「ウイルス作者と対策ソフトのいたちごっこは終わらない」
と、ネットニュースに出てました。
ウイルス対策ソフトは年々向上していっているものの、ウイルスも進化を続けているそうでまさに「いたちごっこ」なのだとか…
「いたちごっこ」よく聞く言葉ですが、正しい意味が分からない…
しかも、なぜ「いたち」なんでしょうか?
そこで今回は「いたちごっこ」の意味や語源を紹介します。
正しい意味は、語源や由来に隠されていることが多いので、どんな語源なのか楽しみですね。
それでは、一緒に見ていきましょう。
いたちごっこの意味・読み方!
この2つの意味につながりはあるのでしょうか?
次に語源を見ていきましょう。
いたちごっこの語源・由来とは?
「いたちごっこ」は江戸時代に流行った子供の遊びです。
江戸時代の遊びが現代にも受け継がれているんですね。
手の甲をつねる仕草は、いたちが噛みついているという設定。
そして、お気づきの通り、終わりがない遊びなんです。
そこから、「同じような事をいつまでも繰り返す」「決着がつかない」「埒(らち)があかず、きりがない」という意味に転じていったのです。
やはり、遊びの「いたちごっこ」が関係していましたね。
では、「いたちごっこ」遊びの由来は何なのでしょうか?
ごっこは、「交互」「事」から変化したものです。
「いたちごっこ」や「鬼ごっこ」の「ごっこ」は交互のほうの意味を使っています。
相手の手の甲をつねっているのは、いたちがかみつく真似をしているので、「交互にいたちがかみつく真似してつねる遊び」ということになります。
ちなみに、「事」を使うほうの遊びだと、「お医者さんごっこ」がそうですね。
「お医者さんの真似事をする遊び」という意味になります。
いたちごっこの使い方・例文!
意味や語源がわかったところで、実際に例文を作っていきましょう。
数をこなしたほうが上手に使えますからね^^
- 脱法ドラッグを取り締まることは、まさにいたちごっこと言える。
- PCのセキュリティー対策とウィルスってまさにいたちごっこだよね。
- 薬を開発すれば菌が耐性を持つように進化していく、医学はいたちごっこばかりだ。
- 取り締まっても取り締まっても違反者がでてくる。駐車違反車両と警察の取り締まりとはとはいたちごっこだ。
- 同じことの繰り返し、これこそいたちごっこだよ。
なんだかうんざりすることばかりですね。
「いたちごっこ」あまりよい意味ではつかえない慣用句で残念です。
まとめ
「いたちごっこ」とについて調べているとこんな面白いことを見つけちゃいました。
英語で表現するといたちとは違う動物にかわっちゃうんです( ゚Д゚)
Cat-and-mouse game(猫とねずみ)
これを聞いた瞬間に子どもの頃に見たあのアニメを思い出しました。
「トムとジェリー」あなたも思い浮かんだんじゃないですか?
いつもトムがやられている感が多少ありますが、2匹のやりとりはまさしく「いたちごっこ」ですね。
同義語のご紹介もしましょうね。
- 水掛け(みずかけ)論:お互いに自分の論説にこだわって譲り合えずに、ずっと口論しあうこと。
- 堂々巡り(どうどうめぐり):同じ行動や議論を際限なく繰り返して埒が明かないこと。
- 埒(らち)が明かない:物事の決まりがつかない。事態が進展しない。
- のべつ幕なし:ひっきりなしに続くさま(「のべつくまなし」とよく言い間違われる)
- 千日手(せんにちて):将棋で、双方とも他の手をさすと不利になるので、同じ手順を繰り返してさすほか、仕方がなくなること。
遊びが語源となる言葉がもうひとつあります。
笑う門には福来る:「福笑い」が語源。笑いの絶えない明るい家庭には、やがて幸福がやってくるということ。
理想の家庭ですよね。
そんな家庭にするのに不可欠なのが「内助の功」かな?
「内助の功」の意味や語源はこちら
→ 内助の功の意味!語源には歴史を動かした女性の影が!
わからない言葉があったときは、意味だけじゃなく語源や由来調べることをお勧めします。
記憶に残りやすくなるだけじゃなく、こんなことに繋がっていたのか!なんて面白い発見がきっとありますよ。
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