ニュースを見ていると、「これは手に余る問題だ!」という言葉が耳に飛び込んできました。


手に余る


「…手に余る?」

その時は政治のニュースだったのですが、政治の難しいことがわからない上に「手に余る」という言葉も意味がわからないので、よく理解出来ないままでした。

政治の勉強以前に日本語の勉強ですね…いい大人がこれでは情けない限りです(;´Д`)

ですが、意外と知らない人ってたくさんいるんですよね!


今回は、「手に余る」という言葉にスポットを当てて、その意味や語源、使い方について解説をしていきます!



手に余るの意味・読み方は?


「手に余る」とは「てにあまる」と読みます。

「自分の能力を超えていて、どう処理してよいかわからない。手に負えないこと」という意味があるんですよ!



先程の政治の話に当てはめると、「手に負えないような問題だ!」ということだったわけですね。

しかし、ここで1つ疑問がわきませんか?

そうです!なぜ「手に余る」でそのような意味になるのか?ですよね!


それを解明するには「手に余る」の語源にヒントが隠されていますよ!

次はどんな語源からこの言葉が生まれたのか、一緒に勉強していきましょう!


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手に余るの語源とは?

「手に余る」の語源を解説していきます。

「自分の能力を超えていて、どう処理してよいかわからない」という意味がありましたよね!

それは「自分の上限や限界を超えてしまっている」と言えます。


少し想像してみてください!例えばあなたが、自分の手のひらで水をすくったとします。

その水は当然、あなたの手の大きさに見合った量しかすくえませんよね!

自分ですくえる水の量は人それぞれ全く違っていて、赤ちゃんがすくった水と、お相撲さんがすくった水では全く量が違います。

もちろん、それ以上の水をすくおうとしてもこぼれ落ちてしまいますよね!


そして、「手」の意味を調べると、「仕事をする能力」という意味があります。

「余る」には、「ある基準の量を超えて何かがあること」という意味がありますよ!

それを踏まえて、「手に余る」の場合で考えていきましょう。


「手」は「その人の能力の大きさ」を表していて、「余る」は「その量を超えて余ってしまった分」を表しています!

つまり「手のひらから溢れて、こぼれて落ちてしまう」というイメージですよね!

自分の手のサイズを変えることは出来ませんし、溢れた水をすくうことも出来ません。許容範囲を超えてしまっています。

それが転じて、「手に余る」は「自分の能力を超えていて、どう処理してよいかわからない」という意味になったと考えられているんです!


こうして語源からその言葉を知ると、言葉の意味を知るだけより頭に入ってきませんか?

ちょっと得した気分になれますし、詳しく知っていると「頭が切れるなぁ」なんて思われるかもしれませんね!

せっかく語源もわかったところで、次は「手に余る」の使い方をマスターしましょう!

どんな風に使うことが出来るのでしょうか?早速解説していきますよ!


手に余る

手に余るの使い方・例文!

では「手に余る」の使い方について解説します。

語源では「水」を例にあげてお話しましたが、色々なことに当てはめて使うことが出来ますよ!

  • 「手に余る家事の量だよ」
  • 「最近の子ども達は大人の手に余る」
  • 「この仕事は私の手に余る」



1つ目のように何かの「量」が多いことに対して、2つ目のように「扱い」に困ること、そして3つ目のように「仕事の内容」が手に余る、という使い方です!

時と場合によってこんな風に使い分けることが出来ますね!

幅広い意味で使える便利な言葉です。


ちなみに、「役不足(やくぶそく)」という言葉と混同されて使われることがよくあります。

「役不足」は「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと」という意味で、平たくいうと「才能に対して仕事が簡単」ということです。

ここ数年、「才能に対して仕事が難しい」と誤用している方がたくさんいます。

「手に余る」とは反対の位置付けの言葉ですので、混同しないように気を付けてくださいね!


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さいごに

最後に「手に余る」の類義語を紹介していきますよ!どんな言葉があるのでしょうか?

  • 「キャパオーバー」
  • 意味は「自分の中の許容量を大幅に超えてしまうこと」です!「キャパを超える」などという言い方もあります。

    仕事や恋愛など様々な出来事に対して精神的に許容範囲を超えてしまった時、よく使われる言葉です!

  • 「歯が立たない」
  • 「はがたたない」と読み、「相手が自分の技量をはるかに超えていて、とても取り組めない」という意味があります。

    「彼の才能には歯が立たないよ」などと使うことが出来ます!

  • 「音を上げる」
  • 「ねをあげる」と読みます。意味は「我慢できずに声を上げる、弱音をはく」です!

    「おとをあげる」と読んでしまう間違いが多いので気を付けてくださいね。

    「仕事の多さに音を上げる」などと使えますよ!



今回は「手に余る」の意味や語源、使い方について解説をしてきました!言葉の意味を掴むことは出来ましたか?

新しい言葉を知ると早速使ってみたくなりますよね!

「手に余る」ことに挑戦するのは難しく、怖くもありますが、それにチャレンジする姿は最高にかっこいいです!

あなたのスキルアップに繋がることは間違いありませんよ!


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