先日、会社の同僚から「この間、コンサート行ってきたんだけど、女性のファンが多くて、登場した瞬間とか黄色い声が上がって、少し耳障りだった」という話を聞きました。


黄色い声


「ちょっとくらい大目にみてやれよ」と思って聞いていたのですが、「黄色い声」って具体的にはどんな声のことを指しているのでしょうか。そんなに耳障りな声のことだったっけ…

イメージ的には「高い声」という感じがします。実際のところ、気になりますね。そもそも、なぜ声を色で表現しているのでしょうか?


よく聞くのに正しい意味を知らない言葉って結構ありますよね。「黄色い声」もそんな言葉のひとつ!

そこで今回は、「黄色い声」について、意味や語源、使い方を紹介します!

さっそく一緒に見ていきましょう。



黄色い声の意味・使い方!


「黄色い声」は、「きいろいこえ」と読みます。

意味は、「女性や子どもの甲高い声」です。



「甲高い声」は、高音で耳に鋭く聞こえる声のことを言います。

よく小さな子どもが興奮したときに出す「キャー」というような大きな高い声のことですね。

女性も驚きや嬉しさなどの衝撃的なことがあるときに、甲高い叫び声をあげるときがあります。大好きなミュージシャンが登場したときなど。


でも、なぜ女性や子どもが出す甲高い声のことを「黄色い声」というのでしょうか?

黄色じゃなくてもいいような気がしますが…
その理由については、語源の章で説明しますね。


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黄色い声の語源・由来とは?

なぜ女性や子どもが発する甲高い声を「黄色い声」というようになった理由は、諸説あります。

一つ目は、お坊さんが唱えるお経からできたという説です。

現在では、お坊さんは一定の音の高さでお経を唱えているイメージがあると思います。

しかし、平安時代前まではお経を唱えるときに、声に高低をつけているものもあったようです。

このとき、一番高い音を表す色が黄色だったことから、甲高い声を「黄色い声」と表すようになったといわれています。



お坊さんのお経が語源になっているとは、驚きです。女性も子どもも関係ないとは。昔のお経は歌に近かったのかもしれませんね。

二つ目は、声を色で表していたという説です。

「声色(こわいろ)」という言葉を聞いたことがあると思います。

声色には、声の音色や調子を意味したり、役者や有名人のセリフ回しや声をまねるという意味があります。

このように声を色で表現することが江戸時代に流行りました。

実際に式亭三馬(しきていさんば)が書いた「浮世風呂(うきよぶろ)」の中で「黄色な声や白つ声で、湯の中を五色にするだろう」という文が残っています。

この時の「黄色い声」は、ただ事ではないときや耳障りなときに使う声を表現しています。



三つめは、「黄」の漢字が表す意味からできた説です。

「黄」という漢字の意味には、「子ども」を表す意味があります。

また、「明るい」「やや興奮した」という印象があり、ネガティブなイメージだと「危険」「注意」を表したりもします。

例えば、立ち入り禁止区域などは黄色と黒色の縞模様で表したりしますよね。

上記の事から、子どもの甲高い声を「黄色い声」と表現したあり、興奮したとき、危険な時に出す大きな高い声を「黄色い声」と表現するようになったといわれています。



黄色い声の語源は、こんなに説があるんですね!江戸時代だと、声を色で表現することが流行ったそうなので、ほかの色はどんな声を表現していたのか気になってきます。

ちなみに、ほかの色で表現した言葉で「白声(しらこえ・しらごえ)」というのがあります。意味は、力んで出す甲高い声です。


黄色い声

黄色い声の使い方・例文!

続いて、例文を確認しながら使い方を覚えていきましょう。

今日は待ちに待った、大好きなミュージシャンのコンサート。

このミュージシャンは、歌唱力もさることながら、ルックスも良いので今、若い子の間ですごく人気がある。今回のコンサートのチケットも入手するのが大変だった。

会場に着いたら、開演までずいぶん時間があるのにファンの女の子でいっぱいだ。

コンサートが始まってミュージシャンが登場すると、会場はファンの女の子たちの黄色い声でいっぱいになった



コンサート会場は、男女関係なく盛り上がりますよね。

女の子のファンが多いイケメンアーティストは、登場の瞬間は黄色い声が上がること間違いなしでしょう。

上記のように、女性が興奮して出す高い声は、黄色い声として表現できます。

続いて、次の例文も見ていきましょう。

7月に入り気温が高くなってきたので、近所の公園の水遊び場がついに解禁になった。

連日のように小さい子たちが遊びにやってきているようだ。

家の中にいても子どもたちの黄色い声が聞こえてくる



大きな公園だとプールまではいかないけれど、ちょっとした水遊び場があったりします。

休日とか大勢の子どもでごった返しになっていたり…

子どもって楽しくなってくると、高い声を出してはしゃぎだしますよね。そんなときの声も、黄色い声で表現できます。


ここで、黄色い声の類語も確認しておきましょう。

  • 金切り声(かなきりごえ):金属を切るときに出る音のように、高く張り上げた鋭い声。
  • キンキン声(きんきんごえ):音が高く鋭い声。

黄色い声は、嬉しくて興奮したときに出す、長めの「キャー」という感じがします。

金切り声やキンキン声は、怒ったときに出す鋭く高い声という印象がありますね。こちらにはあまり良いイメージがありません。

自分の感じた印象によって使い分けてみてください。


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まとめ

今回は「黄色い声」についてまとめてみました。

子ども・女性が発する甲高い声という意味でした。

黄色には、「明るい」、「子ども」などのイメージがあるので、嬉しい、楽しいなどポジティブな感情で高い声を出しているときに使う場面が多いと思います。

男性には、黄色い声って「うるさい、耳障り!」という印象があるかもしれませんね。

でも、夏とかに、夏フェスや、公園、プールで子どもや女性の黄色い声を聞く機会があったら、「黄色い声だ、テンション上がってるな~」と少し大目にみてあげてください(;´∀`)


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