今回は、「天の配剤」という言葉について!
この言葉は「これは天の配剤だなぁ」なんて使ったりするのですが、いったいどんな意味があるのでしょう?
実はこの言葉は「神様」を思わせるような少しスピリチュアルな雰囲気を持つ言葉なんですよ!
では、ちょっと不思議な「天の配剤」の意味や使い方について見ていきましょう!
天の配剤の意味・読み方は?
ここで気になるのは「あらゆる物事って何?」ではないでしょうか?
具体的に中身を見てみないと、なかなか頭には入ってきませんし、これだけ聞いてもよくわかりませんよね。
せっかく「天の配剤」というかっこいい言葉がありますので、この言葉を使いこなせるようになりましょう!
それにはこの言葉の語源を知って、深いところから意味を理解していくといいと思います。
なぜ「天の配剤」がこんな意味になるのでしょう?
次に語源を解説していきます!
天の配剤の語源とは?
では「天の配剤」の語源を解説していきますね!
まず、「天」と「配剤」と2つに分けて考えてみましょう。
「天」とは、あめ、頭上に高く広がる大空、天にまします最高の神、万物の支配者、人間界に対して、自然界全て、等を意味します。
単純に「空」という意味でも使われますが、なんと「神」という意味でも使えるのですね!
空からは雨や雪が降ったり、雷などの自然現象が起こります。
考えてみれば、人は昔から自然現象を「神」と例えてきましたよね!
雷様や、お天道様などの呼び方もありますし、これには納得です。
続いて「配剤」とは、薬剤を調合すること、若しくは程よく配合すること、という意味があります。
薬の調合とは意外でしたが、ここでの意味は後者の「程よく配合すること」です。
ではここで、ひとつ質問です。
あなたは子供の頃にいたずらなどをした時「お天道様が見てるぞ!」なんて言われたことはありませんか?
これは「お天道様=神様」が見てるから、悪いことをしたらバレるぞ!バチが当たるぞ!という事ですよね!
この事からもわかるように、自然界を司る神様は人間の行いを見て、それに対する褒美や天罰を与えていると考えられてきました。
そう言えば「天罰」にも「天」という字か入っていますね!こんなところにも関係性がありそうです。
つまり、「天の配剤」は「神様」の存在を感じる、人知に及ばない出来事に使う言葉なのです!
それは自然界の出来事だけではなく、現在では、人の行いの結果の褒美や天罰、または人に才能や能力を与え配るという意味にも使えるようになったのです。
それでは実際に使うにはどのような使い方になるのでしょう?
次で具体的な使い方を説明していきます!
天の配剤の使い方・例文!
「天の配剤」の使い方を紹介しましょう。
単純に例文を書くだけでは少し分かりにくいと思いますので、私の実体験で説明していきます!
私には亡き祖父と、亡き祖母がいるのですが、祖父が亡くなったのがある年の6月でした。
私は所謂「おじいちゃん子」だったことと、丁度結婚が決まってすぐの事だったので、結婚式や、ゆくゆく生まれきてくれるだろう曾孫を見せられないのが残念でなりませんでした。
そんな私ですが、祖父が亡くなってすぐに子供ができ、翌年の6月に長女が誕生したんですね!
おー!ぴったり1年後!くらいの感想でしょうか?これだけなら何ともない普通の話ですが、続きがあります。
その後、祖母も亡くなるわけですが、祖母が亡くなったのがある年の8月です。
そしてなんと、その翌年の8月には長男が誕生したのです!
二人の家族を失ってしまいましたが、どちらもそのぴったり一年後に新しい家族が誕生するなんて!
性別もうまく分かれていますし、偶然にしてはうまく出来ていますよね!
「もしかして生まれ変わり?」なんて思ってしまうような「偶然にしてはうまく出来ている」そう感じる出来事こそが、「これは天の配剤だなぁ」と使うタイミングなんです!
その他には「人の才能」についても使うことが出来ますよ!
例えば、仲良し二人組のAさんはとてもピアノがうまく、Bさんはとても歌がうまい、とします。
これも「彼らの才能は天の配剤だね」と言えますよ!二人でコンサートが開けそうです。
人それぞれに、丁度よく才能が配分されている、というニュアンスですね。
ちなみに、私の祖父と祖母の亡くなった年は違いますが、なんと、月命日が同じなんです!
これもまた「天の配剤」ということが出来るのではないでしょうか?
さいごに
いかがでしたか?今日は「天の配剤」について説明してきました!
大本は「神様」を感じられる言葉だということがわかりましたね!
その感性は十人十色ですので「これ!」とは一概には言えませんが、振り返ってみると誰もがこれが「天の配剤なんだなぁ」という経験をしていると思います。
使うタイミングがなかなか無い難しい言葉ですが、そのチャンスが来たら是非使ってみましょう!