『「お前の案いつもつまらないから、今度は面白いこと考えろよ!」とイベントの度に部長に言われて耳が痛いよ!』
夕食時にこんなことを言っているご主人さんは、毎日お仕事大変ですよね!
「うんうん」と相槌を打ちながら聞いていましたが、耳が痛いって一体どういう意味?
そこで今回は、耳が痛いについて、意味や語源、使い方を紹介します!
実際に痛くないの痛いってどんな言葉なんでしょうか、一緒に見ていきましょう。
耳が痛いの意味・読み方は?
冒頭のセリフで当てはめると、「イベントで変わったことをしろって言われても…わかっているんだけどなぁ…」というご主人の切ない気持ちが伝わってきますね(;´Д`)
しかし、「耳が痛い!」と聞くと、耳でも痛いの?中耳炎?なんて思ってしまいますよね。
なぜ「耳が痛い」でこんな意味になるのでしょうか?
それは語源を知ると糸口が見えてきます !
耳が痛いの語源とは?
まずは、想像してみてください!
誰にでも、欠点や弱みがあると思います。あまり考えたくないことですが、あなたの欠点はなんでしょうか?
私の場合はネガティブ思考と、飽きっぽいところ、主婦なのに料理と片付けが苦手なところ。
いやぁ、これはなかなか致命的ですよね…
なんて話がズレましたが、自分で言う分にはいいのですが例えば人から、
- 「あなたは飽きっぽいところがあるね!」
- 「主婦なのに料理が出来ないよね~!」
なんて言われたら、確実にムッと嫌な気持ちになりますね。
さらに、図星だったら言い返せるわけもなく、言われるだけ言われてモヤモヤ(; ・`д・´)
極端な例え話でしたが、「耳が痛い」とは実際に痛いわけではなく、相手が自分の欠点や弱みを言葉で正確に突いてくるので、「耳に痛みを感じるほど聞くのがつらい」ところから使われるようになりました!
モヤモヤした「心」を「耳」に当てはめた面白い言葉ですね!
昔の人は鋭い感性を持っていたんだなぁと思えます。
そんな「耳が痛い」はどんな風に使えるのでしょうか?
意外と使える便利な言葉ですので、次は実践編としてその使い方について勉強していきましょう!
耳が痛いの使い方・例文!
「耳が痛い」を使った例文をいくつかあげていきます!
- 「ダイエットがうまくいかないことを指摘されて、耳が痛い」
- 「テストの点数が悪いのを話題にされると耳が痛い」
- 「仕事のミスを耳が痛くなるほど指摘された」
このように様々なことに使うことが出来るので、幅広くわけてみました。
使い方のポイントとしては、「耳が痛い」は、自分の欠点に気がついていても、気がついていなくても使うことが出来るんです。
1つ目と2つ目は、ダイエットとテストについてですね。どちらも自分でも悪い部分がわかっていて、指摘されて耳が痛い、「わかっているんだけどさ~」といったニュアンスが伝わってきますよね!
3つ目は「仕事のミス」についてです。
自分で気がつかなかったミス、悪い点を指摘されて聞いているのがつらい、心が折れそう!とったニュアンス!
仕事のミスをしたことは事実ですから、言い返せるわけもなく、それを受け入れなければいけないんですね。
このように「正直、聞きたくないけど受け入れないといけない~」そんなことってたくさんありますよね!
さいごに
最後に「耳が痛い」の類義語を紹介して終わりにしましょう!
- 「的を射る」
- 「寸鉄人を殺す」
「まとをいる」と読みます。「物事を正確に要点をついている、つまく要点をつかんでいる」という意味がありますよ!
このことを「的を得る(まとをえる)」という人がとても多いそうなのですが、それは誤用で正しくは「的を射る」です。
文化庁が発表した「国語に関する世論調査」では、誤用で覚えてしまっている人が約半数ほどいるという結果が出ています。
正しい言葉を使いこなせるように、ここでしっかり覚えておきたい言葉ですね!
「すんてつひとをころす」と読みます。
意味は「短い刃物で人を刺し殺すように、短く鋭い言葉で人の急所や要点、核心をつくこと」です!
言葉だけを見ると怖い印象がありますが、それほどに核心をつく強い言葉、ということなんですね!
今回は「耳が痛い」の意味や語源、使い方について解説をしてきました!
言葉のイメージは掴めましたか?
「耳が痛い!」ことって誰にでもありますよね!私なんてしょっちゅうなんです…
様々なシーンで使える言葉ですから、知っておくととても便利ですよ!
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