「明日は中学生のサッカー部の胸を借りての練習試合。しっかり勉強するように!」
と監督から言われた小学生たちはキョトン。


胸を借りる


我が子が所属するサッカーチームのある日の出来事。

普段の練習試合や公式戦のときは「胸を借りる」なんて言わないので、子供たちは混乱した模様(;´Д`)

意味が分からないと監督の言った事が理解できなくて試合に集中できないかも…。

なんて経験あなたにもありませんか?


聞いたことはあるけど、正しい意味が分からなくてモヤモヤすることは良くあります。

せっかく正しい意味を知れるチャンスなので、そのままにしておくのはもったいない!

そこで今回は、胸を借りるの意味や語源について詳しく紹介しますね!

まずは、意味から見ていきましょう。



胸を借りる意味・読み方とは?


「胸を借りる」「むねをかりる」と読みます。

意味は、「実力が下のものが実力が上のものに相手をしてもらうこと」「実力が下のものが実力が上のものに積極的に挑戦すること」 です。



スポーツの世界でよく使われる慣用句ですね。

やはり、語源はスポーツでしょうか?

次の章で説明しますね。


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胸を借りるの語源とは?

「胸を借りる」の語源を探っていくと相撲へとたどり着きます!

相撲の基本練習の中にぶつかり稽古というものがあります。

ぶつかり稽古とは、受ける側とぶつかる側に分かれて行う相撲の稽古のこと。

上位の力士でも5分も続ければ息が上がる超ハード!

実は、受け側はぶつかる側よりも上位の力士が行う事が常。

上位力士の胸をめがけて突進していく様から「胸を借りる」という言葉が生まれました!

この事からスポーツなどで強い相手に挑戦するとき、挑戦者が「胸を借りる」という事が多いんですね。

ちなみに、受け手側の状態を「胸を貸す」といいます。

「胸を借りる」と「胸を貸す」の関係は「反意語」です。

覚えておくと、きっと役に立ちますよ。


胸を借りる

胸を借りるの使い方・例文!

意味と語源がわかったので例文が作りやすくなりましたね。

では、実際に作っていきましょう。

    先輩にはまだまだ追いつけませんが、胸を借りるつもりで挑戦します。
    この数カ月間、先輩の胸を借りて練習してきた。
    力を付けるために、OBの胸を借りて練習をしてきた。
    今日の相手は全国大会の優勝校だ。胸を借りるつもりで試合に臨もう。
    胸を借りるつもりだけど、負けて当たり前とは思っていないよ。

うまく作れましたね。\(^o^)/


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まとめ

「胸を借りる」は日本語独特の言い回しという事がわかりましたね。

そんな言葉を英語で表現出来るのでしょうか?

  • junior sumo wrestler allowed to practice attack on his senior
  • 相撲では下位のものが上位のものへと攻撃する練習をします)

  • to be allowed to practice with a partner of higher skill
  • (スキルの高いパートナーと一緒に練習することができます)



2例ともにぶつかり稽古の様子を表している英文ですが、「胸を借りる」と意訳できますね。


せっかく「胸を借りる」と「胸を貸す」を勉強したのですから、他にも「胸」を使う慣用句やことわざを例文を使いながら紹介しますね。

  • 胸が踊る:期待や興奮でわくわくすること。心が弾む。
  • 夏休みの旅行の事を考えると胸が躍るようだ。

  • 胸が晴れる:わだかまりが消え晴れ晴れとした気持ちになる。
  • 言いたいことを言ってしまったら、胸が晴れたようにスッキリした。

  • 胸に刻む:心にしっかりと留めておく
  • この学校での思い出を胸に刻みつけ、進学していきます。

  • 胸に聞く:心の中で考える
  • 嘘か真か、自分の胸に聞いてみる事だ。

いかがですか?ほかの慣用句での「胸」は思いや感情ばかりを表しています。

どうやら「胸を借りる」「胸を貸す」は珍しい使い方なんですね。

「胸」の他にも借りることはできるのでしょうか?

一緒に、探してみましょう。

  • 手を借りる:手伝ってもらう・手助けをしてもらう
  • 虎の威(い)を借る狐(きつね):権力のあるもののかさを着て、勝手気ままに振る舞う・威張る人物のこと。
  • 借りてきた猫:ふだんと違っておとなしくかしこまっている様子をいう。
  • 名を借りる:表向きの口実にする。
  • 負(お)わず借(か)らずに子三人:人の世話にならず借金もせず、子供は三人ぐらい持つのが幸福で理想的な暮らしである



いろいろなものが借りれましたね^^

こんな風に、関連したものを調べてみると意外なものが見つかる。

これも慣用用句やことわざの楽しみ方のひとつですね。


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