先日、ママ友達との会話で、
Aさん「来年の春から子供を○○保育園に入れようと思うんだけど、あそこって結構親がやらなければいけないことが多いでしょ?平日の夕方に集まることもあるって聞いたし…。私、正社員でバリバリ働きたいし、その都度休みなんて取れないと思うのよね…」
Bさん「二の足を踏んでるのね」
Aさん「そうなのよ~。」
私(二の足を踏むって何だっけ…?何となく聞いたことはあるけど…)
その時は「二の足を踏むって何?」と聞くのが恥ずかしく、何も言わずにそのままに…。
しかし、家に帰ってからも、モヤモヤが残ってしまいました。
あなたもこのような経験ありませんか?
そこで今回は「二の足を踏む」の意味とと使い方を紹介します。
まずはその意味からしっかりと理解していきましょう!
二の足を踏むの意味と読み方は?
例えば、漫画で、ある男性が、好意を寄せている女性と他の男性が仲良く話しているところを見てしまいました。
その後、その女性に「あの男は誰?」と聞こうとするのですが、「付き合ってもいないのにこんなことを聞いてどうするんだ?そもそも彼氏だったらどうしよう!」と思い、聞くのをやめてしまいます。
このようなシーンのある男性は、まさに二の足を踏んでいる状態。
○○したい!○○しよう!と行動を起こそうとするけれど、それを否定するマイナスの考えや事情により思い切ることが出来ずにいる。
それが「二の足を踏んでいる」状態なのです。
ところで、「二の足を踏む」の「二の足」とは一体何なのでしょうか?
二の足を踏むの語源とは?
「二の足を踏む」の「二の足」とは「一歩目の次の二歩目」のことです。
先程の漫画のシーンのように、勢い良く一歩目を踏み出したのは良いけれど…。
悪い考えが頭に浮かぶなど、何らかの事情により、二歩目が出ずに思い悩んで足踏みすることの様子から、「二の足を踏む」とは「物事を進めるのに思いきって出来ないこと」の喩えとして使われるようになりました。
では、どのようなときに「二の足を踏む」を使えば良いのでしょうか?
二の足を踏むの使い方と例文
「二の足を踏む」と同じような意味の言葉として「躊躇する」「戸惑う」「優柔不断な」「グズグズする」「ウジウジする」等があります。
「二の足を踏む」は、そのような時に使うことができるのです。
- ある女性は夫と買い物中、たまたま通りかかった店でとてもとても可愛い鞄を見つけ、一目惚れ。
「絶対に欲しい!」と思い店に入ったのだが、値段を見てびっくり!
「自分のお小遣いじゃ足りないし買えないなぁ…」仕方なく諦めるか、夫に頭を下げて生活費を削って買うか…二の足を踏んだ。 - 僕は彼女と結婚したいと思っているし親にも「早く結婚しなさい」と言われている。
しかし現在の仕事の収入は少なく、貯金もあまりないので、この先経済的に大丈夫だろうかと不安があり二の足を踏んでいる。 - ある男性は就職活動で40社の面接を受けたが全て不採用だった。
41社目に受けた会社でやっと採用になったのだが、後日、そこは残業・徹夜当たり前のブラック企業だと知った。
入社を断ってまた他の会社を受けようかと思ったが、またいくつもの面接を受けるのかと思うとウンザリするし、「就職先決まったよ!」と親に伝えたときのあの喜んだ様子が頭に浮かび、二の足を踏んだ。 - どんなに毎日練習して完璧に覚えた自信のある役の演技でも、初公開日、いざ舞台前の大勢のお客様を目にしたら二の足を踏んでしまう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「二の足を踏む」ことは自分の中では葛藤して慎重に行動しているようです。
しかし、周りから見ればモジモジしてて「早く決めなさい!」と言われてしまいそうですね(^_^;)
いつも二の足を踏んでいては、決断力のない人間と思われてしまうのでご注意を。
※補足※
「二の足を踏む」と似たような言葉で「二の舞を踏む」と言うのがあります。
これは「二の舞を演じる」と「二の足を踏む」の混同語で正しい言葉ではありません。
正しくは「二の舞を演じる」で「前の人の失敗を繰り返す」と言う意味で「二の足を踏む」とは全く違いますので間違えないようにしましょう。
関連記事(一部広告含む)