サッカーから帰って来た子供が、「ドリブルの腕が上がってきたなぁ。この調子で続けていけ!」と監督に言われたと話しかけてきました。
「サッカーなのに腕を上げたっておもしろいね!」と褒めれらたようだけど、イマイチ意味が分かってない様子…
とは言っても、まだ小学生。知らなくても仕方ない^^
ちょうどいい機会なので、腕が上がるの本当の意味や語源、使い方などを調べてみました!
意外な意味があるおもしろい言葉なので、あなたも一緒に見ていきましょう!
腕が上がるの意味・読み方とは?
「練習をがんばって前より上手になる」と言ったほうが子供達にはわかりやすいかもしれません。
子供はサッカーは「脚」でするものなのに監督が「腕」と言ったのでおもしろかったんですね^^
でも、この場合の「腕」とは身体の腕を指しているのではなく、「技術」を指しているのです。
「へえ、手の「腕」のことじゃなかったんだ。ドリブルが前より上手くなってるって褒めてたんだ。」と子供も分かってくれた様です。そして本当に褒められていたんだと、改めて喜んでいました!
ちなみにあまり使われないですが、「飲めるお酒の量が以前よりも増える」という意外な意味もありますよ。
腕が上がるの語源とは?
「腕」という言葉は古来より、技術や力量・てまえに置き換えてことが出来る言葉。
「上がる」が進歩・上達を表す言葉なので、この2つを合わせて「腕が上がる」となるわけです。
慣用句では○○=△△ という言い回しをよくします。
今回「腕」=技術・力量・てまえ であった訳ですが、他にも「腕」を使った慣用句が沢山あります。
ここで少し疑問がでてきました。
違う言い方で「腕」が出てきた時もじように「技術(力量・てまえ)」ってなのでしょうか?
これは後ほど一緒に見てみましょう!
腕が上がるの使い方・例文!
では、まずは「腕が上がる」の例文です。
今回は子供と一緒に作ってみました(*^-^*)
- 毎日、家族の食事を作っているので料理の腕が上がった。
- お母さんに料理の腕を上げてほしいから、不味いときはきちんと不味いと言う。
- 腕を上げたと褒めてもらえるのは嬉しい事だ。
- リフティングの腕を上げるためのコツは何だろう。
- 腕を上げたから、お腹が出ちゃった。
- 予習復習を毎日したから、勉強の腕が上がった。
(これは、本当にそうなったら嬉しいという私の願望です)
(厳しい意見が子供たちから出てしまいました。私、墓穴を掘ったかもしれません。)
(今回はまさにそうだったもんね。)
(日々の努力、回数を重ねる事だと思います。)
(あらあら、これは間違った使い方です。これは文字通り腕を上に上げて「ばんざい」状態になった腕を上げるですね。でも、こうやって間違えながら子供は学んでいくんですね。)
(間違いではないけれど。そこは、成績が上がったのほうが良いんじゃないかな。何でもかんでも慣用句をするのは良くないという、例文になってしまいましたね。)
まとめ
最後に先ほどの疑問、他に「腕」が出てきた時、同じ意味を表すか?について見てましょう!
その為に、まずは「腕」を使った慣用句にどんなものがあるのかを調べてみました。
- 腕に覚えがある(技術に自信がある)
- 腕が立つ(技術が極めて優れている)
- 腕を振るう(技術を見せる)
- 腕がなる(技術を発揮したくてうずうずする)
今のとここは全部「技術」をさしていますね。
慣用句ではないですが、
だと、身体の腕になります。
こ今回は「腕」=「技術」でしたが、このように全てがそうとは限りません。
使う前にきちんと意味を調べ、正しい使い方をするというのは大切なことですので忘れないでくださいね。
同義語を紹介して、終わりたいと思います。
- 腕を磨く(技術や技を向上させる)
- 輝きが増す(以前よりも目だった成長を遂げる)
四字熟語の「切磋琢磨(せっさたくま)」も技術を上げるといった意味がありますので同類語に含まれるのではないでしょうか。
これで子供も言葉について、腕が上がりましたね^^
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