どんなに頑張っても落ちない服の汚れ、困ったものですよね。
特に子供はすぐに汚しますから洗濯に手こずるママさんは多いのではないでしょうか?
あなたが「もう無理!」と諦めた後、ママ友に話をすると「それはこうすると落ちるよ!」と教えてくれました。
そんなに簡単にあのガンコな汚れが落ちるかのな?と思いつつダメ元でやってみると、なんとあっと言うまにキレイに!
あなたはつい「なるほど!こんな方法があったなんて、目から鱗が落ちるわ!」と叫んでしまうくらい感動(*^-^*)
さて、ここで登場した「目から鱗が落ちる」一体どんな意味がある言葉なのでしょう?
今回は目から鱗が落ちるの意味や語源、使い方について解説していきます!
目から鱗が落ちるの意味・読み方は?
ですが、これではちょっとピンと来ませんよね?
平たく言うと「へー!初めて知った!」なんですね。
しかし、ただ驚いた時に使うわけではありませんよ。
何年もずっとAだと思っていたけど、実はBだった!のように「何かに気づいたり、知った」そのようなニュアンスがあります。
少し分かりにくいですが、実際に語源と使い方を知るとわかりやすいと思います。
次はその語源の解説をしていきますよ!
目から鱗が落ちるの語源とは?
「目から鱗が落ちる」の語源について勉強していきましょう。
実はこの言葉、なんと元々はキリスト教の聖書から来た言葉なんですよ!
「新約聖書」の「使徒行伝(しとぎょうでん)」第9章18節が由来しています。
サウロという男性がいました。(後にパウロと名乗る)
彼は熱心なユダヤ教信者で、キリスト教を迫害していました。なんと、キリスト教信者を死刑にしたりしていたそうです。
ユダヤ教を信仰する彼にとっては、キリスト教は神への冒涜だったのですね。
ある時、ダマスコという地に向かっていたときのことです。
その時は逃げる信者を追って来ていたのですが、そこでサウロ一行はとても強い光に照らされます。
そして「サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか」というキリストの声を聞いたのです。
その光のせいなのか、サウロの目は見えなくなってしまい、三日間食事も取れませんでした。
そんなサウロの元にアナニヤという神の示しを受けたクリスチャンがやってきます。
アナニヤがサウロに手を当てると、「目から鱗のような物が落ちて目が見えるようになった」そうなんですね。
その体験こそがサウロにとっては「目から鱗が落ちる体験」だった、ということなんですね!
そしてそれが語源となって、「あることがきっかけで、迷いから覚めたり、急に物事の実態がわかるようになること、物事を理解すること」という意味で使われているんです!
「目が見えるようになった」→「物事を理解すること」に置き換えられますよ!
語源はまさかの聖書でした!外国のとても古いものが由来して、現代日本でも日本語としてほぼ同じ意味で使われているなんてすごいことですね!
では次に実際にどんな使い方が出来るのか、使い方を解説していきます!
目から鱗が落ちるの使い方・例文!
「目から鱗が落ちる」の使い方について勉強していきましょう!いくつか例文をあげてみますね。
3つの例文をあげてみました!
意味は「あることがきっかけで、迷いから覚めたり、急に物事の実態がわかるようになること、物事を理解すること」でしたよね!
とても簡単に言うと「へー!知らなかった!」というニュアンスですから、その人がそれを知って理解し、驚いている様子が伝わりますよね。
比較的に日常会話で使いやすい言葉ですよ。使う機会は多いと思います!
さいごに
最後に「目から鱗が落ちる」の類義語を紹介したいて終わりにしましょう。
- 「悟りを得る」
- 「頓悟する」
- 「覚醒する」
「さとりをえる」と読みます。意味は「心の迷いが解けて、真理を会得すること」などがあります。
「とんごする」と読みます。「仏語の一つで、長期の修行を経ないで、一足とびに悟りを開くこと」という意味があります。
悟りを得る、頓悟するは近い意味がありますね!
「かくせいする」と読みます。これには大きくわけて2つの意味があるんです。
1つ目は「目を覚ますこと、目が覚めること」もう1つは「迷いからさめ、過ちに気づくこと」という意味です。
今回は「目から鱗が落ちる」の意味、語源や使い方について説明してきました!どんな印象を持ちましたか?
日本語ですが、聖書が基になっていたなんてとても驚きでしたよね!
思いがけないような出来事や行動などを受けたときに使うことが出来ますね。
「目から鱗が落ちる」出来事は日常生活のなかでもたくさん訪れます。
使うチャンスは多々ありますので、是非使ってみてくださいね!
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