軽い気持ちで、ついつい嘘や言い訳をしてしまうことってありますよね?

でも、大抵はバレそうになり、どんどんと嘘や言い訳を重ねることに…


つじつまが合わない


結局、始めに言ったこととは全く違う内容になってしまい、人から指摘されてしまうものですよね。

そんな場面で使われる慣用句「つじつまが合わない」

意味はなんとなく分かりそうですが、「そもそもつじつまって何?」などと疑問に思ってしまうこともちらほら。

そこで今回は「つじつまが合わない」について意味や語源・使い方などに触れながら、言葉について紹介しますね



つじつまが合わないの意味・読み方は?


「つじつまが合わない」は、「つじつまがあわない」と読みます。

意味は、「論理的整合性が合わないさま」「条件などがふさわしくないさま」を表す言葉となります。



少々回りくどい言い方ですが、別の言葉で置き換えるならば「道理に合わない」「筋が通らない」「矛盾している」「前後が合わない」などが挙げられます。

言っていることと実際にやっていることが違っていたり、冒頭部のように嘘や言い訳を重ねすぎて話の内容が矛盾してしまったり、などという場面で使われる言葉です。


さて、この「つじつまが合わない」ですが、「つじつま」を漢字で書くと「辻褄」。

あまり見慣れない言葉かもしれませんが、実は語源と深く関係しています。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。


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つじつまが合わないの語源とは?

「つじつま」を漢字で表すと「辻褄」となることは前述のとおり。

では、「辻褄」を「辻」と「褄」に分けてそれぞれの意味を確認してみましょう。

  • 「辻」= 裁縫で縫い目が十文字に合うところ
  • 「褄」= 着物の裾の左右が合うところ



辞書にはこのようにあります。

そこから、「合うべきところがきちんと合うこと、物事の道理」として使われる言葉が「つじつま」。

ですので、「つじつまが合わない」とは「物事の道理が合っていない」さまを表す慣用句となります。

「つじつま」はこのようなことに由来する言葉だったのですね。


また、「つじつま」を使った慣用句にはこのようなものもあります。

  • つじつまが合う(話の筋道が通る・理屈が合う)
  • つじつまを合わせる(話の筋道が通るように、もっともらしく合わせる)

「つじつま」の意味さえ分かってしまえば、これらもすんなりと使うことができるのではないでしょうか。


つじつまが合わない

つじつまが合わないの使い方・例文!

それでは「つじつまが合わない」を使った例文を見ていきましょう。

例えば、仕事上でミスをしてしまった後輩社員。

お客様にお詫びの連絡を入れるように上司から言われていたのですが、すっかり忘れてしまいました。

上司からの「連絡はしたか?」との問いに、「はい!しました」とその場はやり過ごし後でこっそり連絡しようと思っていたのですが…

「おかしいな。ついさっきお客様から連絡はまだと電話があったのだが、どうも話のつじつまが合っていないな」


他にも、その日は帰宅が遅かった旦那さん。

奥さんに「今日は遅かったね」と声をかけられたのですがついつい「仕事で遅くなった」と言い訳を。

「ふーん。どうも言ってることのつじつまが合わないみたいね。じゃあこれ何?」と上着のポケットから飲み屋のレシートが出てきてしまったような場面。

「いや、これは同僚の○○から相談があるって言われたから乗っていたんだ」

「ふーん。○○さんってお酒飲めないって前言ってなかったっけ?やっぱりつじつまが合っていないみたいね」

このように、嘘がばれてしまう場面や、言い訳を重ねることによって以前に言っていたことと食い違ってしまい話の筋道がめちゃくちゃになってしまったときなどに使われる言葉です。


もう少し例文を挙げてみますと

  • 彼の報告してきたことはつじつまが合わない
  • この小説の話の流れはどうもつじつまが合わないような気がする
  • 発言することは結構なことだが、さっきから君の発言内容はつじつまが合っていない



いずれの場合も「論理的に成り立たない」「話の内容が矛盾している」というようなときに使われています。

余談となりますが、英語の表現方法について触れてみます。

英語では「add up(納得がいく)」を使って

There were points in her testimony that didn’t add up.(彼女の証言にはつじつまが合わない点がある)

このように表すことができます。


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さいごに

いかがでしたか。

「つじつまが合わない」について意味や語源・使い方などに触れながら進めてきました。

おさらいしますと、「つじつまが合わない」は裁縫や着物に関することを由来とした言葉。

「論理的に正しくない・道理に合っていない」場面で使われる表現だとお分かりいただけたと思います。

誉め言葉というわけではないのですが、周りに話の筋道が通っていない発言をする人がいたら、そっと伝えてみても良いかもしれませんね^^


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