「あぁ~、とうとう大台に乗っちゃった!」
女性がよく言う「大台」は年齢や体重のことですけれど、そもそも、「大台に乗る」とは一体どんな意味なのでしょうか?
耳にする機会は多いけれども、どんな意味?と聞かれてもはっきりと答えることができない。そんな言葉は意外と多いものです。
間違えて使って恥をかかないためにも、今回は「大台に乗る」の正しい意味や使い方を紹介しますね!
まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう。
大台に乗るの意味・読み方!
「大台」は決して「大きな台」という意味ではなく「大きな区切り」を比喩しているのです。
しかし、いったいどのような区切りなのでしょうね。
具体的な数値が決まっているのでしょうか?
次の章で見ていきましょう。
大台に乗るの語源・由来とは?
「大台に乗る」の語源は、株式市場にあります。
つまり「株式用語」なんです。
株式用語で、数字のケタの区切りを指すなかでも、とりわけ大きな数字に変わったことを「大台」と言います。
100が1,000になったり、万が億になったりすることですね。
ここから、「大台に乗る」という言葉が生まれました。
(ただし、10が100になる場合は「台に乗る」というので、こちらには該当しません。)
例えば株価が900円だったものが、1000円になった場合がそうです。
「1000円の大台に乗った」と表現するんですよ!
ここから意味が転じて、株式市場の他であっても大きな境目となる金額や数のことを「大台に乗る」というようになったんですね。
ちなみに株式用語では、大台から減少した場合は「大台を割った」、一度大台を割ったものが再び大台に乗った場合には「大台を回復」といいます。
「大台から降りた」や、もう一度「大台に乗った」と表現しないのが不思議なところですね。
専門用語の特徴といえるのではないでしょうか。
次の章では、使い方の紹介。
どんな「大台」があるのか、続けて見ていきましょう。
大台に乗るの使い方・例文!
この間見た映画、すごくおもしろかったんだ!
と、このように「大台に乗る」を使います。
最後の例文は、あえて「大台に乗る」と「大台を割る」を合わせて使った例文を紹介してみました。
例文を見ていただくとわかるように、具体的に「いくら以上が大台」と決まっているわけではありません。
ですから「〇〇の大台に乗る」と表現されることがほとんどです。
それに加えて、人数にお金・体重に年齢と、数値で表せるいろいろなものが「大台に乗る」ことができることがわかりましたね!
まとめ
いかがでしたか?
「大台に乗る」の意味や語源・使い方を見てきました。
「大台に乗る」は区切りのひとつや、境目を表す言葉でしたね。
類語には、こんなものがあります。
- ボーダーライン:境界線。境の、どっちつかずの所。
- 境界線:土地のさかいめの線。また、物事の境目。
- 位取(くらいど)り:物事の等級や優劣・品位などを定めること。
英語で表現するのは、少し難しいのですけれど、
・reach
を使うことで表現することができますよ。
Stock prices have reached the 30,000 yen mark .
(株価が 3 万円の大台に乗った。)
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