今日は子供の誕生日!
急いで仕事を片付けていると「先輩、早く帰らないと!お子さんが首を長くして待ってますよ!」と部下の一言。
「そうなんだよなぁ~早くしなきゃな!」と返事をしながらも、気になることがひとつ。
「首を長くするって…どんな意味だったっけ?」
ちょっとした日常会話でよく聞くけど、ハッキリとした意味がわからない…
そこで今回は、首を長くするの意味や語源について、詳しく解説をしていきますね!
どんな意味があって、どんな成り立ちから生まれたのか…一緒に答えを探っていきましょう!
首を長くするの意味・読み方は?
しかし、なぜ「首を長くする」が、このような意味になるのでしょう?
特に、なんで首なの?手や足でもよさそうですが…。
そんな疑問は、語源を知ることで解決出来るんです!
さっそく見ていきましょう!
首を長くするの語源とは?
「首を長くする」は「待っている人の様子」を語源とする言葉!
例えば、あなたの好きな有名人が自宅に遊びにくるとします。
(実際にはないでしょうが、例えですよ!笑)
おもてなしの準備を万端にして、あとは到着するのを待つだけ!
「まだかなぁ?今、どの辺りかなぁ?」と待ち焦がれて、時計ばかりみたり、ソワソワしながら窓から外を覗きこんだり!
こんなシチュエーションの時に人はどんな動きをするでしょうか。
遠いところの物を見る時、人は無意識に首を伸ばしたり、背伸びをしたりします!
その様子が正に「首を長くする」という状態。
実際に首が長くなるわけではないのですが、「今か今か」と遠くを見る様子は、まるで首が長くなったかのように見えます(笑)
それが転じて、「首を長くする」は「期待して待ち焦がれること」という意味で使われるようになったんですよ!
意味がわかったところで、次に実際の使い方を見ていきましょう!
首を長くするの使い方・例文!
どんな場面で使っているのか?是非、比べながら見てみてくださいね。
今日はクリスマスイヴ!
「サンタさんから直接プレゼントをもらうんだ!」とワクワクしながら待ってる子供たちの様子。
「眠い目を擦りながら、首を長くしてサンタクロースを待っている」と表現できますね^^
大人に使う場合は、例えば、金欠で今月はもうピンチ!同僚と飲みに行きたいのになぁ…
「ため息をつきつつ、首を長くして給料日を待つ」
財布を見てガッカリしている様子が目に浮かびますよね(笑)
他にも、
- 「ネットで買った本はいつ届くかなぁ?」
- 「腹ペコで入ったレストラン、注文したステーキはまだかなぁ?」
- 「早く正月休みにならないかなぁ…」
このようなシチュエーションでも活用できます。
日常でよくある「まだかなぁ?」に対して、「首を長くして待つ」という言い方で使えますよ!
ちなみに、「首を長くして待っていてください」のように、「待っていて」という使い方はあまりしません。
あくまでも、楽しみに待っている側が使用する言葉ですね!
さいごに
最後に、「首を長くする」の類義語をまとめましたので紹介します!
- 指折り数えて待つ
- 今か今かと待ち構える
- 一日千秋の思いで待つ
- 心待ちにする
- 待ち焦がれる
ここの中にある「一日千秋」とは、「非常に待ち遠しいこと。ある物事や、人が早く来てほしいと願う情が非常に強いこと。」という意味です!
「首を長くする」は、これらの様に言い換えることが出来ますね!
この中でも、ビジネスシーンで使いやすいものは、「心待ちにする」です。
例えば、「お客様のお越しを心待ちにしております。」
このように使うと、とても印象もよく、丁寧で「待っています!」という気持ちがよく伝わりますのでオススメです!
是非、覚えていてもらいたい類義語のひとつですよ!
いかがでしたか?今回は「首を長くする」について解説してきました!
待ち焦がれる気持ちを表した、素直な言葉でしたね!
日常会話でもよく使われますし、覚えておくととても便利な言葉です。多岐にわたって使えますよ。
反対の立場で考えても、もし誰かが自分を「首を長くして」待っていてくれたら、ちょっとうれしいですよね。
せっかく覚えた「首を長くする」ですので、是非使ってみてください!
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