ある女子会でのやりとり…
「○○ちゃんと話しててもなんでも否定されて、なんか鼻につくんだよね~」
「わかるー!話してて嫌になるよね!」
こんな風に人の噂話をするのって、女性の中ではあるある!
聞いていると、あまりいい話ではないことはわかりますが…。
「鼻につく」ってどんな意味だったっけ?
普段よく耳にするけど、「どんな意味だっけ?」や、「どんな風に使うの?」といった言葉はたくさんありますよね。
そこで今回は、鼻につくの意味や使い方について分かりやすく紹介します!
まずは、意味から一緒に見ていきましょう。
鼻につくの意味・読み方は?
平たく言うと「うざいな~」ということ(;´∀`)
例えば、冒頭の話でいくと、
A「このスマホケース、フリマアプリで見つけて買ったんだ!かわいいでしょー?」
B「えー!フリマアプリで買い物なんて怖くて私は無理だわー!あっ!そんなことより昨日さぁ…」
A「…」
もしも、あなたがAさんだったら嫌な気持ちになりますよね。
こんな会話がしょっちゅう繰り返されたら、さすがにBさんと話したくはなくなります。
そんな状態を「鼻につくなぁ」なんていうんですね!
しかし、なぜ「鼻につく」でそのような意味になるのでしょうか?
実は、語源に秘密が隠されていました!
一緒に見ていきましょう。
鼻につくの語源とは?
鼻につくって聞くと、何かが鼻についたのかなぁ?と思ってしまうのですが、実は、その通りなんです!
結論から言うと「におい」がつくから出来た言葉。
嫌なにおいを嗅いだ時や、突然、たくさんの香りを嗅いだ時ってどうなりますか?
なんだか、嫌なにおいがいつまでも鼻に残っているような気がしますよね。
例えば、香水や化粧品、芳香剤を買おうとしている時。
初めは「いい香り~」と嗅いでいられます。しかし、色々と試しに嗅いでいると鼻がおかしくなってきます(;´Д`)
離れてもいつまでも香水のにおいが鼻に残っているような…
においが「鼻につく」とはそんな状態のこと!
「嫌なにおいが鼻に残る」様子が転じて、「度重なって嫌になる」だとか「飽きて嫌になる」という意味になりました。
それが更に、「人の振る舞いがうっとうしく感じられること」という意味に変化していったのです!
「なんとなく嫌い」というよりも、日常的に何度も接することで段々嫌になってくるというニュアンスですね。
では、次は実践編です!
「鼻につく」は、どういった場面で使える言葉なのでしょうか?
鼻につくの使い方・例文!
どんな使い方がされているか、比べながら見てみてくださいね。
- 「生意気な後輩が鼻につく」
- 「彼女が鼻につくのは、話す度に自慢話を織り混ぜてくるからだ」
- 「彼の態度が鼻について気分が悪い」
こんな風に使えます!
どれを見ても悪い印象ですよね…
「度重なったり、飽きて嫌になること、人の立ち振る舞いなどがうっとうしく感じられること」
という意味ですから、悪い意味、噂話や陰口で使われるのがほとんど。
しかし、そういう人って意外と身近にいるんですよね~!ちょっと悲しいですが、そんな時に使う言葉なんです。
さいごに
最後に、「鼻につく」の類義語を紹介していきます!
- 「虫がすかない」
- 「顰蹙を買う」
- 「頭にくる」
「むしがすかない」と読みます。意味は「なんとなく気にくわない」です!
例えば「あの人は、なんだか虫がすかないんだ」などと使ったりします。
「ひんしゅくをかう」と読みますよ。意味は、「人から嫌がられる言動をして、嫌われ、軽蔑・非難されること」。
「余計な一言で顰蹙を買ってしまった」などと使うことが出来ます。
「あたまにくる」と読み、「怒りで興奮すること、かっとなること」という意味です。
例えば「彼女のあまりの態度に頭にきたようだ」なんて使ったりしますね!
ここでもネガティブな言葉が並びました。少しずつ意味合いが違うのが伝わってきますね。
同じような悪い意味でも、時と場合によって使い分けられますので、参考までに覚えてみてください。
今回は、「鼻につく」の意味や語源、使い方について解説をしてきました!
イメージは掴めましたか?
語源から勉強することで、言葉の意味をより深く知れましたね!
ネガティブなイメージのある言葉ですが、この記事を読んだきっかけに反面教師にもなると思います。
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