「おかぁさん、お釈迦様って仏様のこと?」
「うん、そうだよ。」
「仏様って死んだ人がなるんだよね。じゃあ、こわれたものもお釈迦様になるの?」
いったい何の話をしているのかわからなかったので、話を聞いてみることにしました。
国語の授業で「お釈迦になる」の読み方と意味を習い、意味を「めちゃくちゃに壊れること」と習ったのだとか。
なるほど、比喩表現ということを習っていないから本当に「お釈迦様」になるんだと思っちゃったんだね。
それなら、語源の話をすればわかるかな?と思ったものの語源を、きちんと思い出せない…
と、いうことで子どもと一緒に調べてみることにしました。
きちんと調べたおかげで、あいまいだった語源を知ることができ、意味もしっかりと理解できたので自信をもって子どもに説明できましたよ!
そこで今回は「お釈迦になる」の意味や語源について紹介します!
まずは、意味と読み方から、一緒に見ていきましょう。
お釈迦になるの意味・読み方!
何かを壊してしまったとき、何かを作っていて失敗したときに使う言葉ですね。
物はもちろんですが、計画などにも使えるんですよ。
でも、壊れたものや失敗作のことを「お釈迦様」というなんて、何だか罰当たりな気が・・・
どうして、こんな言葉が生まれたのでしょうか?
次の語源の章を、見てみることにしましょう。
お釈迦になるの語源・由来とは?
「お釈迦になる」の語源をたどると、物作りにたどり着きます。
いくつか説がありますので、順に紹介させていただきますね。
まずは、1つ目の説です。
続きて、2つ目の説です。
最後に3つ目の説です。
と、このように諸説あります。
個人的には3つ目は、何だかなぁ…と思ってしまう説でしたけどね(笑)
お釈迦になるの使い方・例文!
この章では、例文を使いながら「お釈迦になる」の使い方を紹介していきますね。
こちらのふたつの例文は、「壊れた」という意味で「お釈迦になる」を使っていますね。
次の例文はどうでしょうか?
こちらのふたつは、「作っている途中での失敗」を「お釈迦になる」で表している例ですね。
と、こんなふうに「お釈迦になる」を使います。
せっかく頑張って作っているもの、お釈迦にしたくありませんね。
まとめ
いかがでしたか?
「お釈迦になる」の意味や語源・使い方を見てきました。
「お釈迦になる」は「壊してしまったこと」や「失敗したこと」を表している言葉でしたが、他にもこんな言葉で表すことができるんですよ。
- おじゃんになる:物事が途中で駄目になること。
- 台無し:ひどく汚れたり傷んだりして、役に立たなくなること。
- 御破算(ごはさん):今までやってきたことを無かったことにする。白紙になる。
英語だと、
- end in a failure(失敗に終わる)
- broken-down(駄目になった)
- break down(壊れた)
で、表すことができます。