「去年の忘年会はひどかったよ。A君が管を巻きはじめちゃってさ…」
「今日の新年会は楽しくいこうな!」
帰り際に部長が声をかけてきました。
何となくしつこくされた・からまれたって意味にとって「はい!」って返事しちゃったけど大丈夫かな?
ちょっと気になるなぁ…って経験あなたにもありませんか?
もしも、意味を間違えて使っていたら大きな問題になることも!?
そうならない為にも、今回は管を巻くの正しい意味や使い方について紹介します!
まずは、気になる意味から見ていきましょう。
管を巻くの意味・読み方とは?
こういう事、お酒に酔った人がすることが多いですね。
お酒に酔って管を巻く。
では、なぜ管を巻くになったのでしょう。
管とは一体なに?
管を巻くの語源とは?
「管をまく」の語源は諸説あります。
今回はその中でも、有力と言われている説を二つ紹介しますね。
まずは、一つ目。
「管」とは機織り(はたおり)で糸を紡ぐときに使われる軸のことです。
それを「糸車(いとぐるま)」に差し込んで、糸を紡ぐために巻き出すと短調な音が繰り返し鳴りだします。
子供のころに「たぬきの糸車」というお話を聞いたことがありませんか?
あれに出てくる「きぃからから・きぃからから」と表現されていたあの音です。
糸を紡ぐためには同じ動作を繰り返しますし、糸車はくるりくるりと回り続けます。
繰り返される動きや、繰り返される音の様が文句や愚痴を繰り返し、クドクドと言うことに似ていることから、「管を巻く」と比喩されるようになったのです。
ですから、漢字で書く際には「巻く」と書きます。
「同じ話がくるくると止めどなく繰り返される」しかも愚痴ときたら、聞いてる方は、もう、うんざりしてしまいますね。
語源の説明に糸車が出てくるくらいですから、かなり昔から使われている言葉です。
二つめの説は単純明快!
「くだ」は「くだくだしい」からきているという説。
くどくて煩わしい・うっとうしいと言う意味をもつ言葉です。
単純明快ですね^^
愚痴を言いながらからまれたら、本当にうっとうしくて煩わしいですからね。
管を巻くの使い方・例文!
意味を見ていると、いい意味の使い方はなさそうです。
しかし、きちんと理解できているか確認のためにも例文を作っていきましょう。
- 仕事の評判は良いのにお酒を飲むと管を巻くのは彼の残念な所だ。
- あ~あ、お酒が入ったとたんに管を巻きはじめたよ。長くなるぞ…
- 管を巻く人を扱うコツはね。ハイハイと聞いてあしらう事だよ。
- あいつは酔っ払った勢いで管を巻いたばかりに、大切なものを無くしてしまった。
例文からもわかりますがやはり、お酒の席で管を巻く人が多いですね。
お酒の席は無礼講!この席であった事は全て忘れる!
そういって気にもせず、ハイハイとあしらいつつも聞いてくれる人ばかりだとは限りませんよ。
人はそれぞれ感じ方も受け取り方も違います。
人間関係が気まずくなったり、せっかく築き上げた信頼関係が崩れる事もあるので注意してくださいね(^-^;
まとめ
「管を巻く」は迷惑をかけている様子を表している慣用句の一つですね。
他にも迷惑をかけていたり、巻き込まれている様子を表す言葉はあるのでしょうか。
せっかくなので紹介します。
- とばっちりをくう(人の災難に巻き込まれる)
- 迷惑千万(この上ないほどの迷惑)
- ありがた迷惑(好意や親切がそれを受ける人にとっては迷惑な様)
- おんぶにだっこ(迷惑をかけっぱなし)
- 傍若無人(周りの迷惑を考えない)
沢山あるものですね。
人間1人で生きているのではありませんから人に迷惑をかけることもあるでしょう。
しかし、それを最小限に留める努力を怠らないように(;´∀`)
人間関係…こわれてしまいますよ。
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