突然ですが、あなたの座右の銘はなんですか?

進学や就職、面接の度に聞かれる質問のひとつになるくらい有名な言葉ですね。


座右の銘


当たり前に使い過ぎている言葉でも、あらためて意味や語源を考えると意外に知らないことって良くありますよね?

逆に詳しく知っていると普段の会話だけでなく、ビジネスシーンでも役立つことは多いですよ。

そこで今回は、「座右の銘」の意味や語源・使い方をわかりやすく紹介していきます

では、はじめは意味と読み方からスタートします。



座右の銘の意味・読み方!


  

「座右の銘」「ざゆうのめい」と読みます。

意味は、「常に自分の心に留めておいて、戒めや励ましとする言葉。」です。



言葉としての意味は、分かりました。

しかし、「座右」も「銘」も聞きなれない言葉のためか何のことか分かりませんね。

次の章で言葉の成り立ちを分かりやすく説明します!


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座右の銘の語源・由来とは?

結論から言うと、残念ながら「座右の銘」には語源らしい語源はありません

単語の意味からできている言葉なんです。


と、いうことで今回は「座右の銘」を単語ごとに区切って意味を掘り下げて説明していきますね。

言葉の成り立ちのお勉強ですよ(^-^)

まずは「座右」。

意味は読んで字のごとく、「右側に座る」なのですが、いったい「誰が」「誰の」右側に座るのでしょうか?

実は、「皇帝などが」自分の右手側の席に、「信頼できる補佐役」を座らせたことから出来た言葉です。

そこから転じて、「重要な。身のまわり。身近。」という意味になりました。


つぎは、「銘」です。

意味は、「金石・器物などに事物の来歴や人の功績を記したもの。」

なんだか、大切なものという雰囲気がしますよね。

昔、まだ「紙」が発明されていなかった時代、文字は金石・器物に刻んで残していたのです。

そこから、意味が転じて、「刻み込む。刻み込んだ言葉。」という意味で「座右の銘」では使われています。


では、ふたつの意味を合わせてみると、「常に自分の心に留めておいて、戒めや励ましとする言葉。」
と、無事に「座右の銘」の意味へとたどり着くことができましたね\(^o^)/


ちなみに、あなたは「座右の銘」は四字熟語や格言でないといけないと思っていませんか?

確かに、四字熟語や格言は戒めとする言葉が多いので「座右の銘」になりやすいですよね。

しかし、言葉の成り立ちを見てきても四字熟語や格言でないと「ダメ!」というルールは存在しません。

ですから、自分が作った言葉やアニメに出てきた言葉・芸能人の言葉なんかでも全然OKなんですよ!

大事なことは、自分にとって「戒めになる」「励ましになる」という言葉ですね。


次は例文を見ながらの「座右の銘」の使い方の紹介です。

一緒に見ていくことにしましょう(^-^)


座右の銘

座右の銘の使い方・例文!

早速ですが、例文を見ていくことにしましょう。

就職試験・入学試験などの面接よくある質問№1は「 座右の銘はなんですか?」という質問だと思う。

僕もそろそろ、考えておかないといけないかな。

私の座右の銘は「継続は力なり」です。

練習を続ければできることが増えるということはもちろんですが、継続する過程も力になると思っているので、この言葉を座右の銘にしています



「座右の銘」は、何ですか?
「座右の銘」は、〇〇です。

と、いう使い方がほとんどでしょうね。

というか、これ以外の使い方を見たことはありません(苦笑)

こちらは、意味をしっかりと覚えていれば間違えて使いようがない言葉ですね。


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まとめ

いかがでしたか?

「座右の銘」の意味や語源・使い方をみてきました。

「座右の銘」は英語で表現しても、よく耳にする言葉なんですよ。

motto

あなたも聞いたことありますよね^^

言われてみれば「ホントだ!」となるくらい、浸透していますよね。

日本語「モットー」といっても過言ではないくらいです!


さて、英語までもが有名な「座右の銘」に他にも類語は存在するのでしょうか?

そこは、語彙が豊富な日本語ですから、沢山ありますよ!

  • 心得: 常に心がけていなければならないこと。心構え。
  • 信条:堅く信じて守っている事柄。
  • 指針:参考となる基本的な方針。
  • 主義:人、団体や政府が主張や行動の指針にする原則や思想である。
  • スローガン:企業や団体の理念や、運動の目的を、簡潔に言い表した覚えやすい句・標語・モットーのこと。

聞けば「あっ、なるほど!」と思うものばかりだったんではないでしょうか。


「座右の銘」はまだ持っていないなぁ…。という、あなたのために「座右の銘」とされることの多い言葉を紹介しますね(#^.^#)

  • 一期一会:その出会いが生涯に一度限りであることを表し、人との出会いなどの機会を大切にすることのたとえ。
  • 笑う門には福来る:いつも笑いが絶えない明るい家庭には、幸運がやってくる。
  • 不言実行:文句などを言わず、黙って成すべきことを実行すること。
  • 継続は力なり:地道な努力を続けていけば、やがて積み重ねが力となっていくことのたとえ。



ちなみに、あの有名人は、こんな言葉を「座右の銘」にしているそうですよ。

  • 人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。一度生を得て、滅せぬ者のあるべきか(織田信長)
  • 毎朝、今日が生きている最後の日と思って行動せよ(スティーブ・ジョブズ)
  • 今が最悪の状態、と言える間は、まだ最悪の状態ではない(シェイクスピア)

あなたは、どんな言葉を「座右の銘」にしますか?

因みに私は「笑っていればなんとかなる!」です(*´▽`*)


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