子供が帰ってきてすぐに、「足がつくってなに?」と聞いてきました!
終わりの会で担任の先生が、「悪いことをして隠したって必ず、足がつくんだよ。」と言ったそうです。
犯人探しも大事かも知れませんが、子供たちに分かる言葉で話してあげてる事はもっと大切な事なんでは…。
ですが考え方を変えてみれば、思いがけず先生がくれた勉強のチャンス!
子供の為にもきちんと正しい意味を説明したい!
そこで今回は、足がつくの意味や語源、使い方について紹介します。
まずは、意味から見ていきましょう。
足がつく意味・読み方とは?
「悪いことがバレる・逃げた人が見つかる」と言った方が、子供には分かりやすいですね(*^-^*)
他にも「たちのよくない情夫が出来る」という意味もあります。
しかし、残念ながら私はこの意味で使われている現場に遭遇した事はありません。
隠れた語彙になってしまっているようです。
足がつくの語源とは?
置き換え大好きの慣用句!
足がつくもまた、置き換えが使われていますね。
「足」は、そのまま証拠・足取りといった言葉に置き換えて使うことが出来る言葉。
「つく」は見つかる・分かる・バレるという事を表しているのです。
その二つを合わせれば「足がつく」となるわけです。
さあ、なぜ悪いことはバレるのでしょうか。
そこでなぞなぞ!
「すすむとのこる・うごくとのこる・あるくとのこるものなぁだ?」
ヒントは
昔は道や地面は今のようにアスファルトではなく土でしたよね。
答えは、「足跡」です。
ここから「足跡がつく」→「足跡から犯人にたどり着く」→「足がつく」となったのですね。
足がつくの使い方・例文!
「足がつく」を使って例文を考えて見ましょう。
最後の例文は、「足がつく」ではなく「地に足をつける(物事を丁寧に確実に進めていく)」という慣用句。
文字使いは似ているけど、全然違う意味。
間違えやすいので注意しましょう!
まとめ
実は「足」が使われている慣用句・ことわざはたくさんあります。
- 足が出る(予算を超えた支出になってしまうこと)
- 足が向く(無意識にそちらのほうへ行ってしまう)
- 地に足をつける(物事を丁寧に確実に進めていく)
- 足が地に着かない(落ち着かない。気持ちが浮ついている。「地に足をつける」の対義語になります)
- 足をひっぱる(成功や前進することの邪魔をする)
- 足が早い(食べ物が腐ってしまうこと)
英語ではどう表されるのでしょうか?
be traced や be tracked と表されやはり「足跡」からきていますね。
やはり外国でも、足跡から犯人を捜していたのでしょう。
今や足跡から、体重や身長もわかるそうですよ。
もちろん、足跡からだけでなく髪の毛1本からだって足がつくほどに科学捜査は進歩しているのです。
足がついて困るような事は、くれぐれもしないように…