彼女が、デート中さっきまでニコニコ楽しそうにしていたのに、突然泣き出した!
いい感じに過ごしていたのに、なぜか突然怒り出した!
あなたにも、こんな経験ありますよね?
「聞いても何も教えてくれないし、困ったな~」
そんなあなたは後日、友人に相談してみました。
すると「女の心はまるで猫の目だからなぁ」との返答。
「猫の目?なんの話?」あなたは何を言っているのかわかりません…。
こんな風に登場した「猫の目」という言葉、いったいどんな意味があるのでしょうか?
今回はこの言葉について、詳しく解説をしていきますね!
猫の目の意味・読み方は?
冒頭の友人は「女の心は変化しやすい」と言っていたのですね!
しかし、なぜ「猫の目」でその様な意味になるのでしょう?
「猫の目」といえば、あの「猫」のことでしょうか?
犬の目や豚の目じゃダメだったのか?というか、目じゃなきゃいけないのか…?
こんな疑問を解決するために、「猫の目」の語源について解説をしていきますよ!
猫の目の語源とは?
では、ここで「猫の目」の語源について一緒に勉強をしていきましょう!
「猫」とは「ねこ」ですね。犬と共にペットとして大人から子供まで大人気ですよね!私も猫がとても好きです。
そんな猫の「目」とはどんなものなのでしょうか?
猫の目は私たち人間とは全く違う構造をしています。
まず見た目にとても目が大きく、ギョロっとしていますね!
横から見るとまるでビー玉のようにコロコロとしていて、とても澄んでいる綺麗な瞳をしています。
視力についてですが、猫は人間の10分の1の視力しかないそうです。私たちに比べるととても目が悪いんですね!
そんな猫の目の一番の特徴は「瞳孔」です。
実は人間もそうなのですが、黒目をよーく見てみると真ん中に小さい丸があります。それが「瞳孔」です。
これは明るいときは小さくなり、暗いときは大きくなる性質を持っているんです!
猫の瞳孔もこれと同じで、明るいときは瞳孔が細くなり、暗いときは瞳孔が真ん丸になります。
猫の瞳孔は些細なことで大きな変化をするんですよ。
周りの明るさで変わることは然り、猫の感情でもすごい変化をもたらします。
機嫌がいいときや、リラックスしているとき、瞳孔は比較的細い状態です。
よくネットで目つきの悪い猫の画像がありますが、あんな感じで鋭い目付きをしているときは大抵瞳孔は細めです。
そして怖いときや、おもちゃなどで興奮しているときは瞳孔が開ききって大きく、真ん丸になります。
目も見開いて満月のような真ん丸になるんです!
このように、猫の目とは周りの環境や自分の精神状態によってとても幅広い変化を見せるわけですね!
人間も含め、瞳孔が変化する動物の中でも、猫の瞳孔の変化は見た目にものすごくわかりやすく、また変化するスピードも早く、その頻度もとても多いんです!
そのことから「物事や状況が、非常に変化しやすいこと」を「猫の目」という言葉で表現することになったと考えられていますよ!
では「猫の目」は実際にどのように使える言葉なのでしょうか?
次はその使い方にスポットを当てていきますよ!
猫の目の使い方・例文!
「猫の目」の使い方を説明していきます。まず、いくつか例文をあげていきますね!
- 「経営陣が猫の目のようにコロコロ変わる」
- 「山の天気は猫の目のように変わりやすい」
2つの例文をあげてみました!このように使うことが出来ますね!
全て「変わりやすいもの」に例えることが出来ました。
特に「これに当てはめる!」とった決まりもないので、比較的様々な場面で活躍する言葉ですよ!
さいごに
最後に「猫の目」の類義語を紹介していきたいと思います!
- 「男心と秋の空」
- 「女心と秋の空」
「おとこごころとあきのそら」と読みます。意味は「男の愛情は変わりやすいものだということ」
「おんなごころとあきのそら」と読み、「変わりやすい秋の空模様のように、女性の気持ちは移り気だということ」という意味です。
とても似ている2つの言葉を出してみました。
一見、どちらも同じ意味に思えますが、「男心と秋の空」は男性の女性に対する愛情を、そして「女心と秋の空」は男性と同じで愛情に対しても含まれていますが、女性の起伏の激しさも表していますよ!
いかがでしたか?今回は「猫の目」の意味や語源、使い方について解説をしてきました!
昔から人間の生活に関わってきた「猫」に注目した言葉でしたね!
あまりに近い存在ですから「猫の目」に意識することもあまりなかったので、この言葉を知ってみると、おもしろい着眼点の言葉だと感じることが出来ましたね!
日本語は本当におもしろい成り立ちがある言葉が多いです!どんどん語彙を増やしていきたいものですね!
「猫の目」は比較的使いやすい言葉ですので、早速覚えて使ってみてください!案外「猫の目」に当てはまることがたくさんありますよ。
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