「琴線に触れる」なんて、凄くキレイな表現ですね(*^-^*)
ところで、あなたは「琴線に触れる」の意味を正しく知っていますか?
実は言葉、意外に誤用が多い言葉なんですよ!
あまり聞きなれない言葉だから、きちんと知らなくてもまぁいいや!なんて、思ってしまう言葉は意外とあるものです。
もしかしたら、その考え方が間違いを生んでしまうのかもしれません…
間違えて使って恥をかかないためにも、今回は「琴線に触れる」の正しい意味や語源・使い方を紹介していきますね。
まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう。
琴線に触れるの意味・読み方!
「ことせんにふれる」とは読みませんので、注意してください。
また「きんせん」は、ちょっと聞きなれない言葉ですから、「金銭」や「金線」なんて誤表記に注意しましょうね。
しかし、「人の心」と「琴線」には何か関係があるのでしょうか?
次の章で、言葉の成り立ちを見ていきましょう。
琴線に触れるの語源・由来とは?
「琴線に触れる」の語源は、中国が「周」と呼ばれていた時代に生まれた故事にあります。
その故事とは、こんなお話です。
と、いうお話です。
ここから「人の心の奥にまで届き、感動させること。」「心情に深く触れて共鳴させること。」を「琴線に触れる」というようになったのです。
「琴線」とはもちろん、琴に張られている「糸」のことです。
この「糸」をはじくことで、琴の音色が発せられます。
「糸」つまり、「琴線」を「感動する心」「心に共鳴すること」に比喩表現しているのですね。
キレイな言葉の語源が、キレイなお話だったのでなんだか嬉しいかったです(*^-^*)
琴線に触れるの使い方・例文!
こちらの章では、例文を使いながら「琴線に触れる」の使い方を紹介していきます。
「心情に深く触れて共鳴させること。」という意味で「琴線に触れる」を使っている例文ですね。
曲へ感情移入をして琴線に触れるというのは、よくあることです。
「人の心の奥にまで届き、感動させること。」という意味で「琴線に触れる」を使っている例文ですね。
私は映画をあまり見ないのですが、あなたは最近 琴線に触れた映画はありましたか?
すてきな曲を聞いてい感動した時、すてきなシーンを見て共鳴したときなどに「琴線に触れる」を使って気持ちを表現してみましょう。
実は、「琴線に触れる」は誤用が多い言葉でもあるんです。
誤用例をふたつ見ていただきますね。
勘のいいあなたなら、間違えているところに気が付いたのではないでしょうか?
そうです!
「琴線に触れる」と「逆鱗に触れる」の意味を勘違いして使っています。
意外と多くの人がする間違いですので、気を付けてくださいね。
「逆鱗に触れる」の意味は「目上の人を激しく怒らせてしまう。」です。一緒に覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
「琴線に触れる」の意味や語源・使い方を見てきました。
「琴線に触れる」の類語には、こんなものがあります。
- 感銘を受ける:深く感動する、後々まで印象に残り続けるほと感動する。
- 心を打たれる:強く感銘を受け、印象に残ること。感動すること。
- 心にしみる:心に深く入りこむ。しみじみと感じられる。
- 機微に触れる:目に見えない人間の心の微妙な動きを肌で感じて理解する。
- 痛切に感じる:身にしみて強く実感する。
「触れたり」「しみたり」するものが多いようですね。
また、英語では「touch the heartstrings of~」で表現することができますよ。
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