「ほら、案の定こうなっちゃったじゃない!」
お子さんが失敗してしまったときなどに、聞こえてきそうなセリフですね。
あなたは「案の定」の意味をうまく説明することはできますか?
もしかしたら「ねぇ、お母さん案の定ってなに?」とお子さんに質問されるかもしれませんよ。
実は私も子どもに質問されて困った経験があります(ー_ー;)
聞き覚えはあるけれども、詳しいことはわからない。
そんな言葉は、意外と多いものです。
「どんな意味?」「何でそういうの?」と聞かれたときに困らないためにも、今回は「案の定」の正しい意味や語源・使い方を紹介していきますね。
まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう。
案の定の意味・読み方!
「あんのてい」とは読みませんので、気を付けてくださいね。
意味を見ても、言葉とのつながりが見えてきませんね…
次の章で、言葉の成り立ちを見ていくことにしましょう。
案の定の語源・由来とは?
いきなり結論から言うと、「案の定」には語源はありません。
単語ごとの意味からできている言葉です。
と、いうわけで今回は単語ごとに区切ってお話していきますね(*´∀`*)
それでは「案」から。
「案」の意味は、
- 考え
- 計画
- 予想
です。
こちらの意味は、比較的簡単にわかりますよね。
「予算案」や「計画案」などで使われている言葉です。
続いて「定」です。
「定」の意味は、
- 一所に落ち着いて動かない。
- ある一つの形・位置。
- そうなると決まった事。間違いないこと。
などがあります。
今回ご紹介中の言葉、「案の定」の場合は、最後の意味が該当しますね。
では、ふたつの意味を合わせてみると・・・
「考えが間違いないこと」「予想が間違いないこと」となり、無事に「案の定」の意味へとたどり着くことができました(*´∀`*)
連なる意味が少ないので、言葉の成り立ちがわかりやすかったのではないでしょうか。
このような、形で成り立っている言葉は意外と多いんですよ。
ここまでで、「案の定」の意味を深く知ることができました。
次の章では使い方を紹介していきますね。
案の定の使い方・例文!
では早速、例文を見ながら「案の定」の使い方を見ていくことにしましょう。
「予想した通り」「思った通り」という意味で「案の定」を使っている例ですね。
この場合は自分が自分の予想していた結果に対して「案の定」を使っています。
「予想した通り」「思った通り」という意味で「案の定」を使っていますね。
先ほどと違い、こちらの例文では自分が自分以外の人に対して予想した結果に対して「案の定」を使っているところです。
こちらの例文も、「予想した通り」「思った通り」という意味で「案の定」を使っています。
しかし、ちょっと変わった使い方をしていますね。自分の行動を他人が予測し、他人が予測した結果がきっとこうだろうという形で「案の定」を使っています。
こんな使い方もできるんですね。
と、このように「案の定」を使います。
3つの例文を見ていただいてわかるように、「案の定」は、物事の結果が予想していたものと同じだった場合に使う言葉です。
「案の定」~だった。
「案の定」~した。
のように「案の定」の後には、過去形の言葉がくるということが特徴と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
「案の定」の意味や語源・使い方を紹介してきました。
「思った通り。」や「やっぱり」と置き換えることができるので、誤用していないか確認しやすい言葉でしたね。
「案の定」の類語としては、
- 狙い通り:意図された通り。
- 例によって例の如し:いつものとおりである。相変わらずのありさまである。
- ご多分に漏れず:多くの場合と同じように、他と同様に。
- 想定内:事前に予想した範囲の内に収まっていること。
- お約束:毎回繰り返される展開のパターンを指す。
などがあります。
英語だと、
- Just as expected(予想通りに)
- Just as I thought(思った通り)
- See(でしょ!)
などで、表現できますよ。
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