「○○さんの娘さん、東大に合格したそうよ!才色兼備で、ご両親は鼻が高いわねぇ!」

東大に入るなんてすごいなぁ、かっこいいなぁ!そんな風に思いつつ、「鼻が高い」って一体なんだっけ?


鼻が高い


よく耳にするけど、イマイチ意味がわからない言葉ってたくさんありますよね。

そこで今回は、鼻が高いの意味や語源について分かりやすく紹介します!

実は、とても役に立ち使い時が多い言葉なんですよ^^

早速、意味から見てみましょう!



鼻が高いの意味・読み方は?


「鼻が高い」は「はながたかい」と読みます。

「誇らしい気持ちである、得意である」という意味がありますよ!



意味を知るとなるほど!と思いますが、なぜ「鼻が高い」でそんな意味になるのでしょうか?

鼻の高さには個人差がありますし、わざわざそう言わなくてもいいじゃないか!と思ってしまうのですが、「鼻が高い」にはしっかりとした語源があるのです。

次に語源について、見ていきましょう。


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鼻が高いの語源とは?

「鼻が高い」は物理的に高い鼻を表しているわけではありません!

実は、大きく分けて2つの由来が考えられていますよ。

まず1つ目が、人が得意になったり、自慢したりする時は、「威張っている」と言い換えることが出来ます。

威張っている時って、顔を上の方に向けてふんぞり返るような、高慢な態度のイメージ。

顔を上の方に向けたら、下を向いていた鼻筋が上を向きます。

そんな風に威張っている時の鼻の様子から転じて、「鼻が高い」が「誇らしい、得意である」というようになった、と考えられています。


そしてもう1つの説は、「天狗」。

天狗とは、山に住んでいるといわれる「妖怪」のこと!

顔が赤くて鼻が高い(長い)、山伏の格好をしていて、手には葉団扇、足には一本歯の高下駄を履いています。

実は、天狗は元々、山伏や僧侶だったと考えられているんです。

仏教の道を歩んでいたにも関わらず、あまりにも慢心が過ぎて仏教の世界から外れ、魔界に堕ちてしまった妖怪なんだそう。

天狗は何かにつけてものを知っているのを自慢したり、人間に教えたがる、自信満々でおせっかいな性質を持っていると言われています。

慢心の度が過ぎて妖怪になってしまったわけですから納得ですよね!

そんな性質の天狗は鼻が高い妖怪です から「鼻が高い」が「誇らしい気持ちである、得意である」という意味で使われるようになったと考えられているんです。


語源がわかったところで、次はその使い方について考えていきますよ!

どんな場面で使える言葉なのでしょうか?


鼻が高い

鼻が高いの使い方・例文!

「鼻が高い」を使った例文をいつくかあげますので、どんな使い方をしているか見てみてくださいね。

  • 「夫が出世して鼻が高い」
  • 「SNSでたくさんいいね!がついて鼻が高い」
  • 「娘がピアノコンクールで優勝して鼻高々だ」



こんな風に使えますよ!


どれも「得意気になっている」というイメージが伝わってきますね。

3つ目は「鼻高々」という言い方をしてみました。

この使い方も正解で、「高々」と繰り返すところから「とても誇らしい」という強い印象が感じられますね!

語源の章では、威張っているやら天狗やらと解説をしたので、良くないイメージを持ってしまうかもしれません。

しかし実際には、「鼻が高い」はこのように良いことに使える言葉なんです!

是非覚えておいてくださいね!


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さいごに

では最後に「鼻が高い」の類義語を紹介して終わりにしましょう。

  • 「天狗になる」
  • 語源の章で触れた「天狗」に関する言葉です。

    「いい気になって自慢する、得意になる、うぬぼれる」という意味がありますよ!

    「鼻が高い」と違い、あまりいい意味では使われませんので、うまく使い分けてください!

    例えば「○○さん、営業成績がいいからって天狗になってるよね」などと悪く言われるときに使ったりします。

  • 「鼻にかける」
  • 「自慢する、得意がる、高慢」という意味がありますよ!これもどちらかというと悪い意味で使われることが多い言葉です。

  • 「小鼻をうごめかす」
  • 意味は「得意げな様子をみせるさま」です。



今回は「鼻が高い」の意味や語源、使い方にについて解説をしてきました!

「天狗の高い鼻」から来ている言葉だとはちょっと驚きですよね!

これを読んだことでひとつ雑学が増えて、正にあなたも「鼻が高い」のではないでしょうか?

新しい言葉を覚えると早速使ってみたくなりますよね。

いい意味で使える言葉ですし、今後、使う場面はたくさん出てきますよ!

是非この記事を参考にして使ってみてくださいね!


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