「大丈夫」あなたはこの言葉を今まで何回くらい使いましたか?

大抵の人は数えきれないほど使っているはずですよね。


大丈夫


それくらい日常でよく使う言葉「大丈夫」ですが、実は間違えて使われているのがとても多い言葉なんですよ(;゚Д゚)!

何気ない日常会話で使っているからこそ、使い方の間違いに気が付かない言葉は、思いのほか多いものです。

そこで今回は、そんな誤用の多い言葉の代表格「大丈夫」の紹介です。

意味や使い方はもちろんのこと、語源や言葉の成り立ちまで掘り下げて紹介しますね。

特に使い方をご紹介する際には、誤用しそうな使い方も例にあげて説明していきます!

それでは、まずは意味と読み方から、一緒に見ていきましょう。



大丈夫の意味・読み方!


「大丈夫」「だいじょうぶ」と読みます。

意味は、

  • 危なげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
  • まちがいがなくて確かなさま。

です。



簡単に言えば「心配ない」といったニュアンスですね。

あらためて意味をみてみると、「あれ?」っと思いませんでしたか?
そう思ったあなたは、きっと意味を誤解して使っていたんです

一番多い誤用は、断わり言葉として「大丈夫」を使うというものです。

詳しいことは、使い方の章で説明しますが、この誤用がとても多いと言うことを覚えておいてくださいね。


では、誤用を防ぐための意味も込めて次は語源を確認していくことにしましょう。


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大丈夫の語源・由来とは?

「大丈夫」の語源をたどっていくと、中国が「周(しゅう)」と呼ばれていたB.C.1050年頃~B.C.260年頃へとたどり着きます。

実は「大丈夫」は「大」と「丈夫」に分かれるんです

周の時代の長さの単位で「丈」というものがあり、「1丈」は約180cmでした。

この「1丈」の長さが、周の時代の男性の平均身長に近かったので、男性のことを「丈夫(じょうふ)(ますらお)」と呼んでいました。

そしてその中でも、強くて立派な男性のことを、「その社会で水準以上にすぐれている。」という意味の「大」をつけて「大丈夫」とよぶようになったのです。


この言葉が日本に伝わった際には「立派な成人男性」という意味で伝わり、そこから

  • 非常に強い。
  • 非常に健康。
  • とてもしっかりしている。

と、いう意味に転じていきました。


そして、そういった男性に任せておけば、

  • 間違いない。
  • 心配ない。
  • 確実だ。
  • と、解釈されこの解釈が現代の意味として残ったというわけなんです。



    さて、語源のご紹介が終わったところで次は「大丈夫」の使い方を紹介していきましょう。

    「大丈夫」は誤用の多い言葉なので間違った使い方の例文を混ぜながら紹介していきますね。


    大丈夫

    大丈夫の使い方・例文!

    早速、例文を見ていきましょう。

    「えっ!こうやって使っていた!」という例文がきっと出てきますよ。

    まずはふたつの例文を見ていただきましょう。

    思いもよらないトラブルが発生してしまった!

    まだ、新人の僕にはうまく回避する方法がみつからず困っていたけれど先輩が応援に来てくれたから、きっと大丈夫

    うまくトラブルを回避してくれるはず!


    昨日の夜中からの突然の発熱。

    しかも38℃をこえる高熱だったから心配したけれど、薬が効いてきて熱が下がりだしたからもう大丈夫だね

    インフルエンザじゃなくって、本当によかった!



    こちらのふたつの例文は、「安心できる」や「まちがいがなくて確かなさま」として「大丈夫」を使っています。

    「大丈夫」のもつ本来の意味を正しく使っていますね。


    では、続いての間違った使い方をしている例文を見ていただきましょう。

    • 例文①
    • 「すみません、こちらの服は試着できますか?」

      「大丈夫ですよ。どうぞ、こちらの試着室でご試着ください。」

    • 例文②
    • 「もう1件見に行きたいんだけど、付きあってもらってもいい?」

      「大丈夫だよ♪」



    いかがですか?
    例文①や②では、「可能」という意味で「大丈夫」を使っています。

    こういった場面はよく目にしますよね。

    では、こちらはどうでしょうか?

    • 例文③
    • 「ありがとうございます。○○円になります。こちら、袋にお入れしますか?」

      「いえ、大丈夫です。」

    • 例文④
    • 「どうぞ、遠慮せずにこちらも召し上がってください。」

      「大丈夫です。お気遣いなく。」



    例文③や④では、「結構です。」や「不要です。」とお断りする言葉のかわりに「大丈夫」を使っています。

    このように、「大丈夫」を可能・不可能または、お断りの言葉として誤用することが多く見られますね。

    「丁寧に聞こえるから」「やんわりとしたニュアンスだから」という理由で「感謝しつつ断る」ことに使われているようです。

    しかし、今現在では「誤用」ということになるので、覚えておいてください


    ちなみに、「もしもし、今お電話大丈夫ですか?」と聞かれることも多いと思いますが、こちらもよくある誤用です。

    「不都合はありませんか?」という意味合いで「大丈夫ですか?」を使っているのでしょうが、本来は「今お時間よろしいですか?」という問いに、相手が「大丈夫です。」と答えるのが正しい「大丈夫」の使い方ですね。


    誤用かどうかを見極めるには、「違う言葉に置き換えてみる」というのも、ひとつの方法です。

    「大丈夫」だと、「心配ない」や「確実だ」に置き換えてみるとよいでしょう。


    ただ、「言葉は生き物」と言われるように、時代と共に意味が変わっていくものです。

    たとえば、「敷居が高い」は、最近になって誤用されていた意味が、正しい意味として追加されています。

    このような例もあるので、今後は「大丈夫」の意味が変わるという可能性もありますので、注意しておいたほうがよさそうですね。


    すでに明鏡国語辞典2010年第二版には「大丈夫」が、

    • 相手の勧誘などを遠回しに拒否する俗語。
    • そんな気遣いはなくても問題はないの意から、主に若者が使う。

    と記されていますから(;´∀`)


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    まとめ

    いかがでしたか?
    「大丈夫」の意味や語源・使い方を見てきました。


    「大丈夫」を英語で表現すとこんなふうになるんですよ。

    「大丈夫?」と聞く場合は、

    • Are you okay?
    • Are you all right?



    「大丈夫だよ。」と答える場合は、

    • I’m okay.
    • I’m all right.

    となります。

    英語表現も、よく耳にする言葉ですね。


    今回ご紹介した「大丈夫」は、本当に耳にすることも使うことも多い言葉。

    しかし、「大丈夫」を可能・不可能又はお断りの言葉として使うことが誤用であるということを、あまり知られていませんね。

    ビジネスの場や地域社会は、言葉使いを気にする人が多い場です。

    あなたが使っている「大丈夫」が正しく使われているか?もう一度確認してみてくださいね^^


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