あなたは休暇中に出た課題を懸命にやり遂げて提出しました。
しかし、せっかくの課題について先生は…
「そうだねぇ、もう少し頭をひねってほしかったなぁ」
「頭をひねる?いやいや、頭なんてひねれませんよ!蛇口じゃあるまいし(笑)」
当然、先生は「?」あなたも「?」会話が成立していません(;´∀`)
ここで登場した「頭をひねる」とはどんな意味があるのでしょう?
先生になんて返事をするのが正解だったのでしょうか?
そこで今回は、頭をひねるについての意味や語源、使い方について解説していきますよ!
頭をひねるの意味・読み方は?
「頭をひねる」には大きく分けて2つの言葉が意味があるんですね!
しかし、なぜこのような意味になるのか気になりませんか?
物理的に頭をひねることは出来ませんし、どういう理由からこの言葉が生まれたのでしょう?
それには「頭をひねる」の語源を知ればその糸口が見えてくるかもしれません。次で語源を説明していきますね!
頭をひねるの語源とは?
ではここで「頭をひねる」の語源を見ていきましょう!
まずは「ひねる」について考えていきます。
この言葉には意味がいくつかあるんですよ!
- 指をつまんで回すこと
- 体の一部をねじって向きをかえること
- いろいろと悩みながら考えをめぐらすこと
- わざと変わった趣向や考案をすること
などがあります。
「頭をひねる」の場合には③の「いろいろと悩みながら考えをめぐらすこと」と、④の「わざと変わった趣向や考案をすること」の2つの意味が当てはまりますね。
また、人は何かを考えている時、無意識に首をかしげるしぐさをします。
まるで首からひょいっと頭をひねっている、そのように見えますよね!「首をひねる」という言葉もあるくらいです!
それも「ひねる」の意味と関係があるように感じられます。
その場合は②の「体の一部をねじって向きをかえること」が当てはまるのではないでしょうか?
つまり、頭の中の考えと、悩むことで起きる無意識の動き、両方の観点からこの語源の成り立ちが予測できますよね!
これらから、「頭をひねる」は「いろいろと思いをめぐらす、工夫する」「疑問に思う、首をかしげる」という意味で使われるようになったと考えられますよ!
そんな「頭をひねる」ですが、いったいどのような使い方をするのでしょうか?
次は実践編としてその使い方について紹介していきます!
頭をひねるの使い方・例文!
では、「頭をひねる」の使い方を具体的に見ていきましょう。
例文をあげますので、どんな使い方をしているか見比べてみてください。
- 「みんなで頭をひねって案を出す」
- 「このクイズを作るのに随分と頭をひねったよ」
- 「もう少し頭をひねって、この部分の配色をやり直してみよう」
3つの例文をあげてみました。このように特に「工夫して考えること」に使うことが出来ますね!
1つ目、2つ目はいろいろと考えて頑張っているなぁという感じがします。
3つ目に関しては、一度やったことをやり直している様子が伝わってきませんか?
やってみたけど、なにかを疑問に思ってやり直している、そんなニュアンスですね!
このように2つの意味を使い分けることが出来る言葉なんですよ!
さいごに
最後に「頭をひねる」の類義語をいくつか紹介していきますよ!どんな言葉があるのでしょうか?
「くびをひねる」と読みます。語源の章で少し触れましたよね!
意味は「理解できなくて考え込むこと、疑ったり、不賛成の意をしめしたりすること」などがありますよ。
寝違えたりして「首を痛める」という意味もありますが、ここでは前者の意味ですのでうまく使い分けていきましょうね。
例えば「彼女の返答に首をひねって考えてしまった」などと使ったりできます!
「のうしょうをしぼる」と読み、意味は「ありったけの知識を出しきる、脳みそ、知恵を出しきること」などがありますよ。
例えば「今までの経験を掛けて、このプロジェクトに脳漿を絞る」などと使うことが出来ますね!
「あたまをしぼる」と読みます。「できる限り頭を働かせて考える、知恵をしぼる」という意味があります。
例えば「いくら頭を搾ってもこの問題が解けないんだ」などと使ったりできますよ!
いかがでしたか?今日は「頭をひねる」の意味や語源、使い方について説明をしてきました!
言葉のイメージを掴むことは出来ましたか?
「いろいろと思いをめぐらす、工夫する」「疑問に思う、首をひねる」大きく分けて2つの意味がありましたね。
覚えたての言葉って早く使ってみたくなりませんか?
「頭をひねる」は職場、家庭、学校と、どんな場面でも使っていける言葉です。
例えば、家事を効率をあげるのに頭をひねったり、どうしてもクリア出来ないゲームを攻略するのに頭をひねったり…
特に決まりはなく、こんな身近なところで使っていけますよ!日常生活でも結構頭をひねる場面は多くあったりしますよね!
まずは、あまり構えずに試しに使ってみてくださいね!
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