「甘やかすときはとことん甘やかすが、過ちを犯したりした場合は厳しく叱る。」そんなイメージの飴と鞭。
えっ?飴と鞭と言えば、「甘やかすだけ甘やかして、後からどん底へ突き落す」ような人のことを表す言葉でしょ?
聞いたことはあるけど、正しい意味はあいまいな言葉って意外に多いです。
なんとなくのイメージで覚えているので、間違えた使い方をして恥をかくことも・・・(;´Д`)
よく聞く言葉なので、正しい意味を知って恥は書きたくないですよね?
そこで今回は「飴と鞭」の正しい意味や語源・使い方を紹介します。
まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう。
飴と鞭の意味・読み方!
と、いうことは…
前者の意味が正解だったんですね!
しかし「鞭」なんて言葉を使って、物騒な表現をしていますよね。
どうしてこんな表現がうまれたのでしょうか?
次の章で、言葉の成り立ちを見ていきましょう。
飴と鞭の語源・由来とは?
「飴と鞭」の語源は、ドイツにあります。
もともとの言葉は「Zuckerbrot und Peitsche(甘いパンと鞭)」でした。
ですから、ここからは「Zuckerbrot und Peitsche(甘いパンと鞭)」の語源のお話を紹介しますね。
日本にはまだ「パン」が浸透していなかったために、「飴」に変わってしまったのでしょうね。
飴と鞭の使い方・例文!
例文を使いながら「飴と鞭」の使い方を見ていきましょう!
褒めることを「飴」、厳しくすることを「鞭」として表現しています。
わかりやすい使い方ですね。
「褒めるばかりではいけない」という意味の戒めの言葉として「飴と鞭」を使っている例文でした。
ひとつの物事に向かって飴と鞭を使うのではなく、時と場合で飴と鞭を使い分ける。こんな方法もあるんですね。
と、このように「飴と鞭」を使います。
「厳しい」けれど「優しい」
「つらい時もある」けれど「うれしい時もある」をそんな状態を表したいときに「飴と鞭」を使ってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
「飴と鞭」の意味や語源・使い方を見てきました。
「飴と鞭」にの類語にはこんなものがあるんですよ。
- なだめたり威(おど)したり:厳しさと優しさを巧みに使い分けるさま。
- 硬軟(こうなん)おり交ぜて:かたいことと柔らかいことをまぜながら。
- 威しと賺(すか)し:こわがらせたり機嫌をとったり。
- メリハリ:ゆるむことと張ること。
- 抑揚:調子を上げたり下げたり、また強めたり弱めたりすること。
「飴と鞭」は英語で表現すると、「carrot and stick(人参と棒)」になります。
凄く変わってしまいますね(*^-^*)
馬の調教に語源がある言葉だそうです。
ちなみに、中国語でも「「胡蘿蔔加大棒」(人参と棒)」というそうですよ!
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