「ねぇ、一夜漬けのコツを教えてよ!」学生時代にこんな会話を耳にしたことありますよね?
ひょっとしたら、学生時代だけではなく大人になってからも耳にしているかも…
耳にする機会は多いけれども、きちんとした意味を知っているの?と言われれば不安。
そんな言葉は意外と多いものです。
勘違いから相手を不快にさせたり恥をかかないようにするためにも「一夜漬け」の正しい意味や使い方を一緒に見ていきましょう。
まずは、意味と読み方からスタート!
一夜漬けの意味・読み方!
この言葉は、漢字表記にも意味があるので「一夜付け」や「一夜浸け」などと誤表記しないように気を付けましょう。
次の章では、「一夜漬け」がなぜこのような意味になったのかを、紹介しますね(*^-^*)
一夜漬けの語源・由来とは?
「一夜漬け」の語源は、「食べ物」にあります。
そう、意味のひとつでもある「お漬物」に関係がある言葉なんです!
お漬物は本来、さまざまな食べ物を糠や食塩・酢などと一緒に漬け込みます。
熟成を促し美味しくすることはもちろんのこと、冷蔵庫などがない時代では食料を長期間保存するための知恵でもありました。
ちなみに、お漬物は漬けてしまえばおしまい!ではありません。
ぬか漬けを例に見ても、ぬか床をかき混ぜたり余分な水分を取りのぞいたりと、思いのほか手間がかかるのです(;´∀`)
もちろん、手間だけではなく時間もかかります。
しかし、早漬けと呼ばれる一晩だけしか漬けずに食べるお漬物があるんです。
スーパーなどで売っている「浅漬けの素」で作る浅漬けも「早漬」のひとつですね。
味の染み込みは、少ないのですがお手軽という利点があります。
そのお手軽さをにわか仕込みやその場しのぎに比喩したものが「一夜漬け」の語源ということですね!
そのまま「お手軽」という意味だったら、良い意味に使うこともできたのでしょう。
しかし、転じてしまった意味はあまり良くない意味ですね。
何か、応用的な使い方はあるのでしょうか?
次の章を見ていくことにしましょう。
一夜漬けの使い方・例文!
こちらの章では、例文を用いながら「一夜漬け」の使い方を紹介しますね!
間に合わせに急ぎ一晩で準備した仕事や勉強。」という意味で「一夜漬け」を用いた例文ですね。
こちらの例文は「一夜漬け」をしなくていいようにしましょう。という使い方をしています。
このように使うと、戒めの言葉としても使えるんですよ。
「一夜漬け」だったけれど、結果オーライといったところでしょう( ̄▽ ̄;)
「一夜漬け」が全て良くないことではなく好結果になる場合もあるという例ですね。
「一夜漬け」を言い訳として使っている例ですね。
「一夜漬け」だから失敗してもよいなんてことは無いはずなんですけどね。)
せっかくの発表会だったのに、失敗してしまった。
怪我から復帰したばかりで、一夜漬け状態だったんだから仕方ないわよ。なんて先生は言ってくださったけど悔しくて仕方がない…
こちらは、ちょっと変わった使い方をしていますね。
なぐさめの言葉として「一夜漬け」を使っています。
「一夜漬け」はあまりよくない意味の言葉ではあるのですが、前後の文章や会話でこのように使うこともできるということを覚えておきましょう。
というように「一夜漬け」を使います。「いいわけ」「戒め」「なぐさめ」などいろいろな使い方がありました。
あなたは、どんなふうに「一夜漬け」を使うのでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
「一夜漬け」の意味や語源・使い方を見てきました。
お漬物に語源があった「一夜漬け」ですが、英語で表すことはできるのでしょうか?
ちょっと、難しいですが、
cram (詰め込む)で「間に合わせに急ぎ一晩で準備した仕事や勉強。」を表現することはできるんです。
・cram for a test in one night(一晩で詰め込む)
というように、表現します。
類語もあわせて紹介しておきますね!
- その場しのぎ:なんとかその場だけとりつくろってすますこと。
- 付け焼刃:一時の間に合わせに、にわかに覚え込んだ知識や技術。
- にわか仕込み:技芸や知識を当座の間に合わせに急に覚え込むこと。
- 間に合わせ:仮の物をあてて当座をすませること。また、そのもの。
などがありますよ。
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