忘年会や新年会の季節には、
「部長の十八番を聞かせてくださいよ!」
「十八番が出たよ!」
なんて言葉よく耳にしますよね?
しかし、どうして「十八番」という表現が生まれたのでしょうか?
それに、「じゅうはちばん」と言う人もいれば「おはこ」と言う人もいる。
いったいどちらが、正しい読み方なのでしょうか?
耳にする機会は多いけれども、それって正しいのと聞かれると不安になる言葉は意外と多いものです。
間違えて使って恥をかかないためにも、今回は「十八番」の正しい意味や語源・使い方を紹介していきますね!
まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう。
十八番の意味・読み方!
読み方を確認したところで、新たな疑問が生まれてしまいました(~_~;)
いったいどうして、「十八番」を「おはこ」と読むようになったのでしょうか?
次の章で詳しく解説するので見てみましょう。
十八番の語源・由来とは?
「十八番」の語源は、諸説あると言われています。
今回は、一番有名な「歌舞伎」に語源がある。という説を詳しく紹介しますね。
歌舞伎説以外のものに語源があるという説も紹介しますね。
- 江戸時代、武士が嗜む武芸(刀、弓、組みetc…)が全部で18種類(武芸十八般)あったというところからきている説。
- 阿弥陀如来が仏になる修行をしている時に立てた誓い(弥陀の48願)の十八番目が「念仏をする人達を必ず救済する」というものであった。これが他の仏の立てた誓いより突出していることからきているという説。
次の章では、「十八番」の使い方を紹介していきますね。
十八番の使い方・例文
早速、例文を見ていきましょう。
と、このように「十八番」を使います。
どの例文も、「得意なもの」という意味で使われていることが分かりますね。
まとめ
いかがでしたか?
「十八番」の意味や語源・使い方を紹介してきました。
「十八番」は、語源の章でお話した「お家芸」として表現することもできます。
他には、どんな表現方法があるのでしょうか?
- お株:その人の得意とするわざ。また、特有の癖。
- 専売特許:その人だけが得意とする技術・方法など。
- 得手(えて):最も得意とするところ。
- 取り所:取り立てていうだけの価値のある点。長所。
- お手の物:得意とするもの。簡単にできるもの。
語源が「歌舞伎」にあったという説がある「十八番」。
他にも、「歌舞伎」からきている言葉はこんなにあります。
- 二枚目・三枚目:やさ男。美男子
- どんでん返し:話、形勢や立場などが逆転すること。
- 差し金:陰で人に指図して操ること。
- 幕ノ内弁当:白飯と数種類のおかずからなる弁当。
- 楽屋:出演者が出演の準備をしたり休息したりする所。
「え~!」と驚いたものもあるのではないでしょうか?
語源って、思ってもみないところにあったりするんですね。
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