「昨日は楽しかったね~♪」
「さっき、公園の前を通ったらR町会の人たち片付けをしてくれていたよ。」
「やっぱり、後の祭りは大変だ!」
なんだか思いっきり「後の祭り」の意味を勘違いしているみたい(-_-;)
でも、「後の祭り」と「祭りの後」って、言葉の前後入れ替わっているだけなのに、なんで意味が違うんだろう?
語源を調べれば、何かわかるかもしれない!と、思って調べてみることにしました。
知ってるようで知らない言葉って意外に多いですよね。
この記事を読んでくれてるという事は、あなたも「後の祭り」について知りたいのではないでしょうか?
そこで今回は「後の祭り」の意味や語源、使い方について紹介します!
後の祭りの意味・読み方!
ひとことで言うとしたら、「手遅れ」「間に合わなかった」ですね。
やるべきことをやるべき時にせずに後からブツブツ言っている。ネガティブに使うイメージです。
「お祭り」は「楽しい」や「にぎやか」など明るいイメージなのにどうしてこんな意味に使われているのでしょうか?
語源の章を見ていけば、そんな疑問もきっと解決しますよ。
と、いうわけで次の章では語源を紹介していきますね。
後の祭りの語源・由来とは?
実は、「後の祭り」の語源はは大きく分けてふたつの語源が存在します!
ひとつは「祇園祭」そして、もうひとつが「故人」に語源があるんですよ。
まずは、「祇園祭り」の方から紹介しますね。
もうひとつの「故人」の方の語源も見てみましょう。
「後の祭り」は祭りの終わった後、という意味ではなく「後の祭り」という、お祭り・祭礼の名前だったんですね。
それなら、「祭りの後」とは意味が全く違うのも納得できますよね。
さて、「後の祭り」の語源を学んだことで、意味をより深く理解することができました。
次は例文を見ながら、「後の祭り」の正しい使い方を見ていくことにしましょう(^-^)
後の祭りの使い方・例文!
では早速、「後の祭り」の例文を見ていきましょう。
ポイントは「後悔」「手遅れ」ですよ( ..)φメモメモ
やるべきことをやるべき時にせずに後からブツブツ言っている。そんなふうに、ネガティブに使うイメージの言葉。
何とかポジティブに使えないものでしょうか。
使えましたね♪
「後悔しても仕方がない。次に行こう~次!」「後悔しないように!」そんな意味でも使えるということが分かりました。
ちなみに、後悔したり手遅れにならないためにこんな言葉もありますよ。
- 備えあれば憂いなし:日ごろから準備や対策をしていれば、何かが起こっても心配いらないということ。
- 転ばぬ先の杖:あらかじめ失敗を防ぐための準備をしたり、用心したりしておくべきだ。
- 濡れぬ先の傘:失敗しないように手回しよく準備するたとえ。
- 用心にケガなし:用心さえしていれば、失敗することはないということ。
- よい中(うち)から養生:あらかじめ用心すれば失敗がないことのたとえ。
こちらをふまえて「後の祭り」なんて事態は、是非とも回避していきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「後の祭り」の意味や語源・使い方を見てきました。
「後の祭り」の類語も紹介しますね。
- 覆水盆に返らず:一度起こってしまったことは元に戻すことはできない。
- 後悔先に立たず:既に終わった過去のことを 後から悔やんでも取り返しがつかないこと。
- 破鏡(はきょう)再び照らさず:やってしまったことは取り返しがつかず、後悔しても無益だということ。
- 落花枝(らっかえだ)に上り難し:一度失われたものは取り返すことができないということ。
英語ではこんなふうに表現します。
- (It’s)too ate (それはもう手遅れだ)
- The dtoo leteamage is done.(手遅れだ)
ことわざもありますよ。
- The ship has sailed.(船はもう海に出ていってしまった。)
- The bird has flown.(鳥はもう飛んで行ってしまった。)です。
どちらの「後の祭り」と意訳されるものです。
人は誰しも、失敗するものです。
しかし、それを回避する術を持っていることも事実です。
ほんの少しの注意。それだけで、随分とかわるんじゃないでしょうか。
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