「生き馬の目を抜く」なんとも恐ろしそうなことわざ…。

生きてる馬の目を抜くことで、どんな意味になるのか全く分かりません(;´Д`)


生き馬の目を抜く


聞いたことはあるけど、意味が良く分からない言葉って意外に多いですよね。

あなたも、意味が分からなくて曖昧な返事をした経験あるのではないでしょうか。

逆に、しっかりと言葉の意味を知ってたら、話が盛り上がることも!

そこで、今回は「生き馬の目を抜く」の意味や語源・使い方の紹介します!

一緒にみていきましょう。



生き馬の目を抜くの意味・読み方!


「生き馬の目を抜く」は「いきうまのめをぬく」と読みます。
   
意味は

  • 素早く物事をするさま
  • 素早く他人を出し抜き、利益を得ること
  • 抜け目がなく油断できないさま
  • です。



    言葉からは想像もできないような意味でしたね!

    語源はやはり、生きている馬の目を抜いたことなのでしょうか…

    疑問を解決するためも語源をみていきましょう。


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    生き馬の目を抜くの語源・由来とは?

    「生き馬の目を抜く」の語源は、実は人間の想像

    類語である「生き牛の目を抜く」から派生した言葉で、「牛よりも足の速い生きた馬の目を抜く方が難しい」だろうな。 という想像と比喩からうまれました。

    「生きた馬の目ですら抜き取ってしまうほど素早い」ということですね。

    本当に目を抜いたわけではなくてホッとしました(;´∀`)


    慣用句やことわざの得意技に比喩表現があったことをすっかり忘れていました。

    安心したところで次は意味を深く知るために、もう少し掘り下げてみていくことにしましょう。


    「生き馬」は早くてむつかしい様を表現した比喩表現でしたね。

    では「目を抜く」はどうでしょうか?

    「目を抜く」には人をだますこと。といった意味があります。

    これを強調するために、「生き馬」の比喩表現が必要になってきた。というわけなんです。

    素早く人をだますが転じて

    • 素早く他人を出し抜き、利益を得ること。
    • 抜け目がなく油断できないさま。

    となったということですね。


    同じ意味の言葉に

    • 生き馬の目を抉(くじ)る
    • 生き牛の目を抉る

    があります。

    抉るは、「えぐって中の物を取り出す」という、えげつない意味の言葉です。
    類語までも残酷なんですね…


    ちなみに、電気やガスのない昔は、馬も牛の力をかりることは人間の生活において、欠かすことのできないものでした。

    馬や牛がことわざや慣用句によく登場する理由は人間と深い関係にあった証拠ですね。

    現代からことわざや慣用句がうまれるとしたら、スマホやパソコン・車なんかが登場するんでしょうか(笑)


    生き馬の目を抜く

    生き馬の目を抜くの使い方・例文!

    では、使い方を学ぶために次は例文を作っていくことにしましょう。

    現代は生き馬の目を抜くような勢いで情報が交錯している

    そんな中で、生き抜いていくために必要なものは、何が正しくて何が間違えいているのかを見極める力なんだろう。

    それこそ、生き馬の目を抜くように見極めていかないと取り残されてしまうよ。



    この例文は「素早く物事をするさま。」の意味を使った例文です。

    次は「素早く他人を出し抜き、利益を得ること。」の意味で作ってみましょう。

    毎日、めまぐるしく状況が変わっていくIT業界。

    そんな中でも彼は生き馬の目を抜くような行動力でトップクラスの業績をおさめている。

    見習うべきことなのかどうかは別問題として…



    「見習うべきかどうか」というところに、「ずるがしこさ」がにじみ出ていますね。

    最後に「抜け目がなく油断できないさま。」の意味を使った例文です。

    一見失敗したように見えた作戦だったけれども、それも相手を油断させる手段だったのか。

    生き馬の目を抜く作戦で見事に苦難を乗り切ったのは、さすがだ!



    「苦難を乗り切った」ので「さすがだ!」と褒められていますが、これは珍しい例ですね。

    「さすがだ!」といって「抜け目がない」ことを褒めてはいるものの、本音では「油断ならない」と警戒しているそんな意味をも含んでいそうな例文です。


    ここでちょっと注意すべきポイントを!

    「生き馬の目を抜く」は、一見おどろきを表す形容詞に使えるようにも見えてしまいます。

    しかし、「おどろいた!」「驚愕した!」といった表現には使えません。

    このように使ってしまうことは、よくある間違いなので気をつけてくださいね。


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    まとめ

    いかがでしたか。

    「生き馬の目を抜く」の意味や語源・使い方をご紹介してきました。

    慣用句・ことわざお得意の比喩表現を利用したむつかしい言葉でしたが、英語で似たような表現方法があるんですよ。

    • Water sleeps, the enemy wakes.
    • 意味は「水は眠っても敵は眠らず。」です。

    • catch a weasel asleep.
    • こちらの意味は「寝た状態のイタチを捕まえる」です。



    どちらも「気を抜いてはいけない」という戒(いまし)めで使われる表現方法です。


    語源の章で、馬や牛がことわざや慣用句によく登場する理由は人間と深い関係にあった証拠というお話をしましたね。

    せっかくですので、牛や馬の登場する慣用句やことわざをご紹介しておきましょう。

    • 牛に引かれて善光寺参り:自分の意思や考えからではなく他人の誘いで、思いがけなく良い結果になったり、良き方面に導かれたりすること。
    • 角を矯(た)めて牛を殺す:小さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうこと。
    • 牛耳る:団体や組織を支配して、思いのどおりに動かすこと。
    • 人間万事塞翁(さいおう)が馬:人が生きていくなかで、幸せや不幸は付いてくるもの。不幸が却って幸福に転じる場合もある。人生の幸・不幸は予測しがたいものであり、それらに一喜一憂せず、生きてゆこうということ。
    • 老いたる馬は道を忘れず:老いた馬は道をよく知っており、迷うことがないというので、年長者(高齢者)の知恵や経験はとても重要で尊ぶべきであるということ。
    • 馬の耳に念仏:人の意見や忠告に耳を貸そうとせず、少しも効果がないことのたとえ。



    本当にたくさんあるので、ほんの一部しかご紹介できていません。
    馬と牛が同時に出てくるものもあります。

    どんな動物が出てくるのか調べてみる。

    慣用句やことわざを、そんな風に勉強してみるのもおもしろそうですね。


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