先日、旦那が「この前会社の同僚がUFOを見たんだと、へそで茶を沸かすようなことを言っていたんだよ!」と言っていました。
「へそで茶を沸かす」と聞いた事はあるけど意味について自信がない…、
もし間違った意味で覚えていたら…とあなたもモヤモヤした経験をしたことありませんか?
会話の中で知らない言葉が出てくるとモヤモヤしてスッキリしないですし、もし間違った意味で捉えていたら後で会話が噛み合わなくて後々大変な事になることも(;´Д`)
そこで今回は「へそで茶を沸かす」の意味や使い方についてご紹介します!
会話の中のモヤモヤを無くすために、一緒に見ていきましょう!
へそで茶を沸かすの読み方・意味とは?
ちなみに「へそ」を漢字で書くと「臍」と非常に難しいです(^-^;
思わず笑ってしまうような事や笑ってしまうほど馬鹿馬鹿しい事に使う言葉ですね。
ところで、へそでお茶を沸かす事なんて不可能なのに、なぜ「へそで茶を沸かす」というようになったのでしょうか。
次はへそで茶を沸かすの語源についてご紹介します!
語源を知ってさらに理解を深めましょう。
へそで茶を沸かすの語源とは?
へそで茶を沸かす事なんてないのになぜこのような言葉が生まれたのでしょうか?
実はこの言葉、本来は「へそが茶を沸かす」が正しい言葉なんです。
「へそで湯を沸かす」は誤りなので気をつけてくださいね。
様々な語源があるようですが、一番有力なもので言うと、元々、この言葉は「へそを茶化す(ちゃかす)」と言ってました。
しかし、昔から現在にかけてだんだんと変化して「茶を沸かす」となっていったのです。
「茶化す」という言葉は江戸時代にあった浄瑠璃という三味線を使った語り物の中に出てくる言い回しで、「馬鹿にして大笑いにする」といった意味があります。
当時は他人に肌を見せる機会がなかなかありませんでした。
なので、へそを見せるような人は周りから「へそを見せてやがる!」と大笑いされた、ということでこの事を「へそを茶化す」と言うようになったのです。
「へそで茶を沸かす」にはこんな語源があったのですね。
では、ここまでで意味や語源がわかったところで、次はいよいよ具体的な使い方や例文についてご紹介しますね!
へそで茶を沸かすの使い方・例文!
「へそで茶を沸かす」の使い方で一番大切な事は、この言葉は「いい意味には使わない」ということ。
面白くてしょうがないときに使うのですが、決して褒め言葉ではありません!
- テストで僕に勝とうなんてへそが茶を沸かすようなこと言うなよ。
- 君がダイエットするだなんてへそが茶を沸かすよ。
など、どちらかというと少し相手を馬鹿にしている感じがしますよね。
なので、へそで茶を沸かすを使う際には状況を考えないと相手を怒らせかねないです…。
ちなみに、英語表記だと、
- 「It would make a horse laugh.」(それは馬も笑うくらいだよ。)
- 「What a joke!」(冗談も大概にしてよ!)
などの表現になります。
一つ目の英語表現はへそで茶を沸かすのと同じくらい変なことという意味から馬も笑うくらい、と表現しています。
二つ目の英語表現は、へそで茶を沸かすの意味から取ってこの表現になりました。
「Want to go on a diet?What a joke!」(ダイエットしたいだって?へそが茶を沸かすよ!)などと使うことができますよ。
英語での表現も機会があればぜひ使ってみてくださいね!
次は最後に「へそで茶を沸かす」の類義語などについてご紹介します!
まとめ
最後に「へそで茶を沸かす」の類義語をご紹介しますね。
- 笑止千万
- 片腹痛い
- ちゃんちゃらおかしい
- 腹の皮が捩れる
どれも「馬鹿馬鹿しい」「笑わせるなよ」といった意味があります。
この類義語も褒め言葉ではなく、相手をあざ笑うような意味合いがあるので、使うときには注意しないといけませんね。
また、「へそで茶を沸かす」の類義語の中には「へそ」という漢字が使われているものもあります。
「臍(へそ)がくねる」「臍で笑う」「臍が宿替えする」「臍が茶を挽く」などこれら全ても「へそで茶を沸かす」と同じ意味です!
そして、「臍」という漢字は「へそ」だけでなく、「ほぞ」という読み方もあります。
「臍(ほぞ)を決める」「臍(ほぞ)を噛め」など「ほぞ」という読み方のことわざも沢山ありますよ。
同じ漢字一つでも読み方が違ったりまた異なることわざも沢山あるので、ひとつひとつの違いを知り、使い分ける事が重要ですね。
「へそで茶を沸かす」ぜひ活用してくださいね!
関連記事(一部広告含む)