「一人だけ蚊帳の外みたいな顔をしていないで、ちゃんと会議に参加してください!」って、先輩に注意したところ・・・
「「蚊帳の外みたいな顔」ってどんな顔?」と質問され答えれなくて困りました。
こんな風に、なんとなく知っていて使わうけども、実は正しい意味を知らない言葉って結構ありますよね。
正しい意味を知っていたら、困ることもなかったのに(-_-;)
あなたも何気なく使った言葉が原因で、困ったり恥をかいた経験あるのではないでしょうか?
そこで今回は、「蚊帳の外」の意味や語源・使い方について紹介します!
同じような失敗をしない為にも、一緒に見ていきましょう。
蚊帳の外の意味・読み方!
簡単に言うと「輪」から外れてしまっている状態のことを言っているんですね。
しかし、なぜ「輪」から外れてしまうことを「蚊帳の外」と言うのでしょうか?
次の章で分かりやすく紹介しますね!
蚊帳の外の語源・由来とは?
「蚊帳の外」の語源はもちろん「蚊帳」に関係があります。
「蚊帳」とは、蚊などの害虫から人を守るための網のことで、部屋の四隅につって布団の周りを覆う道具のことです。
昔は、殺虫剤や防虫剤がなかっただけでなく、エアコンや扇風機などもなかったので、窓を開けて寝たりしていました。
網戸もありませんでしたから、蚊や害虫が家の中に入りたい放題(;´Д`)
そこで、この「蚊帳」をはって中に入り蚊や害虫から逃れていたのです。
蚊帳は細かい網でできているので、外からは蚊帳の中が良く見えません。
網で仕切られた独立した空間になっていますよね。
そこに、入ることを許されないということは…
仲間外れにされていると、感じてしまう。
そんなことから、仲間外れになることを「蚊帳の外」と呼ぶようになったのです。
つまり、「蚊帳」を物事の「輪」に見立てて、比喩しているんですね。
他の、
- 物事にかかわることができない位置にいること。
- 大事なことがわからない立場にいること。
は、「物事にかかわることができる位置」「大事なことがわかる位置」を「蚊帳の中」に例えているんですね。
蚊帳の外の使い方・例文!
例文を使いながら「蚊帳の外」の使い方を紹介していきますね。
こちらのふたつの例文では「蚊帳の外」は、「仲間はずれ」になってしまう。という意味で使われていますね。
こちらの例文は「物事にかかわることができない位置にいること。」という、使い方の例文ですね。
イベント会場にいることができないから、関わることができないんですね。
最後に「大事なことがわからない立場にいること。」を表す「蚊帳の外」の使い方の例文のご紹介です。
遠く離れた、時差もあるような場所にいるから 大切なことがわからない立場にいるという意味で、「蚊帳の外」を使った表現ですね。
冒頭での、「一人だけ蚊帳の外みたいな顔をしていないで」は「関係がない」という意味で「蚊帳の外」を使っています。
「輪」から外れているということは、つまり「関係がない」とも言い換えることができますので、こんな使い方もできるんですよ!
まとめ
いかがでしたか?
「蚊帳の外」の意味や語源・使い方を見てきました。
「蚊帳の外」は「仲間はずれ」を表す言葉でしたね。
他にも、こんな言葉で表すことができますよ。
- 村八分:仲間はずれにすること。
- 継子扱い:他のものと区別して、のけ者にすること。
- つんぼ浅敷:関係者でありながら情報や事情などを知らされないこと。
「関係がない」という意味だと、
- 関心がない:ある物事に特に心を引かれ、注意を向けることがない。
- 部外者:その機関・組織に関係のないこと。また属していない者。
- よそ者:他の土地から移って来た人。また、仲間でない人。
などが、類語になります。
英語だとこんな表現がありますよ。
・out of the picture
「状況を知らない。」「無関係である。」という意味の言葉です。
直訳すれば、「写真の外」ですね。
日本語では「蚊帳」、英語では「写真」の「外」でしたが、他の国も何かの「外」になるのでしょうか?
調べてみても面白いかもしれませんね。
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