「図書室の蔵書は何冊あると思う?どんぶり勘定でいいから考えてみて~。」と、聞いたとたんにクラスの子供たちは大爆笑\(^o^)/

「勘定ってなに~?」「先生、本はどんぶりに入らないよ~。」

そうきたかハァ━(-д-;)━ァ…


どんぶり勘定


大人だと通じる言葉をついつい子供に使ってしまって大失敗。

しかも、「こんな雰囲気の意味だったはず!」で使っているから、子供にうまく説明できない…

こんな経験、あなたもありませんか?

そこで今回は「どんぶり勘定」の意味や語源・使い方を分かりやすく紹介しますね!

まずは意味と読み方から、一緒に見ていきましょう。



どんぶり勘定の意味・読み方!


「どんぶり勘定」「どんぶりかんじょう」と読みます。

意味は、「細かく収支を計算したり記帳せずに、あるにまかせてお金を使うこと。計算もしないで大雑把にお金を使うこと。」です。



「親子丼」に「牛丼」「カツ丼」丼料理は数多くありますが、丼勘定はやはり「○○丼」につかう器、「どんぶりばち」を使ってお金を数えるのでしょうか?

お金をどんぶりばちに「1杯」「2杯」って?

なんだか、へんな感じですね(笑)

本当にそうなのか、語源を見ていくことにしましょう。


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どんぶり勘定の語源・由来とは?

いきなり結論から言うと、「どんぶり勘定」の「どんぶり」は「どんぶりばち」のことではありません( ̄▽ ̄;)


江戸時代~戦前にかけて、職人さんが貴重品やお金を入れて、腰にまいていた帯状の袋を「胴巻き」といい、胴巻きの前についていた、物を入れておく部分のことを「どんぶり」といったのです。

今風でいうと、腹巻とウエストポーチをたして2で割ったようなものでしょうか。

お金をいれるからには、もちろん「胴巻き」はお財布代わりだったんですね。


そして、勘定の意味は「代金を払うこと。」。

昔の職人さんたちは、「どんぶり」から、計画性もなくと言うより、細かい事は気にせず無造作に小銭を支払っていました

そのさまから、「どんぶり勘定」という言葉が生まれました。

そして、だんだんと「小銭」というくくりが消えていき「計画性もなく支払う」という意味に転じて言ったのです。


また「どんぶり勘定」は漢字で書くと「丼勘定」となるのですが、「丼」は「どんぶりばち」を連想させるので、あえてひらがなで書くのが定番となっています。

ちなみに、「丼」という漢字の成り立ちは、井戸にものを無造作に放り込むという動作からきています。

「胴巻き」についている「どんぶり」て「無造作に」というところが共通していますね。


さて、「どんぶり勘定」の意味と語源をしっかりと学んだので、どういったシーンで使う言葉なのか想像がついてきましたよね♪

次の章で実践してみることにしましょう。


どんぶり勘定

どんぶり勘定の使い方・例文!

「どんぶり勘定」の意味や語源は理解できましたね^^

では、ピッタリとあてはまるシュチュエーションで例文を作ってみましょう!

うちの妻は、「面倒くさい」が口癖で家計も常にどんぶり勘定だ

家計簿もつけずに、「食費 〇〇円/月」「光熱費 〇〇円/月」なんて封筒わけしているだけ。

そんなに適当なのに、予算内に収まるから不思議なものだ。



細かい計算をしていなくてもどんぶり勘定でやりくりできているのなら素晴らしいと思いますよ(人´∀`*)

奥さん、「どんぶり勘定」に見せているだけかも!

親方は、僕ら飲みに連れて行ってくれたり差し入れをしてくれたりしているけれど、いつもどんぶり勘定でケチケチしない。

これも職人の粋というものだろうか。

こういうところを見習いたいと思うな。



実は出産するまで長年、建築業界に身を置いていた筆者。

こういった経験、ホントに多くありました。

部下や後輩に慕われる、とても大切なことですね。


ここまでのふたつの例文は「どんぶり勘定」でもよいものでした。

しかし次の例文はどうでしょうか?

うちの社長は、仕入れの数もそうだけど、販売価格もどんぶり勘定だからたまったもんじゃない

いくら町工場に毛がはえたような会社とはいえ、いいかげんなことばかりされては困る。

そのうち、会社がつぶれちゃうよ( ノД`)シクシク…



こまった社長さんですね。

会社経営や政治などはどんぶり勘定やられてはたまったもんじゃありませんね。


例文を作ってみることで「どんぶり勘定」は良い意味でも・悪い意味でも使えることがわかりましたね。

どうせなら、良い方で使いたいものですが…


と、ここまで意味や語源・使い方を見てきたことで気が付いたことはありませんか?

そうです、冒頭での先生の言葉。

「図書室の蔵書は何冊あると思う?どんぶり勘定でいいから考えてみて~。」でしたよね。

なんだかおかしいです。


「どんぶり勘定」の意味は、「細かく収支を計算したり記帳せずに、あるにまかせてお金を使うこと。計算もしないで大雑把にお金を使うこと。」でした。

そう、「お金」という定義があるのです。

先生は、「大雑把。おおよそ」という意味で使ったのでしょうが、誤った使い方です。

「弘法にも筆のあやまり」
今回は、先生も間違えちゃいましたね。

「どんぶり勘定」は「お金」について使うもの!と、覚えておきましょう。


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まとめ

いかがでしたでしょうか。

「どんぶり勘定」の意味や語源・使い方を紹介しました。


ちなみに、「どんぶり勘定」の類語には「殿様経営や放漫経営」があります。

どちらの意味も、「金銭をいい加減に管理・運営しているさま。」です。

さて、日本の職人さんが使っていた「どんぶり」が語源である、「どんぶり勘定」ですが、英語で表現することができるんですよ!

  • ballpark

直訳すれば「野球場」のことなのですが、野球場の観客の人数を大雑把に計算したことから「どんぶり勘定」と意訳されるようになったそうです。

ということは…きっと英語で話していたら冒頭文の先生の誤用は帳消しになっていたんでしょうね(笑)


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