「君って、几帳面だよね。」と言われたら、大抵の人は褒められたと感じると思います。
でも、本当に「几帳面」は褒め言葉なのでしょうか?
そう聞かれると、自信をもって答えられる人は意外に少ないもの。
うろ覚えで使っている言葉って多いですからね!
そこで今回は、几帳面の意味や語源、使い方について紹介します。
一緒に見ていきましょう。
几帳面の意味・読み方!
「どんなことでもいい加減にしないで、きちんとする真面目な人」を表す言葉として使われることがほとんどですね。
意味やどんな人を表す言葉なのかは分かりましたが、どうして、そういう人を「几帳面」と呼ぶようになったのでしょうか?
漢字や意味からは推測できそうにありませんね。
そんな場合は、語源を調べてみると分かることが多いんですよ(*^-^*)
と、いうわけで次の章では語源について見てみましょう!
几帳面の語源・由来とは?
「几帳面」の語源をたどっていくと平安時代の「家具作り」にたどり着きます。
さて、ここまでで意味と読み方・語源が分かりました!
次に、実生活でもありそうなシチュエーションの例文を使いながら、使い方を紹介します。
几帳面の使い方・例文!
では早速、例文を見ていきましょう。
几帳面は「どんなことでも、いい加減にしないできちんとする真面目な人」を表す言葉でしたね!
まずは、ビジネスシーンにありそうなシチュエーションでの例文です。
そうそう、「見積書、どこへ行ったかな?」と探す時間はムダな時間ですからね。
ファイリングなんかは、特に几帳面さが際立ちます。
ビジネスシーンでは、無駄を省くのはとても大切なことです。
こちらの例文では「几帳面」を悪口として使っていますね。
確かに、几帳面な人は融通が利かない人が多いかもしれません。
しかし、すべての面において自分と同じレベルを他人に要求したり・価値観を押し付けたりする人ばかりじゃあないでしょうから、見習うべきところは、しっかりと見習いましょうね。
時間にルーズなんてのは、ビジネスシーンではもってのほかですから!
ご家庭で使う場合やや子育て中のママには、こんな例文はいかがでしょうか。
お子さんが小さくても、散らかさないママって本当にすごいですよね。もう、尊敬しちゃいます!
私の場合は見えなけりゃオッケーってことで、すぐに戸棚やクローゼットにしまい込んじゃいますから(笑)
ありますよね。お子さんのこだわりと言うかなんというかw
ひょっとしたら、ママも変な几帳面さがあるのかもしれませんよ( *´艸`)
まとめ
いかがでしたか?
「几帳面」の意味や語源・使い方を見てきました。
「几帳面」は一見すると、褒め言葉のように見えますが、「几帳面」な人が苦手という人が使うと悪口にもなってしまう言葉。
「融通がきかない人」という嫌味で、「几帳面」を使う人がいるのも確かです。ビジネスシーンでは、特に気をつけて使いたい言葉のひとつですね。
言葉選びに困ったときに、融通が利くように「几帳面」の類語をご紹介しておきますね。
- きちんと:整っているさま。正確なさま。過不足ないさま。
- 誠実:真心がこもっていること。誠意があること。
- 真面目:誠実である。本気である。
- 折り目正しい:態度がきちんとしているさま。行儀作法にかなっているさま。
- 律儀:きわめて義理堅いこと。実直なこと。また、そのさま。
英語では、こんなふうに表します。
- well-organized:整然としている、きちんとしている。
- methodical:注意深くて秩序立っている。
- Scrupulous:実直な。慎重な。
思いのほか、たくさんありますね。
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