に入り話をとりもつ
  • 仲介や斡旋をする

となりますね。


言葉を単語にわけることによって、意味を掘り下げて知ることができました。

ちなみに、「利く」を使った言葉は他にもたくさんあります。

  • 目が利く:もののよしあしを見分ける能力がある
  • 鼻がきく:嗅覚が鋭い。利益になりそうなことを巧みに見つけ出す
  • 顔が利く: 信用や権力があって相手に便宜をはかってもらうことができる
  • 気が利く:配慮が行き届いている。心遣いがある
  • 幅が利く:勢力や発言力がある。はぶりがよい

聞き覚えがある言葉ばかりじゃないでしょうか?

さて、次の章では「口を利く」の使い方を例文を交えて紹介しますね!


口を利く

口を利くの使い方・例文!

早速ですが、例文を作っていきましょう。

例文を使って学ぶことで、より使い方を知ることができますよ。

最近はやりのグランピングにチャレジ!

でも、人気のスポットは予約を取ることもむつかしいとか( ̄▽ ̄;)

あきらめかけていたら、ママ友が行ったことがあるから口をきいてあげられるよ!と言ってくれた\(^o^)/

今年の夏休みの楽しみをひとつ確保!



口をきいてくれると言ってくれるママ友。

頼りになりますね。しかも、自ら言ってくれたなんて良いママ友ですね。

D社との契約、今回の契約を取ることができればD社からの今後の受注数が安定するんだけど…

ここは、D社が人望があるといってくださっているT部長にお願いして口をきいてもらうことにしよう!



仕事を成功させるために上司を頼る。いい方法なんじゃないでしょうか。

しかも、相手が人望があると言ってくださっているなんて最高の秘密兵器ですね!

夏休みを利用して開催される校庭キャンプ。

どうしても参加したいけれど、その日は少年野球の試合日(;_:)

途中からでも、参加できるようにPTA役員のSさん、何とか口をきいてくれないかなぁ…



こちらも役員さんを頼ろうとしていますね。はたしてうまくいくのでしょうか?

どちらかをあきらめることを覚えるのも大事なことだと思いますが…

と、こんなふうに「口を利く」は使えます!あなたも、ぜひ使ってくださいね。


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まとめ

いかがでしたか?

「口を利く」の意味や語源・使い方を見てきました。

ことわざや慣用句の得意技のひとつ比喩表現が入った言葉でしたが、英語で表現はできるのでしょうか?

「put in a word,mediate」なんてどうでしょうか?

  • mediateは「仲介する、調停する」
  • put in a wordは「言葉をさしはさむ」

という意味です。

「口を利く」と意訳するにはピッタリな言葉ですね、

もちろん、「口を利く」の類語もありますよ。

  • 口利き:仲介・斡旋・紹介などをすること
  • 口添え:知人に傍らから言葉を添えてもらって、事がうまく運ぶようにとりなすこと
  • 便宜をはかる:利益になるようなことや、特別な計らいなどを行うこと
  • 取り計らう: あれこれと考えて、物事をうまく処理すること
  • 橋渡し:両者の間に入ってとりもつこと。また、その人

などがあります。

さすがは日本語、たくさんありますね。

これだけあれば場面に応じてニュアンスをかえて、うまく使うことが出来そうですね。


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