会社の飲み会で幹事になり出欠を確認していた時の事です。
同僚が「部長来るのか…いつもあの人は話の腰を折るから苦手なんだよな〜」と一言ぼやきました。
苦手…ということから好意的に思っていないことは分かりましたが、「話の腰を折る」とはどんな意味があるのか分からずモヤモヤ…
あなたもこんな経験ありませんか?
社会人になるとその場で「それってどんな意味?」と、いくら同僚であっても恥ずかしくて聞き返すことできないことがあります。
親しみのある言葉だからこそ何気ない会話の中に出てくるのですが、きちんと意味が分からなければ使いこなせませんね。
今回は「話の腰を折る」の意味や使い方など詳しく調べていきたいと思います!
この記事を読み終わるころには、モヤモヤがなくなりますよ(#^.^#)
話の腰を折るの意味・読み方とは?
先ほどの同僚は、部長が話を遮ってしまうことを苦手と思っていたのですね!
確かに盛り上がっている話の間に入り遮られてしまったら…あまりいい気分ではありませんよね。
「話の腰を折る」ということの意味は分かりましたが、なぜ「腰を折る」なのでしょう。
会話を遮るのなら、「口」を使った表現をすればいいのに「腰」となったのは何ででしょうか?
早速「話の腰を折る」の語源を調べていきたいと思います!
話の腰を折るの語源とは?
「話の腰を折る」の語源を調べていくうちに、とても奥深い意味があることを知ることが出来ました。
そもそも人の「腰」というのは、身体の中でとても重要な部分で、少し痛めただけでも支障が出ますね。
そんな「腰」を折ってしまっては歩くことは勿論、動くことも出来なくなってしまいます。
日々の生活が180度変わってしまう程、「腰」は重要な部分。
そのことから「話の腰を折る」とは、話の途中に邪魔をしてしまう事がどんなに大変な事で、遮らない事がいかに大切か…という意味で「口」ではなく「腰」を使用しているのですね。
「話の腰を折る」の意味も語源も分かったところで、どんな使い方が出来るのか、実際の使われ方を例文にそって見ていきましょう。
話の腰を折るの例文・使い方
- 話の腰を折るようですみません
- 取引先の相手の雑談がかなり長いので、あえて話の腰を折るのもビジネスシーンでは大事だ
- お客様とゆっくり話がしたいのに今日に限って電話がよくかかってくるので話の腰を折られる
こちらは緊急性があり、遮ることを分かっていてもどうしても話の途中に割り込まなくてはいけない時によく使われますね。
このように先に断っておくと相手の印象は違ってきますね。
こういうシーン、本当に良くありますよね。
営業において、雑談をするのは相手とのコミュニケーションの一環として必要なことですが、開始1時間経っても一向に進まない…
なんて時は、違う話に反らし自然に営業トークに持っていく!というのは、営業マンならではのビジネス法ですね。
お互いの会話が弾んで楽しいひと時を送っている時、確かに電話が鳴るのも仕方がない事ですがこんな時も使う事が出来ます。
このように「話の腰を折る」とは、毎日の中で自然に使われる事が多い言葉になっていますね。
では「話の腰を折る」にはどんな類義語があるでしょう。
- 話に水を差す
- 茶々を入れる
話がうまくいっている時に邪魔をしたり遮ったりすることを意味します。
話だけではなく人間関係や間柄にも「水を差す」は使われますね。
話を邪魔する意味がありますが、それとともにふざけてからかう時にも使います。
「話の腰を折る」よりもフランクに使う事が出来ますね。
ちなみに英語ではどうでしょう?
Don’t interrupt .(話の腰を折らないで)となります。
interruptとは(さえぎる・中断する)という意味になるので、日本語独特の柔らかい表現とは違い、遮らないで!とストレートに反論する言葉になりますね。
日本語と英語を調べてみると、あらためて日本語の奥ゆかさや深みを感じる事が出来ますね。
まとめ
いかがでしたか?
「話の腰を折る」の意味はお分かり頂けましたでしょうか?
今までモヤモヤしていた人もこれを読んでスッキリしていただけたら幸いです。
大人になればなるほどコミュニケーションの場が広がり、あらゆる場面で人と人の繋がりが大切になってきます。
普段何気ない日常で使われる言葉だからこそ、間違えなく自信を持って会話に取り入れたいですね。
一度伝えた言葉を消すことは出来ませんし、言葉の誤まりで与えてしまった相手へのダメージを回復することは中々難しいです。
「話の腰を折るヤツだ」などと言われてしまわないように相手の言葉にしっかりと耳を傾けて、お互いが気持ちの良いコミュニケーションを取れるようにしていきましょう。
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