今日は運動会。

お昼休憩中にお弁当を家族で食べていると「さっきの騎馬戦、最後まで残ってすごかったでしょ!」と子供がしたり顔で、話しかけてきました。


したり顔


「そんなに、したり顔で話さなくてもwww」と笑っていると、「「したり顔」なんてしていないよ。「ドヤ顔」はしたかもしれないけど(*^-^*)」と、嬉しそう!

あれあれ、「したり顔」と「ドヤ顔」って違うのかな?

「したり顔」…なんとなく「得意げな顔」という意味だと思って使っていたけど、ひょっとしたら違う?と気になりだしたらとまらない。

「きっとこんな意味だよね!」と思ってはいるものの、それが正解かと問われれば不安…そんな経験あなたも一度くらいあるんじゃないでしょうか?

というわけで今回は「したり顔」の意味や語源・使い方の紹介です。

「したり顔」と「ドヤ顔」は同じなのか違うのか…こちらの疑問も解決できますよ!

まずは意味と読み方から、一緒に見ていきましょう。



したり顔の意味・読み方!


「したり顔」「したりがお」と読みます。

意味は、

  • してやったりという顔つき
  • 得意そうな顔
  • 自慢げな顔

です。



思い通りに物事が運んだときなどにする表情のことですね。

「したり顔」の意味はわかりましたが、「したり」とは何なのかという疑問が残ったのではないでしょうか。

その疑問はきっと次の章で解決するはずですよ。

ということで、次は語源をみていくことにしましょう。


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したり顔の語源・由来とは?

こちらの章では「したり顔」の語源や由来についてお話します!と言いたいところなのですが、「したり顔」に語源らしい語源はありません(+_+)

ということは、単語の意味が合わさってできている言葉ということなんです。

語源らしい語源がない慣用句やことわざって、けっこうたくさんあるんですよ。

例えば…

などがそうです。こちらの意味や使い方も良かったら見てくださいね^^


それでは、単語の意味の説明をはじめることいしましょう。

「したり」とは漢字で書くと「為たり」と書きます。

意味は、

  • 期待どおりに物事が行われた。
  • 成功した。
  • してやったり。

です。

「顔」は言わずと知れた顔面・ faceのことですが、そのほかにも「表情」「顔つき」という意味もあるんですよ。

ゆえに、「「したり」+「顔」=してやったりという顔つき」という意味の言葉になるんですね!


ここで、冒頭での話に戻るのですが、「どや顔」と「したり顔」とちがうものなのでしょうか?

「どや顔」最近よく耳にしますよね。

「どや顔」の「どや」はもともとは関西弁で「どうやぁ?」「どや?」と相手に問いかける言葉です。

「最近どや?元気にやってるか?」「どや?今のんみたか?すごいやろ!」なんてふうに使います。

後者は、優越感に浸った自慢げな顔つきでいうんですよ( ´艸`)

そこで「どや?今のんみたか?すごいやろ!」のはじめの言葉をとって、「どや顔」というようになったんですね。

ということは、「したり顔」と「ドヤ顔」は、「ほぼ同じ意味」ということです。


とはいうものの、ニュアンスは違うものなので使うときには気を付けたほうよいですね。

「ドヤ顔」はバラエティ番組などで使われることが多いので、「したり顔」にくらべるとカジュアルなイメージ。

言葉の意味をしっかりと学んだので、どういったシーンで使う言葉なのか想像がついてきましたよね♪

次の章で実践してみることにしましょう。


したり顔

したり顔の使い方・例文!

それでは「したり顔」の例文を実際に作ってみます。

「したり顔」は、意味や語源からどんな表情か理解できましたよね。

そんな、表情になる場面を想像して実践していきましょう。

今回のテストは頑張るんだ!と言っていた子どもが、したり顔で帰宅した

結果を聞いてみると、自己ベスト更新とのこと!

おまけに、所属している部活内で1番の成績だったらしい。

「今回にテストは」といわず、いつもそんな成績でいてほしいものだと母は思いますw



お子さんはよほど、お母さんに自慢したかったのでしょう。

自慢したかったのは成績自体なのか、部活内で1番だったことなのかどちらとも、とれる使い方ですが自慢気な表情はよく伝わってくる使い方ですね。

今日の試合はもつれ込んで、PK戦でさえ勝敗が決まらない始末。

サドンデスでシュートを決めたYくんはしたり顔でベンチに帰ってきた

チームメイトもみんなでつかんだ勝利にしたり顔だ



Yくんもチームメイトもしてやったりという気持ちだったのでしょう。うれしかったでしょうね(*´▽`*)

ことわざ・慣用句大好きのMくん。

したり顔で「一姫二太郎」の意味を「僕んち一姫二太郎。僕とお姉ちゃんがるから!」と説明しだした。



あれあれ、これはなんだかおかしな使い方ですよ。

なんだか、似た言葉と意味を取り違えているような気がしませんか?

そう、「よく知っている・知ったかぶり。」と、いう意味の「知った顔」と間違えて使っていますね

「こんな間違いしないよ!」なんてことは言わないで、覚えておいてくださいね。

実はこの間違いをする人意外と多いんですよ!


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まとめ

いかがですか?

「したり顔」の意味や語源・使い方を紹介しました。

似た意味で「ドヤ顔」の他にも

  • 得意顔
  • 顎を撫でる(あごをなでる)

なんて言い方もできますね。


ちなみに英語では

  • self-satisfied look

と言います。

  • smug face
  • smug look

とも言いますが、これはどちらかというと「どや顔」色が強い言葉ですね。


「したり顔」の他にも、表情を表す言葉はたくさんありますので、いくつかご紹介しましょう。

  • 苦虫を嚙み潰したよう
  • とても苦い虫をまるで噛みつぶしたかのような表情。

  • 鹿爪(しかつめ)らしい顔
  • もっともらしいさま。真面目そうで堅苦しいさま。重々しく振る舞うさま。

  • ほくそ笑む
  • 物事が思い通りの結果になったことに満足して、一人でひそかに笑う。

  • 硬い表情
  • 緊張で顔がこわばる。

  • 眉をひそめる
  • 不快感をあらわにする

何か事がおこったときに、自分がしている表情を表現するのにはどんな言葉がピッタリくるのかを調べてみるのも、楽しそうですね。

もちろん、落ち着いてからですが…


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