「二度あることは三度ある」とてもよくに耳する言葉のひとつですね。

確か「繰り返されるよ。」といった意味だとは思うんだけれど…
良いことが繰り返されるのでしょうか?それとも、悪いことなのでしょうか?


二度あることは三度ある


聞きなれたはずの言葉なのに、どんな使い方をするのが正しいのか分からない言葉は、意外と多いものです。

「二度あることは三度ある」も、そんな言葉のひとつですね。

今回は、「二度あることは三度ある」の正しい使い方や、意味や語源もあわせ紹介します!

まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう!



二度あることは三度あるの意味・読み方!


「二度あることは三度ある」は、「にどあることはさんどある」と読みます。

意味は、「同じようなことが二度続けて起こった場合、もう一度起こる能性があるということ。」です。



意味を見ただけでは、良いことと悪いことのどちらが繰り返されるのか分かりませんね。

と、いうことで次の章で、言葉の成り立ちを見ていきましょう。


スポンサーリンク


二度あることは三度あるの語源・由来とは?

「二度あることは三度ある」に語源らしい語源はありません。
実は、昔からある、戒めの言葉のひとつなんですよ。

では、どうしてこんな表現をするのでしょうか?


例えば、初めてアクシデントが起こった場合は、偶然ともいえる場合が多いでしょう。

しかし、それが二度目だったら、もちろん偶然もあり得ますが、何か原因があって起きたと考えますよね。

では、その原因を取り除けば三度目は起こらないはずです。


「原因を、取り除かなければ「三度」目も起こるよ!だから、気を付けなさい!」ということで、このような表現をするようになりました!


ここでもうひとつ、よく耳にする言葉の「戒めの言葉」が出てきましたね。

「戒め」とは、「間違いを犯したり、失敗してしまわないように、あらかじめ注意すること。」「用心すること。」という意味です。

と、いうことは…
「二度あることは三度ある」は、悪いことや失敗を何度も繰り返さないように!という注意を促すために使う言葉だったということになりますね。

これで、冒頭部分での疑問が解決です(*´▽`*)


二度あることは三度ある

二度あることは三度あるの使い方・例文!

では、「二度あることは三度ある」の正しい使い方とは、どのようなものなのでしょうか?
例文を使いながら紹介しますね!

前回は勘違い、前々回は忘れていて…と遅刻ばかり繰り返して…

いくら二度あることは三度あるっていうといっても、いい加減にして

次は本当に、放って行くからね!


ねんざが治ったと思ったら、今度は骨折。

二度あることは三度あるっていうんだから、気を付けないと次はもっとひどい目にあうかもしれないよ

例えば、準備運動やストレッチを念入りにやるとかさ!



ふたつの例文を見ていただきました。

どちらも「失敗を重ねないように!」と注意を促す言葉として、「二度あることは三度ある」を使っている例文ですね。

また携帯電話をなくしたの!

二度あることは三度あるっていうけれど、あなたはそれ以上

本当に呆れてしまう…



こちらの使い方は、少し変わっていますね。
度重なる失敗に「呆れている」という状態を表すのに「二度あることは三度ある」使っている例文です。

戒めの言葉をこんなふうに使うこともできるんですね。

あまり使いたくない使い方かもしれませんが、覚えておくと便利ですよ!


と、このように「二度あることは三度ある」を使います。

「失敗を繰り返さないように注意を促したい場合」などに、ぜひ使ってみてくださいね。


スポンサーリンク


まとめ

いかがでしたか?

「二度あることは三度ある」の意味や語源・使い方を見てきました。

「二度あることは三度ある」はこんな言葉に言い換えることもできますよ。

  • 朝あることは晩にある:朝起こったことは、晩にまた同じようなことが起こりやすいので注意せよということ。
  • 一災起これば二災起こる:一度災難が起こると、これに伴って他の災難を呼び起こす。
  • 一度あることは二度ある:一度起きたことは、後でまた同じようなことが起こりやすいので注意せよということ。
  • 歴史は繰り返す:過去に起こったことは同じような経緯をたどって再びやってくるものだということ。
  • 同じ轍(てつ)を踏む:先人が失敗した同じ失敗を繰り返すこと。



微妙なニュアンスの違いがありますので、上手く使い分けてくださいね。

では最後に、英語で表現してみましょう。
It never rains but it pours. (雨降れば必ず土砂降り)

直訳では、ピンとこないかもしれませんが「一度珍しいことが起こったらそれが続くから気を付けなさい。」という意味の戒めの言葉なんですよ。


関連記事(一部広告含む)