企画の話をしている時、突然上司から、
「いやぁ、君とは本当に馬が合うね、仕事がしやすいよ!」
「…あ!ありがとうございます!あはは…」
「馬が合う?」なんのことだかわからず、困った経験ありませんか?
きっと上司は褒めてくれているのに、ちゃんと返事を出来ないなんて勿体ないことです!
一社会人として、しっかりとした受け答えをしたいですよね!
今回は馬が合うという言葉について、意味や語源、使い方を解説していきます!
いったい、どんな意味のある言葉なのでしょうか?
馬が合うの意味・読み方は?
上司は「気が合うから仕事がしやすいよ」と言ってくれていたわけです!これは嬉しいことですよね!
しかしここで気になることがありませんか?
なぜ「馬が合う」が「気が合う」になるのでしょう?
わざわざそう言わなくても「気が合う」と言ったらいいですし、そもそも「馬」じゃなくても良さそうですよね!
この辺りも含めて次は「馬が合う」の語源について勉強していきましょう!そうするともっとこの言葉について詳しく知ることが出来ますよ。
馬が合うの語源とは?
「馬が合う」の語源を解説していきます!どんな語源があって誕生した言葉なのでしょうか?
まず、「馬」は「うま」のことですね!
日本人だけではなく世界中の人にも知られている、馬は人間の生活には欠かせない動物です。
乗馬や競馬で活躍したり、馬車や荷物を運んだりの力仕事、またペットとして飼っている人もいますよね。
そんな「馬」が合う、とはどういうことかといいますと、「乗馬」から来ている言葉なんです!
「乗馬」とは人が馬に乗ることですが、人には十人十色、色々な性格があるように、馬にも個性があります。
例えば、馬とそれに乗る人、お互いの相性も大切で、相性が悪い馬と人の組み合わせでは馬もうまく走ることが出来ません。
あなたは、苦手な人と1つのことうまくやり遂げることは出来ますか?
苦手な人との仕事、ママ友、親戚関係…なかなか難しいことですよね!
それは人でも馬でも同じ事なのです。
相性のいい馬と人だったら、馬は本来以上の力を発揮してすごい走りを見せてくれるかもしれません。それが息ピッタリ!ということですよね!
つまり乗馬の際は馬と人との相性がとても大切なのです!
そこから馬との相性がいいこと、息が合うことを「馬が合う」というようになったそうですよ。
それが転じて、「馬と人」ではなく、「人と人」の関係としても「性格や気が合うこと、意気投合すること」という意味で使われるようになったと考えられています!
そんな「馬が合う」ですが、実際に会話で使っていくにはどのような使い方が出来るのでしょう?
次は使い方にスポットを当てていきますよ!
馬が合うの使い方・例文!
ではここで「馬が合う」の使い方について解説していきます!いくつか例文をあげていきますね。
- 「僕は彼女と馬が合うんだ」
- 「やっと馬が合う楽器に出会えた」
- 「あの二人は馬が合わなくていつもケンカしているよ」
3つの例文をあげてみました!1つ目は「人と人」の相性が合う様子、2つ目は「楽器と人」が合う様子を現していますよ。
楽器?と驚く人もいるかもしれませんが、物と人との相性も案外大切で、楽器も相性が合わないといい音が出ません。
他には車なんかも当てはめることが出来ます!
3つ目は「合わないこと」を現した文章です。
さいごに
では最後に「馬が合う」の類義語を紹介していきます!どんな言葉があるのでしょう?
- 「足並みがそろう」
- 「あうんの呼吸」
- 「竹馬の友」
「あしなみがそろう」と読みます。意味は「考えや行動を同じにすること」ですよ。
例えば「足並みを揃えて作業をしてください」などと使うことが出来ます!
「あうんのこきゅう」と読みます。「二人以上の人が何かをする時、気持ちや調子がぴったりと合うこと」という意味があります!
「あうんの呼吸で、素晴らしいトロンボーン四重奏を奏でた」などと使ったりしますよ!
「ちくばのとも」と読みます。「幼なじみ、一緒に竹馬に乗って幼い頃から遊んだ中(という例え)」という意味がありますよ!
例えば「彼と僕は竹馬の友なんだ」などと使ったりできますね!
いかがでしたか?今回は「馬が合う」の意味や語源、使い方について解説をしてきました!
「馬が合う」は人間のみならず、様々な物に対しても使えることがわかりましたよね!
確かに、「馬が合う」ことはとても重要なことで、それだけでも全てがうまくいってしまうような不思議な力があるように思えますよね!
あなたのそばにも「馬が合う」人が必ずいます!せっかく覚えた機会に、改めてその人を大切にする気持ちを思い出してみてください。
たまにはそんな風に人に感謝する日も必要かもしれませんね!
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