よく耳にする、慣用句やことわざのひとつに「焼け石に水」という言葉がありますよね。
あなたも、あきらめ気味な状況のときに使う言葉というイメージを持ってませんか?
でも、本当に「焼け石に水」はあきらめの言葉なのでしょうか?
「〇〇なイメージ」で使ってしまっている言葉って思いのほか多いものです。
ひょっとしたら、違う意味もあるのかもしれませんよ。
そこで今回は「焼け石に水」の意味や語源・使い方を紹介していきます。
特に使い方は、慣用句やことわざを少しでも身近に感じれるように例文を工夫してみましたので、ぜひ参考にしてください!
焼け石に水の意味・読み方!
もう少し詳しく説明すると、「大量に不足しているので、わずかな量をプラスしたくらいではは全く足りないということのたとえ。」ですね。
「焼け石に水」の言葉から、石に水をかける行為が語源になってそうですが…
一体どうやって出来た言葉なのでしょうか、次の章で詳しく見ていきましょう!
焼け石に水の語源・由来とは?
「焼け石に水」は、予想通り石に水をかける行為に語源があります。
もちろん、ただの「石」ではなく、「焼け石」つまり、熱く焼けた石に水をかけることに語源があるんですよ。
余談になりますが、この「焼け石に水」の語源である、焼けた石に水をかける行為を必要としているものがあります。
そう、日本でも流行りだしている「フィンランド式サウナ」です。
フィンランド式サウナの中には、キウアスという上に石が敷き詰められた薪ストーブや電気ストーブが設置されています。
そのキウアスで焼かれている石へとで水ををかけ、瞬時に発生する水蒸気で湿度を保ちつつ、サウナを楽しむんですよ。
ということは、フィンランドでは「焼け石に水」は必要な行為ということになりますね(*^-^*)
さて、ここまでで意味と読み方・語源が分かりました。
次の章では「焼け石に水」の実生活でも使えそうな例文を紹介しますね!
焼け石に水の使い方・例文!
「焼け石に水」は、「そんなことしても無駄・無意味」という使い方で使われることがとても多い言葉です。
例文を見て、確認してみてくださいね。
夏休みに田舎に帰ったときなんかに、こんな光景があるんじゃないでしょうか。
目の前に情景が浮かんできそうな例文ですね。
ここからは、学校生活でありそうなシチュエーションを使った例文をご紹介しますね。
と、こんなふうに「焼け石に水」を使ってくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
「焼け石に水」の意味や語源・使い方を見てきました。
焼けた石に水をかけた描写が語源なんて、言葉そのままでちょっと笑ってしまいますね。
実は、海外にも同じような意味のことわざがあるんです!
- What is a pound of butter among a kennel of hounds?(一群の猟犬に1ポンドのバターで何の足しになるの)
- Only a drop in the bucket(バケツの中の一滴の水)
どちらも、無駄で意味がないことを表す言葉で「焼け石に水」と意訳されます。
類語も紹介しておきますね。
- 杯水車薪(はいすいしゃしん):努力や援助がごくわずかで、なんの役にも立たないこと。
- 二階から目薬:回りくどいうえに、効果もあまりないこと。
- 遠火で手を焙る:直接的な効果がないことのたとえ。
- 骨折り損のくたびれ儲け:努力のかいもなく効果が上がらず、疲れだけが残ること。
- 豆腐に鎹(かすがい):どんなに意見などをしたところで一向に効き目がないこと。
似たような言葉でもこんなのもバリエーションがあるんですね!
意味はもちろんのこと、使い方も間違っていたら恥ずかしいから…なんてこと言わないでどんどん慣用句やことわざを使っていきましょう!
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