先日、「あいつは忘れっぽいから、ちゃんと来るように釘を刺しておいてくれ。」なんて、大学の先輩に言われました。


釘をさす


あなたもこんな台詞聞いたことありませんか?

「あいつのために、あらかじめ注意しておいてくれ。」みたいなことだと、何となく意味は分かります。

しかし、自分ではあまり使わないので正確な意味や使い方は分かりません(~_~;)

ここでは、知っているようで知らない「釘を刺す」の意味や使い方について見ていきましょう。



釘をさすの読み方と意味とは?


「釘を刺す」は「くぎをさす」と読みます。

意味は、「あとで問題が起きないように、あらかじめ確かめておくこと」です。



詳しくみていきましょう。

辞書によると、「言い逃れを避けるために念を押すこと」「逃げないように確認しておくこと」「間違いのないように注意を促すこと」。

表現は様々ですが、とにかくあとで問題が起きないように確かめておく、という意味ですね。

では、なぜ「釘を刺す」というのでしょうか。

釘を刺すなんて、何だか怖いですよね。

しかしこれには、実はちゃんとした語源があるんです!

この語源を知ることで、言葉への関心が深まるかもしれませんよ。

さっそくみていきましょう。


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釘をさすの語源は?

「釘をさす」の語源には、古くからの日本建築が関係していて、日本建築の工法、職人さんが使う技術に由来しています。

お寺とか神社など、日本は木造建築が多いですよね。

木造建築ですが、昔は釘を使わずに造っていたんです。

木材に穴を開けて、木材同士をそれぞれをパズルみたいに組み合わせていました。

鎌倉時代まではこの工法が一般的で、ほとんどが釘を使いません。

しかし鎌倉時代からは念のために釘を打って固定するようになったのです。

そして江戸時代から、間違いのないように確認することの例えとして「釘をさす」という言葉が使われるようになりました。


ちなみに、ここでいう「釘」とは、和釘のことです。

和釘は日本の伝統的なもので、断面が角ばっていて、先端は剣先状。

イメージしにくいかもしれませんが、これでは打ち込むのに力が必要になってしまいます。

ですから、職人さんは木材に穴を開けてから釘を刺し込むスタイルで建築を進めました。

「釘を打つ」ではなくて「釘を刺す」となったのはこのためです。

普通の釘ではすぐに抜け落ちてしまいますからね。


意外なところにルーツがあるものですね。

そんな「釘をさす」ですが、実際に使うのはどんな場面で誰に対しても使えるものでしょうか?

例文を挙げながらみていきたいと思います。


釘をさす

釘をさすの使い方・例文!

まずは、最初の例文「あいつは忘れっぽいから、ちゃんと来るように釘を刺しておいてくれ。」を見てみましょう。

「釘をさす」とは誰かに対して注意を促すことなので、その前に自分自身がやることをしっかりできなければいけません。


他にも例を挙げましょう。

「上司からミスのないように、と釘を刺されたのでより一層気を付けなければ。」という文は、ミスをすることに対して、上司から気を付けろと言われたものです。


次の文は、友人に向けて言う場合です。

「君は口先だけだから、そういうところには釘を刺しておくよ。」これは、相手が約束を守らないとか、言っただけで実行に移さないことを注意を与えているものです。

この台詞を言うなら、あなたも口先だけではいけませんね。

言ったことを実現できる人の方が、説得力がありますから(*^-^*)

最後のまとめでは、補足説明をしてみます。


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まとめ

「釘をさす」は、相手を思って、あらかじめ確かめておくことです。

語源は意外でしたね。伝統技術って大事なものだなぁと思います。

同じような表現では「念を押す」「戒める」などは、意味がよく似ていますね。

広い意味でとらえると、「確認する」「制する」なんて言うのも同じカテゴリーで相手のために注意する、というニュアンスですね。

誰かに釘を刺されないように、生活のなかで気を付けたいものですね。


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